先日、「北欧物語 15日間」より帰国致しました。
今回のツアーは、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、デンマークの4カ国を寝台列車や豪華客船、フェリーなど、さまざまな乗り物を駆使して回ります。弊社が取り扱っている数ある北欧ツアーの中でも、例年最も人気のあるツアーです。 特に、個人ではなかなか訪問することが難しい、ヨーロッパの最北端ノールカップの訪問は、本ツアー自慢の観光地となっています。
北欧諸国はまさに今、厳しい寒さの冬を終え、夏のベストシーズンを迎えています。北欧といえば、冬のオーロラ観測で有名ですが、この時期の魅力は、何と言っても「真夜中の太陽」です。
朝になれば日が昇り、夕方になれば日が沈む。こうした自然のサイクルを当たり前のこととして生活している私たちには、少し想像しにくいことですが、北欧、とりわけ北極圏以北では、この時期、真夜中になっても太陽が沈みません。この神秘的なまでの自然現象は、北の大地、北極圏に足を運んでこそ実感頂けます。
今回のツアーは、ヨーロッパ大陸の最北端、ノールカップで真夜中の太陽をご覧頂くことが最大の魅力。ノールカップは、ヨーロッパの大地が、北海へと消える北の果て、マーゲロイ島の最北に位置する岬です。北緯は71度10分21秒。札幌が北緯43度0分、東京が35度45分ですので、ノールカップがいかに地球の北に位置しているかお分かりいただけるでしょう。このノールカップでは、今年は5/11~7/31までの約3ヶ月弱、太陽の沈まない夜をお楽しみ頂けます。
ノールカップに向かうための拠点は、北部ノルウェーの重要な漁港、ホニングスボーグ。ノールカップ地方自治体の中心地となっている、人口2,800人の小さな町です。1954年にノールカップまでの34kmの道路が開通したおかげで、ノールカップ観光はかなり楽になりました。
それでも、さすがにここまで来ると、バスの車窓から見える景色はどんどん殺風景になります。森林限界を超えているため、木も緑もなく、生命観がまるでありません。灌木とツンドラ地帯が続き、時々トナカイが現れるだけの荒涼とした大地が広がるのみ。ところどころに点在する小さくカラフルな家々は、まるでおもちゃの置物ようで現実味がなく、とても人が住んでいるとは思えません。このままバスで走り続けると、やがて大地がプツンと切れて、地の果てに落ちてしまうのではないかという恐怖感さえ覚えてしまう、そんな地です。今でこそ、観光客で賑わいますが、かつては、先住民族サーメ人たちが生贄を捧げていたとされる神聖な地でもあります。
最近のコメント