2006年4月14日 (金)

オマーンのんびり紀行

0414 オマーンという国を知っていますか?アラビア半島の東端にあるこの王国はほんの30年前まではほぼ鎖国状態の未知の国でした。しかし、現国王カブースが実の父親である前国王にクーデターを起こした1971年からオマーンは目覚しい進歩を遂げ、世界に対しての扉をどんどん開いてきたのです。

 今でもまだまだ訪れる日本人の数は少ないですが、実はここオマーンは、アラビア半島髄一のリゾート地なのです。秋から春先にかけてのベストシーズンにはサウジアラビアやUAEなど、他のアラビア半島諸国から多くの人々が休日を楽しみにオマーンを訪れます。アラビア半島といえばイメージは砂漠。しかしオマーンはそれだけではないのです。国土の80%以上は砂漠ですが、オマーンには他のアラビア諸国には無いものがあります。それは「山」。3000メートル級の山脈が存在するのはアラビア半島でもここオマーンだけ。太古の姿を今も留めるその姿は圧巻。はるかかなたへ連なり重なってゆく岩肌の露出した峰々。街のほんのすぐ側まで迫る岩壁。白を基調にしたソフトな街並みのすぐ後ろに荒涼とした雄々しい景色が広がるそのコントラストに目を奪われます。滑らかなアスファルトで舗装された綺麗な道路を新車のランドクルーザーで快適にドライブしていると、視線の先にははるかかなたへ連なる岩肌の山脈が広がります。そして、その更に奥に広がる山脈には緑と水が溢れる山があるそうです。魅力的ですよね!

 オマーンの人たちはとてもおっとりしていて柔和な雰囲気。ディスターシャと呼ばれる涼しげな民族衣装を身にまとい、頭にはクンマという可愛らしい帽子を被っています。アラビア半島広しといえども、この格好をしているのはオマーン人だけ。でも、アフリカのザンジバルでは非常に似た服装を見ることが出来ます。それははるかな昔からオマーンとアフリカ大陸との間に交流があった証拠。オマーンには現在は遺跡になっているものも含めて500を超える港があります。そこから海を渡って様々な国との交流を深めていたのです。いろいろな港をクローリングしてみるのもここオマーンでの楽しみの一つ。漁港には多くの漁船が停泊し、港の側の市場では水揚げされたばかりの様々な魚が山積みに売られています。セレブな人たちのクルーザーが停泊しているマリーナもあります。ちょっと沖に停泊している一際巨大なクルーザーは国王のもの。16世紀に造られたフォート(砦)が見下ろす港も雰囲気抜群。今では殆ど船の往来がなくなっている静かな港を、かつての隆盛に思いを馳せながら散策するのも楽しいです。

 喧騒と砂埃と香辛料の香、というアラブのイメージとは一味違った雰囲気を持つオマーン。マスカットにある、世界で4番目の大きさを誇るというスルタン・カブース・グランド・モスクにもオマーンらしさが溢れています。オマーンの陽光に眩しく輝く真っ白な大理石が敷き詰められた広大な敷地。黄金に輝ドーム。モスクの中は最新設備の施された、上品かつゴージャスな祈りの場。その素晴らしさに訪れる人々は必ずため息を漏らします。わたしも、今まで見たことも無いようなその豪華さに目を瞠りました。

 未知の魅力に溢れるオマーンの旅、是非体験してください! (宮澤 志帆)

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