2017年12月15日 (金)

お釈迦様入滅の地、クシナガルへ

先日「インド八大仏跡巡りと三大仏教美術館 13日間」より帰国いたしました。

 仏陀の誕生・入滅・降臨まで、仏教聖地のなかでも「八大仏跡」と呼ばれる場所をすべて巡ってきました。お釈迦様の生まれたルンビニ、菩提樹のもとで悟りを開いたブダガヤ、初めて説法したサールナート、そして入滅の地クシナガル、この4箇所は「四大仏跡」として有名です。この4箇所と、仏陀の説法を聞くために沢山のお弟子さんたちが登った霊鷲山のあるラージギール、お釈迦様が説法する際に利用された祇園精舎のあるサヘト・マヘト、仏陀が最後の雨季を過ごしたとされるヴァイシャーリ、天界で3カ月を過ごした釈尊が再び地上に降りたった地と言われるサ―ンカーシャを加えた8箇所がその重要度から「八大仏跡」と呼ばれています。

 その中のひとつ、お釈迦様が入滅された地であるクシナガルについてご紹介いたします。

涅槃を直感したお釈迦様は、説法をしていたラージギールを出発し、最後の旅に出ました。旅の途中、鍛冶屋のチュンダがお釈迦様一行に料理を提供したところ、 激しい苦しみに見舞われたのです。しかし、お釈迦さまは、チュンダの責任ではなく、日常生活の中で病が生じただけだと悟り、チュンダが非難を浴びないよう、思いやりました。苦しみながらもクシナガルに向かい、着いた時には、すでに疲れ果てていました。お釈迦さまは沙羅双樹の間に北枕を用意させ、右脇を下に横になりました。そして大涅槃へと入られたのでした。お釈迦様の涅槃の時、時ならぬ花が咲き、花弁がお釈迦様の身体に降りかかったと言われています。

現在この地にはお釈迦様を記念して寺院が建てられています。寺院内にはお釈迦様の涅槃像があり、タイやスリランカなど多くの地からも訪れている仏教徒が巡礼に来ていました。

お釈迦様の涅槃像

 ツアーでは、お釈迦様が、最後に説法をされたケサリアストゥーパを訪れた後に向かいます。観光の時間はちょうど夕暮れ時で、夕日に照らされたニルヴァーナ寺院はとても美しく、より一層、神秘的に感じました。

ニルヴァーナ寺院

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2017年12月14日 (木)

バスクといえば美食だけ?(スペイン)

11月9発「現代アートの街ビルバオとスペイン・バスク周遊 9日間」の添乗に行って参りました。バスクは最近では非常に人気の旅行先になり、様々なメディアにも取り上げられ、耳にする機会が多くなりました。それでも『バスク』という単語だけを聞いて、どれだけ『バスク』の物事を思い浮かべますでしょうか?おそらく多くは〝美食”や〝ピンチョス”などのフレーズではないかと。
バスク地方のリゾート地サンセバスチャンの旧市街にある各バールには、スライスしたフランスパンに色鮮やかな食材を美しく見惚れてしまうように盛り付けられたピンチョスがカウンターに並びます。それにあわせてバスク地方で作られたワイン、チャコリ(バスクのスパークリングワイン)やリンゴ酒を楽しみます。一軒ではちょっと食べて次のお店へと数件巡るのがバスク流儀。それにより小さなバルが混んでいても人の回転が速く、かつ様々なお店の味や雰囲気を楽しめます。バールというと大人の行く店の印象が強いですが、行ってみると早い時間では子供を連れてきている家族の姿も。注文するドリンクはお酒でなくとも、コーヒーやカプチーノもあります。デザートもあるので子供はピンチョスに甘いケーキを食したりしていました。またお値段も非常にお安く、ワインなど一杯2-3ユーロ、ピンチョスも同様。3~4軒巡り、ちょこちょこ食べ飲みでお腹いっぱいになりました。立ち飲みのカウンターだけのバールもあれば、テーブル席もあるバールもあるので、お店によってはゆっくり席に座って食すこともでき、ピンチョスではなく注文されてから作る暖かい料理も食べることができます。

