タンザニアで見つけた最後の楽園!!
ケニアのマサイ・マラ国立公園にいたヌーたちが、雨の匂いに誘われて、遥か遠くのセレンゲティまでやってくるのです。その道先案内はシマウマの役目。目の良いシマウマと、鼻の良いヌーはお互いの長所を活かし、共生しています。始めにシマウマが先導を切り、その後をヌーが追います。シマウマは目が良いだけでなく、記憶力に優れているとのこと。ですから、毎年同じ道を通って、彼らは移動してくるのです。始めは小さなグループの移動も、道すがら段々と他のグループと合流し、最後には何万という大群になります。その景観たるや、圧巻!としか言いようがありません。今年は大乾期だったため、なかなかヌーも移動を始めず・・・と言ったところでしたが、やっと雨が降り始め、これからがヌーの本格的な移動とも言えます。
では、なぜヌーが移動をするのでしょうか?
その答えは出産のためです。セレンゲティとンゴロンゴロ自然保護区の境界あたりは、火山灰によって大変肥沃な土地です。そこに生える草は栄養満点!ママさんヌーは赤ちゃんのために、そのおいしい草を求めてやってくるのです。当然、ヌーが出産とくれば、他の動物たちも出産ラッシュ!!至る所で、沢山の赤ちゃんと遭遇します。幸運にも今回は、ライオン、キリン、シマウマ、バッファロー、ゾウ、チーターと出会いました。これも今の時期だけの、楽しみのひとつです。
ぜひ、このベストシーズンにタンザニアを訪れてみてはいかがでしょうか?(大町 章子)
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