2017年8月18日 (金)

大迫力!マサイマラにて、ヌーの命がけの川渡りに遭遇!

先日、「ケニア・タンザニアハイライト9日間」のツアーより帰国しました。
一番の目当ては、ヌーの川渡りを見ること。ヌーの大移動にあたるこの時期、ケニアのマサイマラ国立公園では、ヌーの大群が命がけでマラ川を渡る光景を見るチャンス!ドライバー達の話では、10日間滞在しても、なかなかその光景に遭遇することは難しいといいます。主に、夏をマサイマラで過ごすヌー達は、小雨季の始まる10月頃からマサイマラと国境を接する、タンザニアのセレンゲティ国立公園への移動を開始。徐々に南下していき、2月にはセレンゲティの南東部で出産シーズンを迎えます。そして雨季が終わる6月頃、セレンゲティで過ごした数万頭のヌー達は再び、マサイマラを目指し、北上していくのです。
野生動物の宝庫と言われるケニアの中で、大阪府とほぼ同じ面積で、且つ、最も個体数が多いといわれる、マサイマラ国立保護区。保護区内の快適なロッジに、ツアーでは3連泊します。チャンスは丸2日。1日目朝から、早速マラ川を目指します。ロッジからサファリをしながらマラ川へ行く途中、何度もヌーとシマウマの群れに遭遇。貴重な場面に遭遇できるかも!?と期待も膨らみます。そんな中、ようやくマラ川に到着!しかし川のまわりには、ヌーとシマウマが数頭いるだけ…渡る気配もまったくなし…ドライバーさんたちも、「昼を食べた後にもう一度来ようか・・」という会話が始まった時、少し遠くにヌーの大群を発見。なんと私たちの方に向かってきます。遠くに見えていると感じた群れはいつの間にか、マラ川のすぐそばに。臆病な性格であるヌーはマラ川の様子を伺い、川岸のあたりをうろうろ…なかなか渡ろうとしません。毎年、多くのヌーがナイルワニに捕食される、あるいは溺死するという情報を耳にしているので、頑張れ!とヌーの背中を後押しするように、自然と声が上がります。カメラを握りしめ、その瞬間を待ちます。そしてついに一頭が川に飛び込みました。その瞬間続くようにして、周りにいたヌー達が勢いよく飛び込み始めます。その光景に夢中でシャッターを切りながらも、大自然の厳しさ、素晴らしさ、人間の非力さ…いろいろな感情が混ざりあって、ただただぼーっとその光景を眺めていました。無線で頻繁にやりとりをし、私たちを良いポイントに連れてきてくれたドライバーさん達にも感謝です。この川渡りが見られた時のドライバーさんの得意げな顔は忘れられません。

アフリカ、ケニア、マサイマラ、サファリ

今回のヌーとシマウマたちは無事、渡りきる事に成功。何事もなかったかのように、再び草原を求めて、マラ川をあとにしていきました。ヌーの川渡り以外にも、たくさんの動物に出会うことができましたが、ヌーの川渡りを見た時の感動は、実際にその場に遭遇してみないと、なんとも説明しがたい、素晴らしいものでした。(荒川)

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2017年8月17日 (木)

高山植物と青空の四姑娘山を満喫!

先日、「四川航空・成都直行便で行く!中国のアルプス四姑娘山ハイキングと九寨溝・黄龍」のツアーより帰国致しました。

成都から四姑娘山までの道が正式に開通し、7時間かけて移動していたところを、4時間で通行することができるようになりました。
バスの移動時間が短くなったため、目いっぱい観光ができます。

四姑娘山

高山植物の季節ということもあり、この時期にしか見れないお花がたくさん咲いていました。
特に標高4487mの巴郎峠では、ポピーがたくさん咲いていて綺麗でした。
中でもイエローポピーが満開で、とても色鮮やか。標高が高いので少し息苦しさを感じながらも写真に夢中になってしまいます。
山頂まで登って行くと、ブルーポピーもちらほら。少しでも美しいポピーを探すのに目を凝らしていました。