サンセバスチャンのバルカウンターに並ぶピンチョス

このような美食の印象が強いバスクですが、バスクにはもっと興味深いバスクならではの物事があります。そもそもバスク地方は北スペインのビスケー湾に面していますが、海岸から30~1時間内陸に走れば、山と丘陵地帯になり、緑の牧草地が斜面を覆い、そこに羊や牛が放牧されています。それゆえにバスク地方は海の幸と山の幸と両方の美味しい食材が手に入るのも美食につながっています。そこから話を膨らませると、山バスクでは羊の羊毛から作られた帽子を男性が着用していますが、それは私たちもご存じのベレー帽です。ベレー帽はバスク発祥で、いまでもバスク地方の街を歩くと、素敵なオジサマが格好よくベレー帽をかぶっています。海バスクでは当然猟師や船乗りにつながります。世界史の教科書で世界一周航海を成し遂げた人物としてマゼランが載っています。しかし実際には彼は航海の半ばでセブ島で亡くなり、彼の後に戦艦を率いてスペインに戻った際の船長がバスク人エルカーノだったということはあまり知られていない驚きの事実。その他には日本にキリスト教を布教しにきたフランシスコ・ザビエルもバスク人です。画家ゴヤの生まれはアラゴン州サラゴサ近郊ですが、父親はバスク人。スペイン内戦時には世界各地にバスク人が移住しましたが、サッカー前日本代表監督を務めたアギーレ監督の両親は、メキシコに移住したバスク人です。

バスク版サンタはオレンツェロ

このように『バスク』を掘り下げていくと、実は私たちの身近にバスクが存在していることに気づかされます。さらにバスクは独自の文化や伝統があります。美食だけではないバスクならではの歴史、芸術、文化などもバスクの魅力です。
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2017年12月13日 (水)

 「トリュフ料理に舌鼓を打つ!!(クロアチア)」

先日、「スロベニアのユリアンアルプスとクロアチアの美しき町々を訪ねて 12日間」のツアーより帰国しました。現地は、丁度美しい黄葉に彩られていました。
スロベニア・クロアチアはかつてから、イタリアやフランス、オーストリアやオスマントルコ等、多くの国に支配されてきた歴史がある為、食文化も様々な国の食が混じり合っています。特に、クロアチアのイストラ半島は、 地理的・歴史的にイタリアの食文化の影響を強く受けており、ワインやプロシュート(燻製しない生ハム)、オリーブオイル、チーズ、トリュフ等の製造が盛んです。

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昨日のブログでもイタリアピエモンテのアルバのトリュフをご紹介しておりましたが、クロアチアのイストラ半島のトリュフも負けてはおりません!知る人ぞ知る産地であり、シーズンになると、世界中から多くの人々がトリュフ料理を食べに訪れると言う程、世界有数のトリュフの産地として名高いのです。世界三大珍味の一つであるトリュフの色は、黒、白、茶があり、白は最も高価とされています。トリュフのシーズンである10月~1月頃になると、トリュフハンター達は、特別に訓練されたトリュフ犬を連れ森へと入り、地中約30センチ位の奥深くにあるトリュフを探し求めるのです。ツアーでは、採れたてのトリュフをたっぷり使った、「トリュフのパスタ」を頂きます。トリュフのパスタが運ばれてくると、香ばしいトリュフの香りがふわっと漂い、嗅覚が刺激され食欲が掻き立てられます。濃厚なクリームソースとふんだんにかけられたトリュフの絶妙な味が広がり、想像以上の味わいで期待を裏切りません。トリュフの芳醇な薫りに包まれながら食べる幸せな時間。。。食には、非常に嗅覚も重要であるということを、改めて実感しました。トリュフは生以外にも、オイルやペースト状等、色々加工されて市場に出てもいるので、気軽にいつでもトリュフの風味を楽しみたい場合にはお勧めです!因みに、ギネス世界記録に認定されている世界一大きなトリュフというのは、クロアチアのイストラ半島の物だそうです!トリュフ以外にも、自家製のプロシュートやオリーブ、チーズ等、旬の地の物を手間暇かけて作られた物ばかりです。これらに、地元産のワインと共に頂けば、更に美味しさが増すのではないでしょうか。 クロアチアはアドリア海に面している為、山の物以外にも新鮮な海の幸も豊富なので、何処に行っても美味しい物と巡り合えるでしょう!!(井手)

