2006年3月26日 (日)

安らぎの国ミャンマーほのぼの祭り (カッグ遺跡祭)

Dscf0233 先日、ミャンマー大周遊の添乗から戻りました。
依然として軍政が続くミャンマーですが、実際に訪れるととりわけ暗澹たる雰囲気を感じることはありません。人口の過半数を占めるビルマ族以外に、実に135もの民族が共存する多民族国家であるこの国は、国民の85%が仏教徒という敬虔な仏教国でもあります。今回はシャン州のカッグ遺跡で年に2回催される、『カッグ遺跡祭』にご案内させて頂けました。かつてバガンに栄えた王朝が、周辺に住むシャン族やパオ族に忠誠を誓わせる目的で、仏塔を寄進させたことに始まるというこの遺跡は、その後も仏塔の数を増やし続け、今では何と2487基もの仏塔が林立する、正に度肝を抜く光景を見る事ができます。
2000 年9月に観光客に開放されるようになったばかりであり、往時の雰囲気そのままであると思える素朴さで、静寂の中に佇むその光景には、心洗われる気がします。

さて、遺跡祭ですが、主にパオ族によって毎年2回、3月と11月に一週間にわたって催されるこのお祭りは、とりわけ特別なイベントが取り行われるわけではありません。それでも、これといった娯楽に恵まれていない彼ら少数民族にとっては、心の拠り所ともいうべき祭りであるようで、ターバンに似た、色鮮やかな巻物を頭に巻き、黒地のシックな伝統衣装に身を包んで、はるばる遠くの村々から、家族総出で牛車やトラックに乗ってこの地に集います。仏塔へのお参りを済ませたあと、彼らは遺跡の周りで、ピクニックのように煮炊きした食事を取ったり、舞台で演じられる民族舞踊を楽しんだり、バザールを冷やかしたりして一日を過ごし、そのまま遺跡の周りで寝泊りをすることも珍しくありません。特に宿泊施設はありませんので、彼らはめいめい牛車やトラックの周りで夜を明かします。暖かい南国ミャンマーならではのおおらかな光景です。

今回は、丁度祭りの最終日である満月の日にご案内させて頂きました。遺跡祭の期間中最も人出が多いとされるこの日でも、それほどの混雑が見られるわけでもなく、あくまでのんびりとした空気に包まれたお祭りでした。

たまにはこんな、時間を忘れられるお祭りもいいものだなあと心から思えたミャンマーの旅でした。(倉持 徹朗)

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