四姑娘山は、南北35kmにわたる4つの峰で、大姑娘山(長女)、二姑娘山(次女)、三姑娘山(三女)、四姑娘山(四女)の総称で、
高さは長女は5038m、次女は5279m、三女は5664m、主峰の四女は6250mで一番高いです。
今回のツアーで訪れるハイキングコースは鍋荘坪、双溝橋、長坪溝の3つ。
最も美しく四姑娘山が見えたのは長坪溝でした。
降水量の多い7月は、高山植物の季節である一方、雲が多いため山々は雲の中に隠れてしまうことが多いのですが、なんと今回は雲一つない中でハイキングが出来ました。
真っ青な青空の中、真っ白な雪で覆われた美しい四姑娘山を見ながらのハイキングは最高です。
また、長坪溝は、木道でハイキングコースが整備されているので歩きやすく、靴が汚れる心配もありません。
山の中なので階段を上り降りするところはありますが、約3時間のハイキングはあっという間に終わってしまいました。

高山植物が印象的なのは鍋荘坪。
ここは、土や石のある山道を登っていくのですが、両脇に植物がたくさん咲いています。
山道を抜けると、視界が開け、突然お花畑が現れます。
トラノオやサクラソウ、ジンチョウゲなどを見ることができました。

今回は運よく、高山植物と青空の四姑娘山両方を見ることができ、大満足な11日間でした。

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2017年8月16日 (水)

一千年もの歴史!雅な世界観にうっとり。(京都、祇園祭)

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先日、「京都祇園祭、宵山・山鉾巡行と貴船の川床料理 3日間」の添乗より戻りました。毎年7月、ひと月に渡って神事、行事が行われる京都の祇園祭。中でも最大の見どころである山鉾巡行は、京都や関西方面にお住まいの方でなくともテレビのニュースなどで見かけたことがある方も多いはず。伝統に従い巡行は前祭り(さきまつり)、後祭り(あとまつり)の2回に分けて行われますが、今回は、巡行の3日前まで行われる「宵山」と「前祭り」をたっぷり楽しみました。

祇園祭の歴史は一千年以上も前、869年に全国的に疫病が流行した為、鉾を立て神輿を送って疫病退散を祈願したのが始まりとされています。時が経つにつれ、山鉾の数、そしてその装飾が豪華に付け加えられていきます。長い歴史の中では、応仁の乱や太平洋戦争などで祭りが中止されたり、火災の被害を受けた山鉾も数々ありましたが、その度に山鉾を有する町の人々の手によって祭りは継続されてきました。

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朝、余裕をもってホテルを出発し御池通りに設置された有料観覧席に到着!やがて、遠くから、お囃子が響いてきました。地元の方によると、その音は「コンチキチン」と聞こえるそうですが、私には言葉には言い表せられない、とても優雅な音色に聞こえました。一番鉾である、先頭の「長刀鉾」がゆっくりと進んできます。目の前に迫った時は、その美しい装飾、精緻な彫刻やエキゾチックな絨毯に目が釘付け。そして、よく見ると総勢20もの囃子方が乗る鉾の中央ではお稚児さんが舞っているではありませんか!今では、お稚児さんが乗るのはこの長刀鉾だけ。(人形の所もある)年毎に、選ばれたお稚児さんは神の代わりとして祭りの期間は様々な決め事があるそうです。大工方から囃子方、引手まで、沢山の人がこの日に向けてどれだけ準備してきたのだろうかと想像します。町によって、山鉾が異なるように、着物や持ち物、お囃子も異なります。そのような山鉾以外の違いも見ていると飽きません。

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こうして、最後の「大船鉾」まで、23基もの山鉾が2時間以上かけて通りゆく絢爛豪華な姿を目の当たりにし、暑さも忘れ夢中になって見入りました。京都府警の発表によると、今年は昨年より3万人多い22万人の人出だったそうです。ツアーでは観覧席で見学しましたので、混乱なく巡行を楽しむ事ができました。前日の夜は宵山で賑わう町を散策しました。ちょうちんに明かりが灯った山鉾も粋なものです。また、山鉾の周りや会所ではその町内の子供たちが粽などを声を張り上げて売っており祭りムードを盛り上げていました。日本三大祭りの一つであり、これ程の長い歴史を誇るこの大きな祭りが私たちの心を惹きつけるは、誇りを持って山鉾に携わる多くの地元の人々によって大切に受け継がれ支えられているからなのだと実感しました。(帯津)

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2017年8月15日 (火)

中央パンタナールで幻のジャガーに会いに!(ブラジル)