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2017年12月12日 (火)

トリュフ市は大賑わい!美食のピエモンテ州への旅(イタリア/トリノ)

先日、ビジネスクラスで行く、栄光のジェノヴァとトリノの休日より戻りました!
北イタリアは美食の町々が点在する地域ですが、例えばパルマと言えば、パルメザンチーズ、ジェノベーゼパスタはジェノヴァ、チョコレート、トリュフが有名なトリノ。これら舌鼓を鳴らす料理が自慢の町を、9日間でゆったり巡る贅沢ツアーに行って来ました。
美味しいものには目がない私が、もっとも楽しみにしていたのは、なんといってもこの時期に収穫を迎えるトリュフ!キャビア、フォアグラに並ぶ世界三大珍味の一つです。
ツアー中でも、11月発のツアーではトリュフ料理が用意されますが、今回はトリュフのパスタを食べました!
 
トリュフパスタ
トリュフは香りが強いので、オリーブ油とバターを絡めたシンプルなパスタに乗せるだけで、絶品の一品になります。
口に入れた瞬間、トリュフの香りが広がり、バターの甘みと絡んで何とも言葉に出来ない程、とても美味しかったです。
アルバと言う町では、10月上旬から11月の下旬にかけてトリュフ市場が開催され、大勢の人で賑わっています。

トリュフ市の様子


トリュフ市の為に特設された会場内に入ると、ふわりとトリュフの美味しそうな香りが漂っていました。トリュフの品々を扱うお店がいくつも出店しており、トリュフその物だけではなく、トリュフのオリーブオイル、トリュフチーズ、トリュフブレッド、トリュフチョコ、地元で製造しているパスタやワインもありました。
気軽に試食もさせてくれるのも嬉しいポイントです。
お気に入りの製品に出会ったら即お買い上げ!
私はトリュフを交ぜてつくられた、パルメザンチーズとオリーブオイルを衝動買いしました。
他の国では、鼻を聴かせて豚がトリュフを収穫するそうですが、イタリアでは犬がその役割を担います。
自分のご自慢の愛犬と一緒に、トリュフを探している最中の写真を飾りながら、採れたてのそれらを販売している農家の方々もいました。
トリュフは高値で売買されるので、思わずここ掘れワンワンと宝を探し当ててくれる花咲か爺さんの物語を思い出してしまいました。(笑)
ちなみに、今年の最高値で取引された白トリュフは何と880グラムで990万というので驚きです。堤

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2017年12月 8日 (金)

太古の大自然、オーストラリア・ブルーマウンテンズ国立公園

先日、「オーストラリア物語14日間」のツアーより帰国しました。日本の国土の約20倍もの面積を持ち、広大な大地に広がる大自然が魅力的なオーストラリア。日本と東経があまり変わらない為、時差も最大で2時間ほど。何となく近いように感じますが、南半球に位置しているため季節は真逆。出発時は、そろそろ冬物を出そうかなという時期だったのに、初日に到着したケアンズは初夏とはいえど30℃越え!暑さが苦手な私にとってはつらいスタートでしたが、オーストラリアの固有種の花やコアラ、カンガルーなどの可愛らしい動物とも触れ合うことができ、とても癒されました。

