春の到来を迎え、色鮮やかなチュニジア
3月3日発「チュニジア周遊10日間」より帰国致しました。
チュニジアと言えば、サッカーのワールドカップで日本と対戦したことで皆様の記憶にも新しいことかと思います。国土は日本の3分の1ほどの小さな国ながら、実に見所の多い、味わい深い国なのです。
例えば、アフリカ大陸というイメージからは想像も出来ない美しいリゾートビーチがあり、南部にはエキゾチックな砂漠の世界が広がります。チュニジアはかつてフランスの植民地であったこともあり、フランス様式の建築や青と白の洗練された色遣いの街並みが楽しめます。今回、チュニジアで一番美しいと言われるシティ・ブ・サイドはあいにく雨の中での観光でしたが、行き交う人々の色とりどりの傘が青と白の街並みにとても映え、一層印象深い光景でした。
エキゾチックな砂漠世界では一転、ゆったりとした時間の流れの中で生きる遊牧民の姿や彼らのテントを車窓から眺め、更には私達のバスの周りを取り囲むようにして道路を横切っていったラクダの大群にも遭遇しました。ラクダの群れにはまだ生まれて間もないでしょう赤ちゃんラクダや、珍しい白ラクダの姿も間近で見ることが出来ました。また、この季節には吹かないと言われる砂嵐も、今年は世界的異常気象の為か激しく吹き荒れていましたが、サハラ砂漠に夕陽が沈む頃には少し収まり、静寂の中沈んでいく、大きく、丸い、真っ赤な太陽に心が洗われる思いがしました。
また、春へ向けて季節の移り変わりの時期であるため、至る所で黄色や紫色、ピンクのチュニジアの花々が私たちをあたたかく迎えてくれました。遺跡に彩りを添える花、渓谷の厳しい環境の中で逞しく美しく咲く花を見ながらの10日間は、まるでチュニジアを代表する芸術モザイク画のように彩りに満ちたものでした。皆様も是非、チュニジアの様々な色に触れてみませんか? (首藤 智美)
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