幻のジャガーを発見!
先日、「レンソイスの白砂漠と大湿原パンタナール、ジャガーサファリ、ギマラエス高原 14日間」のツアーより帰国しました。今や世界の絶景の常連でもある真っ白い砂漠にブルーのラグーンが点在するレンソイスや生命の楽園、パンタナール。知られざる場所として注目の“南米のへそ”、ギマラエス高原など、そこは日本の23倍のブラジル。掘り出せば?まだまだ出てくる魅力的な観光地の数々。そんな中で今回はユーラシア旅行社では既にお馴染みのパンタナールで新たなる観光が加わりました。その名も“ジャガーサファリ”!
パンタナールは言わずと知れた世界最大の湿原です。一年の中で変化するその水位の増減が沢山の種類の魚類を育み、その無数の魚たちが無数の鳥類を惹きつける“鳥の楽園”。そんな楽園に獰猛なジャガー!?
 
ジャガーは世界でもライオン、トラに次ぐ第三位の大きさをもつネコ科の動物。古くから先住民の間では神聖視されてきた彼らは正にアマゾンの王者!幻の動物とも言われ、その姿を目にすることは難しいとされているジャガーですが、北と南パンタナールの間にある人里離れた中央パンタナールの密林の川にここ数年出没。にわかに人気を集める知る人ぞ知るジャガーサファリですが、果たして出会うことが出来るのでしょうか?期待を胸にボートはいざ出発!
 
クイアバ川で早速ジャガー探し。他のボートの船頭さんとの無線でのやり取りも手伝い次々とジャガー目撃情報があり、にあっちへこっちへボートを飛ばす。するとアフリカのサファリでよく目にするライオンに群がるサファリカーさながら沢山のボートが目の前に見えてきました。そのボートの群れに期待が高まる!大きなカメラの先に目をやると、そこには一匹のジャガーが。座ってじっとこちらの様子を伺うジャガーとしばしにらめっこ。突然、立ち上がったと思ったらいきなり川に入り泳ぎだした。「えっ?ジャガーは泳げるの?」そう、ネコ科には珍しく泳ぎが得意なジャガーは水を怖がるどころか水の近くに生息することが多く、よってこのボートサファリが成り立つのです。
ボートサファリでジャガーに遭遇!
その後もゆっくり川岸を歩くジャガーや、カピバラを襲い、逃げるカピバラを追って川へ飛び込むジャガーなど野生の王国を生で見る事が出来、終始興奮のサファリ。幻のジャガーで終わらなくて良かった!と胸をなでおろしたものでした。
 
そして私は再びジャガーの地へ行ってまいります。ジャガー達よ、またひとつよろしく頼み?ますね。(岩間) 

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2017年8月10日 (木)

アラスカ、カトマイ国立公園で鮭を狙う!大迫力のグリズリーベア!!

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先日、「アラスカ三大国立公園 8日間」の旅より帰国致しました。
アラスカというと、オーロラやデナリ(マッキンリー)山がまず、思い浮かぶでしょうが、夏のアラスカと言えば!!何と言っても!鮭の遡上を狙うグリズリーベアを見に行く!に限ります!

ベアウォッチングの舞台は、アラスカ州南部に位置する「カトマイ国立公園」。 宿泊先のアンカレジから、飛行機で約1時間でキングサーモンという町の空港へ、そしてそこから水上飛行機にて約20分でカトマイ国立公園に到着します。

カトマイ国立公園の面積は、19.122平方キロメートルもあり、関東平野並の広大な広さです。 大部分は、自然保護区域に指定されていて、年間約6万8千人もの人々が訪れるそうです。公園内には14もの火山があり、国立公園の名は、カトマイ山(成層火山)に因んでいるそうです。 園内では、ベアウォッチング以外にも釣りや、ハイキング、トレッキング、キャンプ、カヤック等を楽しむ事も出来ます。

国立公園到着後は、いよいよお目当てのグリズリーベアを探しに出発! グリズリーベアは、アラスカ全土に生息しており、体重は雄で400㎏近くもあるものも!体色は金色か茶色が多く、稀に黒もいます。エサは、草や果物や小形哺乳類が主ですが、この時期は冬眠時期に向け、鮭をたっぷり食べ脂肪を蓄えるそうで、冬までには50~100㎏も増加するベアもいるというから驚きます。 歩き初めて数分後、ブルックス滝にて、早速大きな白色の体色のグリズリーベアを発見!まさか、こんなに早く遭遇できるとも思っていなかったのと、珍しい白色のグリズリーで、尚且つ、鮭を捕る為、立ち上がっている姿にびっくり!私達も大興奮で、シャッターを押すのも忘れてしまった程。最初から大サービスでした!