ボノロング野生動物公園

今回のツアーでは14日間の長い期間を生かして、オーストラリア本土だけでなくタスマニア島まで足を延ばしました。特に印象に残ったのは、シドニーから西へ80kmほど離れたところにあるブルー・マウンテンズ国立公園。公園面積は約26万7,900ヘクタールあり、約3億万年前にできた堆積岩の層が地殻変動により形成されたものが、後に浸食されて出来上がった壮大な景色が広がる国立公園です。
ブルー・マウンテンズという名称は、一面に広がるユーカリの森林から発生する霧状の油分が太陽に反射して、まるで青く霞んでように見えることに由来します。名前の通り、公園内に入ると青みがかかり、カメラのフィルター加工をしたような風景でした。有名なのはスリー・シスターズと呼ばれる奇岩。アボリジニの伝説で、村の美しい3姉妹が、他の種族の3兄弟に恋をしてしますが、掟によって位禁じられた結婚だったため、逃げ出そうとして村の長老に岩に変えられてしまったといわれています。

スリー・シスターズ

国立公園内では、シーニックレイルウェイと呼ばれるトロッコもあります。トロッコと言っても見た目はジェットコースターのようで、かつては石炭を運ぶために使われていたものを現在は観光用に姿を変えています。インディジョーンズのテーマ曲とともにいざ冒険に出発!催行傾斜52度を高速で岩と岩の間をすり抜けていくのでスリル満点!アトラクション気分も1分ほどですぐ到着してしまうので、写真も一瞬です。今だ!と言わんばかりの勢いでシャッターチャンスを狙います。トロッコのほかにオーストラリア国内で最も勾配の激しいシーニックケーブルウェイにも乗車しました。眼下に広がるユーカリの森林や渓谷の風景を目に焼き付けながら後にしました。

その後、シドニー市内へ戻り、地上250mの高さを誇り、シドニーで最も高い位置にあるシドニータワーの展望レストランで昼食ビュッフェを堪能しました。オペラハウスやハーバーブリッジなど市内を360°見渡しながらの食事は、旅の締めくくりにふさわしく、胃も心も満たされるひと時となりました。
オーストラリアと言えば有名なのがエアーズロックですが、先月、2019年10月26日から登山禁止が正式に発表されました。現地の方にとっては、アボリジニの聖地として祀られている神聖な場所な為、嬉しいニュースだったようですが、登山中止は我々観光客には大きなショックを与えました。しかし、一度では見尽くせないほどの大自然大国、オーストラリア。まだまだ秘めた自然があると思うと、冒険心がくすぐられる魅惑の一国だなと感じました。(西澤)
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2017年12月 7日 (木)

ポサーダでゆったり貴族気分の旅(ポルトガル)

先日、「ポルトガル、ゆったりポサーダ紀行12日間」の添乗より帰国しました。
ポルトガルの街は、リスボンで遊び、ポルトで働き、コインブラで学び、ブラガで祈ると例えられます。今回の旅では、この4つのポルトガルを代表する街はもちろん、あまり知られていない小さな街にも行き、じっくりポルトガルを堪能してきました。
さて今回のツアータイトルにもなっているポサーダ。ポサーダとは元々はお城や貴族の館、修道院として使われていた建物を改装した国営のホテルのことです。スペインでいうパラドールにあたるものになります。建物自体は歴史あるものですが、設備は新しくなっているので、ご安心下さい。
今回はエストレモス、コインブラ、ヴィアナ・ド・カステロと3つの街のポサーダに宿泊しました。

まず、リスボンからずっと東に行ったスペインに近いエストレモスという街でのポサーダ。ここはかつてドン・ジョアン王が妃イザベルと暮らしたこともあるお城。ポルトガル名物の青い絵の描かれたタイル、アズレージョで飾られた長い廊下を進み部屋へ。中に入ると、天蓋付きベッド、絵画、きれいに装飾された大きな鏡。お姫様気分で優雅な宿泊を楽しむことができました。

