2006年3月22日 (水)

芸術とワインと田園風景のトスカーナ

Img_1819 「フィレンツェ芸術三昧とトスカーナの休日」より帰国しました。
今回はイタリアのトスカーナ州だけをゆっくりと周ってきましたが、画家ピエロ・デッラ・フランチェスカの足跡を辿ったり、モンタルチーノやモンテプルチャーノといったワインの名産地へ訪れてはワインを試飲してみたりと、芸術、食、景色に囲まれながら過ごしました。
ピエロ・デッラ・フランチェスカという画家について、皆様はご存知でしょうか?今回は、ちょうど出発前日にテレビでピエロの特集番組も放映されていたのですが、彼は15世紀にサンセポルクロというトスカーナの小さな町に生まれました。

そのサンセポルクロ市立美術館には彼の名作が展示されていますが、町自体は城壁に囲まれたとても小さな佇まいで、中世の面影も残されています。ピエロが住んでいた家は現在は美術研究所として保存されており、広場には筆とパレットを持ったピエロの像が建っています。そして、そのピエロの像と美術館の中間には、ピエロの弟子であったルーカ・バチョーリの像もあるのですが、どうやらこの人物、師匠を裏切るような行為をしたことでも名が残っているようです。というのも、ピエロは画家であると同時に有名な数学者でもあったのですが、ルーカがピエロの遺稿を自分のものとして発表したというのです。そんなルーカ像は、なんと日本の某専門学校が寄贈したものなのです。ガイドさん曰く、そこの学生たちは毎年サンセポルクロに訪れて、この像の前で記念写真を撮るのだそうです。
ピエロの生まれ故郷から去った後は、彼の傑作「聖十字架伝説」が残るアレッツオの町へ。サン・フランチェスカ教会の祭壇壁を飾るこの名画は、キリストが磔にされた十字架が、アダムとエバのエデンの園の木からできたものだという伝説を絵にしたものです。また、ここは映画「ライフ・イズ・ビューティフル」の撮影現場としても有名で、劇中で坂道を自転車で駆け下りるシーンがあるのですが、そのグランデ広場に来るとまさにスクリーンの情景が浮かんでくるようでした。
こうしたトスカーナの田舎町は、中世の佇まいを残し、周りののどかな景色と相まって、ここから数多のルネサンスの芸術家たちが輩出されたのも納得できるような、まさに絵になるような光景です。

皆様も是非、足をお運びになってはいかがでしょうか。(飯岡 章子)

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