2006年1月10日 (火)

躍動感溢れる交通事情~ベトナム~

060110 年末年始にベトナムへ行って参りました。日本の寒さから逃れて夏の国へ。中部から北部は、まだ雨季の気配で雨がちらつくこともありましたが、気温は25度前後で、とても観光しやすい季節でした。現地の人々にとってはものすごく寒い季節だそうで、ジャンパーを着込み、厚着をしている姿を横目に見ながら、私達は半袖で旅をして参りました。ハノイからホーチミンまで駆けめぐるこのツアーは、みどころ満載でしたが、とくに印象に残ったのが、あの交通事情です。道路を埋め尽くさんばかりのバイク、バイク、バイク。市内はノーヘルが許されているそうで(理由は暑いからとか)、帽子、サングラス、マスク、脇まである手袋(女性のみ)の完全装備のライダーが縦横無尽に走り回っています。2人乗りまでは法律で許されているそうですが、3人乗り、4人乗りは当たり前。ベトナムのファミリーカーと言えば、バイクなのです。時には、バイクでタンスなどの家具類を運んでいたり、仕入れの品物をバイクと体にびっしりくくりつけて走っていたり(例えばハムなど)、大型バスから眺めるベトナムの交通事情はとても面白いです。

ベトナムのバイクは175ccが最大で、ホンダ、ヤマハなどが大人気。関税が非常に高く、なんと新車で最新のものは80万円もするとか!それでも、学校を卒業した若者は借金をしながらドリーム・バイクを手に入れるために一生懸命働きます。若者のデートの移動手段も、もちろんバイク。クリスマスや大晦日には、バイクに乗ったカップルが町の広場にびっしり。止まったバイクに2人でまたがり、静かに道行く人を眺めていました。

あれだけのバイクの数で、事故は以外と少ないとか。信号が少ないベトナムの横断歩道を渡るのは、かなりの勇気がいりますが、目的地を目指し前を向いてゆっくり歩けばバイクの方が上手によけてくれます。道を渡り終えたときは、達成感でベトナムという国に近づけた気分にさせられます。

市場の物の豊かさ、働き者の人々。移り変わり行くベトナムの国。一度訪れると虜にさせられます。(沼田 江美子)

ベトナムのツアーはこちらから

|

アジア情報」カテゴリの記事

世界の文化情報」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。