次にコインブラからすぐのコンデイシャ・ア・ノーヴァのポサーダ。ここは元々、貴族の館として使われた所。こぢんまりとしたホテルで貸し切りの別荘のような雰囲気。このポサーダ専属のアズレージョ職人が絵付けをしているところも見られました。

そして、一番印象に残っているのが、ヴィアナ・ド・カステロのポサーダ。ここは元から貴族のホテルとして使われていたサンタ・ルジア山という山の上に立つポサーダ。このポサーダの素晴らしさは、なんと言っても景色。山の中腹に建つ石造りの白っぽい教会、サンタ・ルジア教会がロビーからきれいに見えます。窓枠に、山の木々と白い教会、青い空がきれいに収まり絵画のようです。

ポサーダから見えるサンタルジア教会

今回は天気にも恵まれ、早朝には朝もやの中に浮かぶ教会、そして夕暮れ時にはオレンジ色に染まる教会と幻想的な景色にも出会えました。
ポルトガルにはまだまだたくさんのポサーダがあります。次回は他のポサーダも見てみたいという思いに後ろ髪を引かれつつ、帰路へとつきました。
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2017年12月 6日 (水)

ユニークな“泥人間の踊り”(パプアニューギニア)

パプアニューギニアの泥人間

先日、「パプアニューギニア大周遊8日間」のツアーから帰国致しました。今回のツアーはタイトル通り、パプアニューギニアの代表的な観光地であるラバウルの戦跡をはじめ、アロタウ、民族色の強いゴロカをじっくりと周遊する旅です。

中でも一番印象的だったのが、“泥人間の踊り”。パプアニューギニアといえば、800を超える部族が存在し、各部族で違ったシンシンと呼ばれる民族舞踊があることで有名です。その一つ、ゴロカ近郊、アサロ渓谷の部族が踊るのが、“泥人間の踊り”。名前の通り、体中に泥を塗って、泥の仮面を被って踊ります。見た目からかなりユニークなこの踊り。昔、戦いに弱かった部族が、敵の部族から逃げていた際、沼地で転んでしまい、全身に泥をかぶってしまいました。すると、敵の部族が泥で白くなった姿を見て、亡霊だと思い、恐れて逃げてしまいました。これに味を占めて、自ら体に泥を塗るようになったのが、由来と言われています。

実際どのような踊りなのかとわくわくして待っていると、茂みから泥人間が登場し、ゆっくりと近づいてきます。いくら待てども、のそりのそりと歩くだけ…。まるでスローモーションかのよう。そう!これが泥人間の踊りなのです!彼達は、前述のとおり、亡霊になりきっている為、激しい踊りは一切なし!いかに恐ろしげに這いよれるかが重要なのです。しかし、なぜか可愛く見えてしまうのは、私だけでしょうか…。仮面の顔がどう見てもチャーミング。

この踊りを見て驚いたことは2つ。1つ目は、泥人間が手に持っている葉っぱの意味。亡霊になりきる為の工夫?部族のシンボル?様々な意見が飛び交いました。答えは…虫よけ。亡霊も踊りも関係ないじゃない!よく見ると、手に持った葉っぱを顔の前で振るしぐさをしていました。確かに、ゆっくり動いていると、ハエや蚊がとまってしまいますよね。2つ目は、泥人間の仮面について。踊りが終わると、仮面を被らせてもらえました。驚いたのが、その重さ。大きな陶器の壺を被っている感覚。とにかく重い!この仮面を被ってしまっては、ゆっくりとしか動けないなと納得しました。

不気味なようで、可愛らしい…ユニークな泥人間の踊りに思わず笑みがこぼれてしまいました。(五島)

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2017年12月 5日 (火)

「星の王子さま」では恐怖の木!?不思議な巨木バオバブは存在感抜群!(マダガスカル)