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その後、第一展望台にて5~6頭のベアを遠くに観察後、ランチを食べ、午後も引き続きベッチング三昧です。午後は見学ポイントを変え、更に奥のブルックス滝の第二展望台まで行きました。ここは、特に鮭の遡上も多い為、多くのグリズリーベアが見られるということで人気の高いポイントですが、ベアも常にいるわけではないので、期待と不安が入り混じりながら向かいました。すると、ここでも到着後直ぐに鮭を探しているベアを数頭確認できました。その後、又直ぐにファミリーを発見!!母親と子供が3頭の計4頭です! まずは、母親が遡上中の鮭を捕り、子供達に見せます。その後、子供達も鮭を捕りにかかるのですが、やはり、母親のようにはすぐには上手く捕る事が出来ず、捕りかけては逃げられの繰り返しです。そうこうしている内に、まずは3頭の子供の内のお兄さんが捕えました!そのお兄さんが獲得した鮭を、他の子供達も、横取りしようともするのですが、そこは、自分の餌は自分で捕れ!と言った様子でそう簡単には渡しません。そして、やっと2番目の子も獲得。残るは一番末の子だけです。何度も何度も失敗しては立ち向かう健気な姿が可愛らしく、私たちも応援していました。やっと捕えた時には、大勢の観光客から大歓声と共に、たくさんのシャッター音が鳴り響きました。一瞬でもスターになれた末っ子は、私達に自慢するかのように、観光客のいる展望台の下の岸に獲物を引き上げ、むしゃむしゃと貪るように戦利品の鮭を食べていました。その後、何度も鮭を捕える事に成功し、嬉しそうに食べる様子が微笑ましくもあり、感動もしました。 兄弟同士で捕った鮭を他の子と取り合いながら食べる姿や、喧嘩する姿や、じゃれあう姿や母親に甘えたりする姿等々。可愛らしい様子を存分に私達に披露してくれました。しかも、至近距離で見ることが出来たので、鮭を食べる音まで聞こえ、本当に迫力あるシーンを見る事ができました! 約一時間程いたグリズリーベアのファミリーも、さすがにお腹一杯になったようで、森の中へと消えて行ってしまいました。。きっと、この後は、森の中でお昼寝タイムでしょう!お昼寝の姿も見たい所でしたが、ここはそっとしておきましょう!(井手)

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2017年8月 9日 (水)

モンゴルの国民的祭典、ナーダム祭

先日、「モンゴル最大の祭り!ナーダム祭へ 8日間」のツアーより帰国致しました。

ナーダムは、もともと太古から家畜が多く乳を出す恵みの夏に行なわれてきた大地の神と祖先に捧げる氏族の祭りで、現在では毎年7月11日の革命記念日(1921年のこの日に中国から独立)に首都ウランバートルにて、国を挙げて相撲・競馬・弓射の3つの競技が行われる国民的祭典です。
今回私たちは上記の3つの競技のほかに、セントラルスタジアムで行われた開会式も見学致しました。まずは大統領の登場!実は今年大統領選挙が行われ、7月9日の決選投票の結果、元横綱朝青龍の支援も受けているバトトルガ氏が当選しました。その翌日(つまりナーダムの前日)、ウランバートル市内のチンギスハン広場にて大統領就任式が行われましたが、今回私たちはタイミング良くチンギスハン広場にいたため、その様子を見ることができました。

大統領就任式

話はナーダムに戻りますが、バトトルガ新大統領のあいさつの後、約2時間にわたり大スペクタクルショーが行われました。ショーの始まりはスタジアム四方でゲルの組み立てが行われましたが、僅か10人程でものの5分で完成!数日前、私たちもツーリストキャンプにてゲルの組み立て体験をした際には約1時間かかったにもかかわらず。

ゲル組み立て1

ゲル組み立て2

それから匈奴、モンゴル帝国(チンギスハン時代)、中国からの独立、現在、未来と歴史に沿って、何千人の演者さんと何百頭もの馬にて繰り広げられるショーの迫力に圧倒されました。

