2006年4月10日 (月)

困難の果てに見た、アンコールの聖地

0410 世界遺産にも登録され、非常に有名なアンコール遺跡群。日本でもご存知の方は多いと思われます。そんな中でも今回は、一般的なアンコール遺跡ツアーではなかなか訪れることのないスポットを盛り込んで、じっくりと巡って参りました。

 その中でも特にハイライトとなった場所が、”クバルスピアン”という遺跡です。シェムリアップからバスで1時間半あまり、最近になってようやく開けたばかりの道は、まるで戦車のキャタピラで馴らしただけのようなデコボコぶり。頑丈なバスも悲鳴を上げんばかりでした。

そしてようやく到着してみればそこは登山口、その先はほぼ自然のままの岩道や坂道を、休み休み登り続ける事小一時間・・・。道はまだ続くのかと思い始めた頃、突然、目の前に涼しげな小川のせせらぎが現れました。そして見渡してみれば川岸にも川床にも、岩肌の至るところに彫刻が・・・!それらは神々の姿であったりその化身であったり、おびただしい数です。そして、その上を川の水が流れていたのです。

なぜこんな山の上の川に、訪れる人も少なそうなこんな奥地に・・・?

それは、当時を統べていた王の願いの名残だったのです。この源泉の場で”神の力”によって川の水を清め、その聖水がはるか下流に拡がるアンコールの地を潤せるように・・・と、はからっての事だったのです。

 アンコールの地は昔も今も聖なる力で護られている・・・、その力の発する処、クバルスピアン。暑い中、山登りも久々だった私には道中がなかなかに応えてしまいましたが、敢えて足を延ばした事で知り得たアンコールの聖なる秘密は、そんな体の疲れをも、清々しく心地よいものに変えてくれたのでした。(田中 美絵)

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