2006年2月13日 (月)

3つの湖を渡って国境越え

0213 「パタゴニア物語15日間」のツアーより帰国致しました。弊社の数あるパタゴニアのコースの中でも、アルゼンチンからチリへ湖を渡って国境を越えるのは限られています。アルゼンチンのスイスとも言われるバリローチェの街は19世紀後半にスイス系やドイツ系の移民によって基礎が作られたかわいらしい街。そして美しい湖と山々に囲まれていることからそういったニックネームがつきました。私達はこのバリローチェから国内で最初に国立公園に指定されたナウエル・ウアピ国立公園の湖、その名もナウエル・ウアピ湖から約300人乗りの船に乗り出発!船はアルゼンチンやアメリカからの観光客で賑わっていて、日本人は私達だけでした。天気にも恵まれ、2階の甲板席に出ても風が気持ちいい。一つめの湖で下船した後はバスでニつめの湖へ移動。

国立公園内最高峰のトルナドール山の氷河から流れてくるエメラルドグリーン色のフリアス湖をクルーズ。眩しいくらい強い太陽の光で一層輝いて見えました。船上から白く雪を被ったトルナドール山が見えてくると、そろそろこの船を下りる時間です。そしてアルゼンチンの出国審査があります。その後は再びバスに乗り峠を越えるといよいよチリへ入国です。この山一帯は太平洋からの湿った空気が雲にたっぷり水分を含ませそれが山にあたり大量の雨を降らせます。

そのお陰で木々は緑豊に大きく育っていいます。チリに入国し、昼食後はこの国境越えで三つめのトドス・ロス・サントス湖のクルーズです。この船の目玉は何と言ってもチリ富士と呼ばれる休火山のオソルノ山です。最高の天気の下、青い空と湖の間に白いオソルノ山が見えて来たときは「本当に富士山だ!」と叫びそうになった位そっくりです。数人の外国人旅行者に「フジヤマってああいう形なんでしょ、きれいだね。」と声をかけられて嬉しくなりました。

1日がかりの国境越えでしたが、飛行機やバスだけでは見ることができない景気を船上でゆっくりと堪能でき忘れられないとても貴重な体験となりました。美しい景色満載の船での国境越え、パタゴニアを訪れる際には皆様もいかがですか? (帯津 和美)

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