開会式1

開会式2

ショーの後、引き続き同会場で相撲競技が行われました。ちなみに横綱白鵬の父親ムンフバト氏はこのナーダムで5連覇を果たしたモンゴル相撲の大横綱とのこと。

モンゴル相撲

参加する力士はなんと500人以上!したがってすべての取り組みを見ることはできず、私たちは20分ほど見て会場を後にし、近くの会場で行われていた弓射を見てから、バスにて郊外へ移動し競馬会場へ。競馬と言っても日本のように競馬場があるわけではなく、大草原の中を何十キロも走るというレースで、騎手は何と子供!私たちはゴール付近の様子を見学しました。名誉(賞品?)のためか、1位から10位くらいまでゴール付近で調教師も今か今かと待っていますが、順位が下がってくると誰も待っていません。それでも騎手の子供たちは一生懸命!中には疲れ果てた馬を引っ張ってゴールする騎手も。まあ順位はどうであれ、今回何十キロという過酷なレースに参加した子供たちは、今後立派な大人に成長し、未来のモンゴルを背負っていくに違いないと、私は確信したのでありました。(斉藤信)

競馬1

競馬2

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2017年8月 8日 (火)

鮮やかな黄色に元気が出る!青海省とチベットの菜の花

先日、「チベット青海鉄道ハイライト8日間」のツアーより帰国致しました。7月は、菜の花のベストシーズンで、至る所で菜の花畑を目にしました。

まず、中国・青海省の名前の由来となった青海湖に向かう途中に、数々の大きな菜の花畑が広がっていました。飾りを付けたヤクや馬を連れている現地人、フェイスブックやインスタグラムに投稿すべく気合十分の若い観光客、中国ならではの賑わいを感じます。

青海湖の菜の花

見渡す限り広がる青海湖の大きさは、周囲360キロ、面積4500平方キロと中国最大で、日本一大きな琵琶湖の6倍もあります。地球上では、アメリカ合衆国のグレートソルト湖に次いで2番目に大きな内陸塩湖です。標高3,200メートルにある青い湖は、日本の暑い夏から一変、ひんやりと涼しさを感じました。
湖には、昔から魚が生息していますが、青海湖裸鯉と呼ばれる鯉は、現在中国国内の絶滅危惧種リストに入っており、2002年から稚魚の養殖をしています。今年は7月5日に、稚魚の放流がおこなわれました。また、現在魚は産卵期に入り、現地の人々が、河川内に引っかかってしまっている魚の救助活動をおこなっているそうです。また、ゴミ拾いなど自然を守る取り組みも積極的に行われています。そんな協力もあってか、青海湖の水質とその周辺の公園はとても綺麗でした。
天・風・火・水・地を表す5色の祈祷旗のタルチョが風に靡き、大きなロール状の経文が納められている仏具のマニ車が回転している様子を見ると、これからチベットに行くぞ~とわくわくしてきます。

青海省の観光を終え、青海チベット鉄道で青海省・西寧市からチベット・ラサ市を目指しました。この青海チベット鉄道でも車窓から菜の花畑を見ることができました。
まず、列車で朝を迎え車窓を見渡すと、そこは中国最後の秘境「ココシリ自然保護区」。西寧市の街から離れ、すっかり大自然の中です。ココシリ自然保護区は、ちょうどツアーが出発した頃にユネスコの世界自然遺産に登録されていました。酸素濃度は低地の半分という過酷なこの地で、チベットガゼルやチベット野ロバ、ヤクなどチベット特有の野生動物を見ることができます。しかし、ここに生息するチベットカモシカは絶滅の危機に瀕しており、密猟者と戦う山岳パトロール隊の姿が映画にもなっています。
ココシリ自然保護区を過ぎた後も、鉄道の最高地点タングラ峠(標高5,072メートル)やチベット屈指の聖山ニェンチェン・タンラ山脈(主峰7,162メートル)など壮大な自然を楽しめます。そして、標高が下がっていくうちに再び菜の花畑に入り、私たちを出迎えるかのように菜の花が咲き乱れていました。もう少しでラサに到着です。23時間を同じ客室で過ごした方々とこの最後の時間を楽しみました。