バオバブの並木道


  先日、「マダガスカル、絶景ツィンギーハイキングとバオバブの里ムルンダヴァ 10日間」のツアーから帰国しました。マダガスカルは太古の昔、大陸から分裂して孤立した島国となり、動植物も独自の進化を遂げたため、現在でも野生生物種の90%以上が固有種という貴重な生態系を持っています。日本では白と黒の縞々のしっぽが特徴的なワオキツネザル、地上を2足歩行で横っ飛びジャンプするベローシファカ、童謡でも知られるアイアイが有名ですが、最もよく知られているのは上下が逆さまになったような不思議な巨木バオバブではないでしょうか。

 伝説では、地球で最初の木であったバオバブは後に登場したヤシの木のように背が高く、イチジクのように果実を実らせたいと望み、それを実現させた我が儘さに神様が怒り、根を引っこ抜いて逆さまに地面に突き刺したため今のような姿になったといわれています。バオバブを一躍有名にさせたサン・テグジュペリ作の小説「星の王子さま」では、星を破壊する暴れん坊といった悪いイメージですが、地元の人にとっては信仰の対象として神聖な木でもあります。
 一口にバオバブと言っても形は様々。諸説ありますが、バオバブはアフリカ本土やオーストラリアを含めて全世界に10種あり、その内8種はマダガスカルの固有種です。群生地は決まっており、今回のツアーで訪れたムルンダヴァ付近で見られたのは3種でした。天に向かってまっすぐ伸びるスタンダードな「グランディディエリ」、少し浅黒い「ザー」、とっくり型の「フニィ」です。バオバブの中身は藁のような繊維質で年輪がない為、樹齢ははっきりと分かりませんが、この辺りで一番大きいのは樹齢700年ほどで、「聖なるバオバブ」として柵で囲われ祀られていました。
 一つの根元から2本のバオバブが仲良く生えている「双子のバオバブ」や2本の幹が絡み合い恋人同士のような「愛し合うバオバブ」など様々なバオバブスポットがありますが、「バオバブの並木道」がやはり一番のハイライトです。1本1本が巨大で存在感抜群のバオバブが小道に並ぶ姿は圧巻。今回は夕陽鑑賞のために少し長く滞在しました。各々ベストスポットを探しに散歩したり、露店に並ぶバオバブのミニチュアオブジェを吟味したり、カメレオンを連れて商売する子どもたちに声をかけられたり。バオバブの実も売っていましたが、お客様が話の種にと購入され、おすそ分けして頂いたので試食しました。中は種が多く、白い実の部分は少ししかありませんが、酸味があり、栗のような味がして案外おいしかったです。そうこうしているうちに日が暮れていきます。日が沈むにつれ、バオバブがだんだんとシルエット化していく様は神秘的。まさに絵になる光景で、一日ガタガタの悪路を4WDで突き進んできた疲れも吹き飛びます。太陽が沈み切ると名残惜しくもお別れの時間。再び4WDに乗り込み、どんどん小さくなっていくバオバブに後ろ髪を惹かれつつ、ホテルへと向かいました。(日裏)


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2017年12月 1日 (金)

モンタルチーノでつぐみ祭!(イタリア)

先日、「華麗なるイタリア紀行 イタリア・ルネサンス芸術と古都を巡る11日間」より帰国しました。このツアーはミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマと主要都市を回る王道コースですが、それだけではなく途中の街、ラヴェンナやサン・ジミニャーノ、シエナ、アッシジなども丁寧に巡るため、イタリア初心者からイタリアリピーターまでご一緒した皆様がお楽しみ頂けていたのではないかと思います。そんな今回のツアーではさらにプラスしてモンタルチーノの街へ訪れ年に1度の“つぐみ祭”を堪能してきました!

