2006年2月10日 (金)

バングラデシュの列車に乗車

0210 バングラデシュに行ってまいりました。
今回の旅での思い出は、バングラデシュの列車に乗ったことです。首都のダッカからバングラデシュ第2の都市チッタゴンまで約8時間。予想以上に快適な列車の旅でした。
朝、列車に乗るためにダッカの駅に行くと、ホームはたくさん人で溢れています。そしてそのたくさんの人達が私達の動きを目で追っていくのです。列車を待つ間ホームに立っていようものなら、いつの間にかたくさんのバングラデシュの人々に取り囲まれてしまいました。

他のアジアの国々が目まぐるしい発展を続ける中、バングラデシュはまだまだこれからの国。外国人観光客もまだあまり訪れてなく、バングラデシュの人にとって外国人は珍しいのです。観光中でも、お手洗休憩でガソリンスタンドにバスを止めても、私たちが行く所どこでも、どこからともなく人が集まり、いつの間にかたくさんのバングラデシュの人々に囲まれてしまいます。それからバングラデシュの人は親切。駅の待合室で立っていると、すでに椅子に座っていた人が何度もここに座ってと言ってくれました。
いざ列車に乗り込むと、私達の席は6人ずつのコンパートメントになっていて、エアコンも付いているし、座席の上や下に荷物も置けて、なかなかきれいで快適な車両です。列車は10分程遅れ、にぎやかにバングラデシュの音楽が流れながら出発しました。列車はのんびりと緑の田園風景の中を走ってゆき、コンパートメントには時折、ガムやチョコレートなどの入った箱を持った車内販売のお兄さんも顔を出したりしながら、のんびりと寛ぎながらの旅となりました。違う車両ものぞいてみると、エアコンは付いていないものの座りごごちの良さそうな座席が並んだ車両、ちょっとしたお茶などを売っている所もあったりして、バングラデシュの列車は思ったよりずっと快適なものだということを実感しました。
バングラデシュは観光地としてまだあまり知られていないかもしれませんが、是非、バングラデシュを訪れて列車に乗って頂き、素朴なバングラデシュの人々と触れ合ったり、のんびりと緑豊かな風景を眺めてみたりしてはいかがでしょうか。 (武石 幸子)

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