青海チベット鉄道からの菜の花

今回は、菜の花が咲き乱れる青海省とチベットのこの時期だけの姿を見ることができました。また、これらの綺麗な景色は、現地の人々の自然保護の心がけによって成り立っていることにも気付き、壮大な自然と現地の人々の姿を見て、私自身も生命力が湧き上がってきました。帰国してからも、元気が続き、身体がふわっと軽く感じました。(標高3,000メートル以上の地から帰ってきたからでしょうか。)やはり、チベットはパワースポットだと実感しました。(松本)

ノルブリンカ

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2017年8月 4日 (金)

18世紀からヨーロッパ人を中心に憧れの地として崇められてきたユングフラウを訪ねて(スイス)

先日、「氷河特急一等車 ヨーロッパ四大名峰とスイスアルプスを楽しむ 10日間 」のツアーより帰国しました。
今回スイスアルプスの中でユングフラウが一番綺麗に見えました。ユングフラウは、標高4158 m、ドイツ語で乙女という意味です。近くのメンヒ(4107 m)・アイガー(3970 m)とともに3つセットで、オーバーラント三山と呼ばれています。

ホテルのあるグリンデルワルドからヴェンゲルンアルプ鉄道に乗り、中間駅のクライネ・シャイデック駅でユングフラウヨッホ鉄道に乗り換え、展望台のあるユングフラウヨッホ駅に向かいます。

グリンデルワルド

ユングフラウヨッホ駅は、標高3454mにある駅で、ヨーロッパで最も標高が高い鉄道駅です。駅には「トップ・オブ・ヨーロッパ」という複合施設が併設されていて、展望台やパノラマシアターなどがあり、場所によっては人を観に来ているのではないかと思うほど世界中から観光客がたくさん来ていました。

ユングフラウ鉄道はスイスを代表する登山鉄道で、標高差は1393mあり、日本の最も急勾配の区間より、さらに3倍ほど急な傾斜を走るので驚きです。

鉄道の開通は多くの鉄道技師・登山家にとっての夢でした。
エッフェル塔の技師ケクランやスイスの有名鉄道技師ロッハーも、ユングフラウへ結ぶ登山鉄道の建設を夢見てきましたが、資金面・技術面と様々な問題があり、悲しいことに実現できませんでした。

そんな中アドルフ・グイヤー・ツェラーによるアイガーとメンヒの山中にトンネルを掘るという斬新な設計プランで、1896年鉄道の敷設工事が始まりました。
工事には莫大な費用がかかり、イタリアから100人の貧しい工夫が雇われ、驚くことに一つ一つ手作業で進められていったそうです。少ない給料が原因で工夫がストライキを起こしたり、途中事故により多くの工夫が命を落とすなどと工事は困難を極めましたが、工事開始から16年後の1912年2月21日に無事開通されました。
工事の苦労があったおかげで、今日私たちは富士山の標高に相当するユングフラウヨッホ駅に1時間足らずで簡単にいくことができるようになりました。 

ユングフラウヨッホ鉄道

そんな当時の人々の苦労を噛みしめながら電車に揺られること30分、ユングフラウヨッホ駅に到着しました。そこから100mを25秒ほどで上がる最新高速エレベーターで標高3571mにあるスフィンクス展望台まで一気に上がります。身動きが出来ない位、多くの人がエレベーターに乗っていて、早く展望台につかないかとそわそわしていました。

展望台に到着すると、思わずあっと声をあげてしまうほど、それはもう美しい!白銀の世界が広がっていました。また展望台の気温は10度ほどで、蒸し暑い日本から来た私たちにとってまるで異世界でした。この日はお天気が非常に良く、ユングフラウだけでなく、メンヒ・アイガーと麓から山頂までくっきりと綺麗に見えました。迫力あるユングフラウの山を観て、登山家たちが登頂に挑む気持ちがなんだか分かった気がします。いつか登頂に挑戦してみたいなと思いながらも、寒さも我慢できなくなって来たところで展望台を後にしました。(白井)

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2017年8月 3日 (木)

活かされ生き返る遺跡を体感するラヴェンナ野外オペラ(イタリア)

7/3発「ヴェローナ野外オペラとラヴェンナ音楽祭 10日間」の添乗に行って参りました。ミラノからヴェローナ、パルマ、ラヴェンナ、ヴェネツィアと北イタリアの主要な観光地を巡る日程で、ヴェローナにあるローマ時代の古代円形劇場で催されたオペラ鑑賞とラヴェンナでは指揮者リッカルト=ムーティーによるラヴェンナ音楽祭の鑑賞をしてきました。

