2006年3月 7日 (火)

ボルネオ島でまたまた大ヒット!

Dscf0008aa 先月「ボルネオ島ジャングル探検とブルネイ王国 10 日間」のツアーの添乗に行ってきました!今年は例年に見ない降水量でサンダカンからゴマントンケイブを経てスカウに行く道が浸水のため通れなくなる事態が発生。サンダカンよりキナバタンガンクルーズとなりましたが、こうしたイレギュラーもまた面白いもので、その分ジャングルクルーズは長く楽しめ、乾季では絶対に見られない雨季のような降水量のすごさを体験でき、また海からのクルーズは思い出に残りました。
昨年 8 月のツアーでは、アジアゾウの対面という大ヒットがありましたが今回のツアーでも大ヒットが起こりました。私達はなんと、幻の花『ラフレシア』を見ることができたのです!

ラフレシアとは、世界最大の花。小さいもので直径 30 ㎝、大きいもので直径が 1 mほどのものとなります。世界で 8 属、 55 種が知られ、低地よりも山岳地帯(標高 300-1300 m)で育ち、東南アジアにのみ分布します。ラフレシアはラフレシア科に属する寄生植物で、ブドウ科のつる植物であるブドウカズラ類のうち 6 種だけにラフレシアは寄生します。寄生してから 9 ヶ月から 16 ヶ月(種類により異なる)という長いつぼみの期間を経て咲いた花は、なんとたったの 1 週間ほどで枯れてしまう。毒々しい容貌ですが、はかない花なのです。現在においても人の手で開花をコントロールさせることは出来ないので、ラフレシアの開花を見ることが出来るかどうかは運なのです。
私達がラフレシアを見た場所は、キナバル山のポーリン温泉からの帰り道。道路沿いにラフレシアの絵の看板が出ていました。これこそ暗黙のラフレシア開化宣言!?直径 40 ㎝くらい。雨に濡れるとダメになってしまうので傘がかぶせられていました。
空に龍を描くコウモリの大群、雨で羽を乾かす鳥たち、愛嬌たっぷりのお猿さん、何万年もの時を経て現在に至り神秘的な空間を生み出す鍾乳洞。独自の進化を遂げた豊富な種類の植物。ボルネオの自然は優しさと私達を惹きつける魅力をたっぷりと含んでいます。その身近なアジアにあるボルネオの魅力を感じていただきたい。ボルネオに魅了され大ヒットに遭遇した添乗員からのボルネオ探検記でした。 (古澤 綾子)

マレーシアのツアーはこちらから

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