つぐみ祭は毎年10月の最後の金土日と3日間にかけて行われます。このお祭りが開催されるようになったのは50年ほど前とまだまだ新しいのですが、中世の頃から狩りの成功を祈って行われてきた伝統的な慣わしをモチーフにしたものです。中世の時代、男たちが獲物をどっさり抱えて狩りから帰ると村では女・子供がごちそうと赤ワインを準備して待っており、宴が繰り広げられます。中世の時代から良く食べられていたのがつぐみ鳥の焼き鳥です。当日も町の広場にはつぐみの焼き鳥の屋台をはじめ豆のスープやホットドッグなどが売られていました。これが祭りの名前の由来にもなっています。

このお祭り、とっても素朴なのです。お祭りのハイライトは町のメインストリートを中世の衣装に身を包んだ地元民が行進するパレードです。農民風の衣装もあれば、貴族のような華やかな衣装も。これは、狩りの成功を狩人・農民だけではなく街に住む貴族・商人みんなで喜んだことに由来しているそう。

つぐみ祭

つぐみ祭


モンタルチーノと聞いてピンとくる方は少ないかと思いますが、ワイン愛好家の方でしたらきっとイタリアが世界に誇る赤ワイン、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノをご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。繊細かつ優雅な香りでイタリアワインの女王とまで呼ばれるこのワイン。パレードが催されるメインストリート沿いにはワイン屋さんがずらり。パレードを鑑賞しながら赤ワインをお楽しみになるお客様もいらっしゃいました。これも小さな町の素朴なお祭りならでは。大混雑必至の有名なお祭りでは赤ワインなんて飲んでたら人にぶつかりシミを作ってしまいますものね。

 

パレートは20分程で終わってしまいますがその後もワインをたしなんだり、町自慢のはちみつを試食してみたりとゆっくり、のんび~りと過ごしました。そしてこの時期ならではの見事な黄葉まで!素朴でそれでいて贅沢な時間を過ごすことが出来ました。(岡山)

 

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2017年11月30日 (木)

特別開帳が目白押し!八十八面観音巡礼(奈良)

 先日、奈良県の八十八面観音を巡礼するツアーに行ってきました。「八十八面観音」と聞いて首をかしげる方もいらっしゃるかもしれませんが、これはあらゆる方角を向いて私たちを厄災から守って下さる十一面観音を八体巡り、その八十八面のお顔を拝むことを意味します。「子供の十三歳・女性の三十三歳・男性の四十二歳」の厄年の合計八十八歳と同数になることから、八十八面観音巡礼をすることで、人生における全ての厄災から救われるとして信仰を集めているのです。

西大寺にて

 ところで古くから信仰されてきた観音様とは、どのような存在なのでしょうか?まず仏様を大まかに分類すると、「如来」・「菩薩」・「明王」・「天」の4グループに分けられます。「如来」は悟りを開いた方、「菩薩」は如来を目指して修行しながら人々を救う存在、「明王」は如来の変化身で悪い道に進みがちな人間の行動や心を抑制する存在、「天」とは神様のことで仏法を守護する役目を持っています。
 私たちが観音様と呼んでいるのは、「(観音)菩薩」のことで、十一面観音はその変化身のひとつです。苦しんでいる人を見つけられるよう頭の上に十一の顔があり、あらゆる方角を見守っていて修羅道でもがく者を苦しみから救って下さるのです。
 今回の旅で拝んだ中で、私が最も感激したのは聖林寺の国宝の十一面観音立像でした。なんといっても素晴らしいのは木心乾漆造の像にもかかわらず、全く固さが感じられずまるで本物の布のような天衣、しなやかな手の動き。アメリカ人の東洋美術史家フェノロサが「東洋のヴィーナス」と絶賛したというのも納得です。また、十一面観音はふくよかな女性をイメージさせる(菩薩には男女という性別はありません)像が多い中で、切れ長の目で正面を正視し、人々を導くような凛々しさがあるように私には感じられました。

聖林寺

 
 もしかしたら「仏像はどれも似ていて区別が難しい…」と思う方もいらっしゃるでしょう。私も以前はそうでした。ですが、仏像は服装や持ち物、顔の表情等それぞれに違いがあるので、一度特徴を覚えればその魅力にはまること間違いなし!普段は見ることができない秘仏が、一気に特別開帳される秋の奈良。来年はどこのお寺を見ようかな?と今から楽しみになりました。(坂田)

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