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ロミオとジュリエットの舞台として有名なヴェローナは、ローマ時代からイタリアとドイツをつなぐ重要な街道沿いにある町として発展。その名残である、現在でもヴェローナの町の中心地に建つ古代円形劇場(アレーナ)が本来の目的である劇場として活かされた野外オペラ鑑賞は素晴らしい体験でした。

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夏の日差しがさすように強い日中を終え、太陽が西に沈むころ、まだ空は完全な暗闇ではなく、濃い黒を含ませた紺色の空の下、オペラ「アイーダ」が始まりました。古代円形劇場には屋根がなく、その背景となる空の色さえ舞台の一部。今回は舞台セットとして満月が準備されていましたが、エジプトが舞台のアイーダで本物の月(この日は三日月)が背景に現れたときは、円形劇場で劇をやるということは調整のきかない自然=空が舞台の一部として取り込まれ、自然状況によっては同じ内容でも印象が大きく変わるものなのだろうと思わされました。また観客のいる階段席から平土間脇の通路を駆け抜ける役者たち、半円舞台の後ろにある観客のいない階段席まで舞台として活用したことで、エジプトのピラミッドや砂丘、壮大な宮殿を彷彿させられました。

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かつては3万人(現在は約1万8千人)収容可能な平土間、階段席に観客が埋まる様子や古代劇場全体を舞台として繰り広げられたオペラに、ローマ時代の“遺跡”といえる古代円形劇場が2000年前に当然として使われてきた“劇場”として生き返った!と思わされたことも印象的でした。(高橋)

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2017年8月 2日 (水)

南チロル地方オーバーグルグルでのんびり山を愛でる(オーストリア)

先日ヨーロッパアルプスの懐深く 15日間のツアーから帰国しました。広大な山々に囲まれ、新鮮な空気で身も心もリフレッシュ!日本は毎日猛暑続きでしたが、ヨーロッパアルプスは高原地域が多いため爽やかな気候で、お天気にも恵まれました。
今回のツアーではヨーロッパアルプスのドロミテ、南チロル、バイエルン、エンガディン地方と山間の小さな町を巡って参りました。中でも南チロルはヨーロッパアルプスの懐深くというツアー名そのもので、エッツタール渓谷の最奥にある、オーバーグルグルの町まで参りました。なんとも不思議な名前の町でどんな町だろうと思いますが、3000メートル級の山々に囲まれた静かな町です。一番活気があるのはスキーシーズン冬ですが、夏もハイキングに世界中から観光客が訪れます。夏の間は冬ほど人は多くないため、ゆったりと山々を満喫できました。また、山を越え牧草を求め牛や羊が放牧にくるので、カラカラとカウベルの音が聞こえるほど。

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まずはオーバーグルグルから15分ほどのセルデンという町にある、ガイスラッハーコーゲル展望台へ。3048mの展望台ですが、ロープウェーが出ているため楽々展望台へアクセスできます。そして展望台では、3000m級の連山のパノラマが広がっていました。その連山には氷河もあり、そこで5000年前の世界最古の人のミイラが発見されています。またロープウェーと展望台にあるICEQという山小屋(レストラン)はジェームズ・ボンド主演の映画007「スペクター」にも登場しています。映画のロケ地らしくかなりモダンなつくりで他の展望台とは雰囲気が違います。

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次にオーバグルグルの町にある、ホーエムート展望台へ。ほとんどのツアーではここの展望台から出ハイキングでオーバーグルグルの麓の近くまで参りますが、今回のツアーは展望台にてのんびり自由時間でした。3000m以上の山に囲まれ、3つの氷河が近くで見れるホーエムート。静かに過ごすとどこからともなく氷河が溶けて流れる水のゴロゴロという音が聞こえます。この音がオーバーグルグルの町の名前の由来とも言われています。展望台の芝生の上に座り、じっくりと山を眺めるそんな山の過ごし方もいいなぁと思いました。

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オーバーグルグルや南チロル地方はまだまだ日本では知名度が高くないので、ゆったりとした滞在が魅力です。朝、カウベルの音で目覚め、朝日に染まる山々を見ながら新鮮な空気を深呼吸。素朴ですが、贅沢な時間を過ごせました。(杉林)

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