2006年6月13日 (火)

祝!モーツァルト生誕250周年にわくオーストリア

先日、オーストリアのツアーより戻ってまいりました。北海道より少し広いくらいの国土のオーストリアをバスでゆったり連泊中心でまわる旅で、小さいながらも見どころ満載の13日間でした。

 今回はオーストリアにある8つの世界遺産も全て網羅しつつ、牧歌的な風景に心癒される湖水地方や、歴史深く情緒溢れる街並みから東アルプス最大の氷河を望む雪山まで、バラエティに富んだコースで、笑顔の耐えない毎日となりました。

 オーストリアは現在初夏を迎える頃で、それはそれは緑の鮮やかなこと!旅情をかきたてるSL列車は川を縫うように高原を走り、さわやかな風が心地よかったです。町にはマロニエや菩提樹がたちならび、木陰で読書をする人がいたりひなたぼっこをしている人がいたりと、時間の流れがおだやかで、気持ちが和みます。他のツアーでは宿泊する事のないような小さな田舎町にもお泊り頂きました。家族が経営するアットホームなお宿で、ホームメイドケーキや、毎朝焼きたてのパンに舌鼓をうちます。部屋からの風景も自然が溢れ、もっと長く泊まりたいとのお声もあがったほどです。

そして今年はなんといっても天才作曲家「モーツァルト生誕250周年」という記念すべき年という事で、オーストリアでは国を挙げて盛り上がっておりました。モーツァルトゆかりの地、ザルツブルグでは、モーツァルトの生家や住居の他に、VIVA!MOZART!と題す今年限定の博物館がオープン。そして音楽と芸術の都ウイーンでは、楽団全員が18世紀の音楽隊の衣装を再現した、「モーツァルト・オーケストラ」によるコンサートをウイーンフィルの本拠地、コンツェルトハウスにてお楽しみ頂きました。有名なアイネ・クライネ・ナハトムジークから、フルート協奏曲にオペラと、厳選された名曲に身をゆだね、時間はあっという間に過ぎてゆきます。最後は私たちも含めたホール全体が一つになるような楽しい体験もできました!

 この機を逃すと次の節目の年は50年後の300周年になってしまいます。歴史的な大イベントで大変な盛り上がりを見せる本場、ウイーンでの生演奏を絶対にお聞き逃しなく!どこをとっても絵葉書のように絵になるオーストリアの旅へは替えのフィルムをたくさんご用意下さいね! ( 村上大嗣)

オーストリアのツアーはこちらから

|

西欧・南欧情報」カテゴリの記事

世界の芸術情報」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。