2006年6月
2006年6月30日 (金)
2006年6月29日 (木)
2006年6月27日 (火)
東西文化の交流地点のトルコ
先日、トルコ周遊とカッパドキアより帰国致しました。天候にも恵まれ、日中はかなり暑く、最高30度近くになり、既に夏を感じさせる気候でした。
シルクロードの最終地点であり、西洋の一部でもあるトルコは、東西文化の交流地点である為、西洋、アジアの両方の要素を持ちます。日本から見ますと、地理的には他のヨーロッパ諸国より手前に位置する為、近いのですが、イメージが湧かない為か、イスラム圏ということもある為か、遠くに感じている方が多いと思います。
しかし実際に訪れてみますと、トルコは親日家が多く、陽気でフレンドリーで、活気があり、私たち日本人にも気軽に話しかけてきて、トルコのイメージはずっと身近なものになります。
緑の大地 ブルガリア・ルーマニアへの旅
バスを降りたとたん、なんともいえない甘い香りが体を包む。こんなにも濃厚で純粋なバラの香りに触れたのは生まれて初めての体験でした。
緑あふれる初夏のブルガリアの大地。その大地を東西に走るバルカン山脈の懐には「バラの谷」と呼ばれる地域があります。シリアのダマスカスローズを起源とするバラが見事に咲き誇り、あたり一帯がかぐわしいバラの香りに包まれる5月下旬から6月上旬、このあたりではバラの収穫祭が行われます。村単位で行われるこの収穫祭を見るために、私たちはパヴェル・バニャという村を訪れました。
村に到着するとすでに祭りは始まっており、かわいらしい民族衣装に身を包んだ少女・少年たちが歌い踊っている姿が。バスから降りると、ブルガリアで歓迎の心を意味する丸い大きなパンの載ったお皿を持った女性が近づいてきます。あっという間に村人たちに取り囲まれ、気がつけば両手にこぼれんばかりのバラの花を受け取っていました。朝露に濡れたバラの花が一番香り高いため、バラ摘みは朝日が昇る前から始まり、日が昇りきるころには終了するそうです。手のひらに載せられたバラの花は朝露にしっとりと濡れていて、高貴で芳しい香りを芳醇に湛えていました。この地域で栽培されているバラの花は観賞用のものではなくバラオイルを抽出するための香り重視のもの。見た目の派手さはありませんが、小ぶりでピンク色をした花はなんともいえずかわいらしい。傍らで微笑む今年のローズクイーンも可愛らしい(毎年一人選ばれる。女の子にとってはとても名誉あること)。手を引かれるままに踊りの輪に加わり、そのままバラ摘みへ。村人たちは最初の一輪を髪に挿し、歌いながらバラを摘むといいます。バルカン山脈のふもとに広がる緑の大地、そこで歌いながらバラを摘む人々をゆっくり照らす朝日の光。心に染み渡る、平和で美しい風景でした。
2006年6月26日 (月)
2006年6月23日 (金)
2006年6月22日 (木)
2006年6月19日 (月)
見渡す限り一面の十字架!
先日、「バルト三国とサンクトペテルブルグ」から帰国いたしました。今の季節は緯度の高いバルト三国では夜10時過ぎまで日が沈みません。ご夕食の後、さて、もうひとつ観光にいこうか!と思ってしまうぐらい明るいのです。
さて、ここバルト三国のうち、リトアニアに一風変わった観光地があります。それは、「十字架の丘」です。十字架の丘と聞くと、皆様何を想像されますでしょうか。十字架の形をした丘でしょうか?大きな十字架のある丘でしょうか?いえいえ、ここにあるのは無数の小さな十字架に覆われた丘です。
リトアニアは別名を「十字架の国」というほど人々の信仰心の強い国です。人々はここ”十字架の丘”に様々な願いをこめて十字架をおいていきました。最初は、ロシアの占領にたいする蜂起の後、シベリアへ送られた人々を悼むために作られたものだとか、子の病気が治るように祈った親が建てたものだとか、様々な言い伝えが残っています。今では十字架にまた十字架がかけられ、数え切れないほどの十字架がその丘にはあります。そしてその数は年々増えていっているそうです。今でもリトアニアの人々はここ十字架の丘でお祈りを捧げ、十字架を置いていきます。その十字架の数は今ではリトアニアの全人口よりも多いといわれます。
2006年6月16日 (金)
2006年6月15日 (木)
2006年6月14日 (水)
2006年6月13日 (火)
祝!モーツァルト生誕250周年にわくオーストリア
先日、オーストリアのツアーより戻ってまいりました。北海道より少し広いくらいの国土のオーストリアをバスでゆったり連泊中心でまわる旅で、小さいながらも見どころ満載の13日間でした。
今回はオーストリアにある8つの世界遺産も全て網羅しつつ、牧歌的な風景に心癒される湖水地方や、歴史深く情緒溢れる街並みから東アルプス最大の氷河を望む雪山まで、バラエティに富んだコースで、笑顔の耐えない毎日となりました。
オーストリアは現在初夏を迎える頃で、それはそれは緑の鮮やかなこと!旅情をかきたてるSL列車は川を縫うように高原を走り、さわやかな風が心地よかったです。町にはマロニエや菩提樹がたちならび、木陰で読書をする人がいたりひなたぼっこをしている人がいたりと、時間の流れがおだやかで、気持ちが和みます。他のツアーでは宿泊する事のないような小さな田舎町にもお泊り頂きました。家族が経営するアットホームなお宿で、ホームメイドケーキや、毎朝焼きたてのパンに舌鼓をうちます。部屋からの風景も自然が溢れ、もっと長く泊まりたいとのお声もあがったほどです。
2006年6月12日 (月)
ゆったりのんびり魅力の詰まった船の旅
先日、「ハワイ大周遊4島巡りクルーズツアー」より帰国いたしました。
ハワイといえば、一般的に想像されるのは、 オアフ島のワイキキの海を中心とした大リゾート地ではないでしょうか? それは、ハワイのほんの一部を現している表現に過ぎません。
火山の島々が、温暖な気候と雨量に恵まれ、多彩で変化にとんだ自然を持ち合わせているため、エルビスプレスリーの「ブルー・ハワイ」をはじめ、 近年では「ジュラッシックパーク」の恐竜が住む島もハワイの島々で撮影されました。
そんな多様な自然の中で特色を持ち合わせた島々をクルーズでのんびりめぐるのが今回のツアーの醍醐味です。今回利用したクルーズはその名も「プライド・オブ・アメリカ」。 ホノルル港に停泊した船にスーツケースをもってチェックイン。 部屋に入ったらまずはバスの旅のようなバゲージダウンもないので、 自分の部屋の小物を使いやすいように並べて スーツケースの中身をすべてクローゼットに収めます。
2006年6月 7日 (水)
バター灯香るチベット寺院
先日、チベットより帰国いたしました。
約1年ぶりに訪れたラサはまた都会に変わっていました。北京オリンピックを控えた中国はどこも大掛かりな工事をやっていて、空港はどこもリニューアルされています。ターンテーブルが一つしかなかったラサ空港も近代的な建物ができていました。
飛行機でラサに降り立つと、空気が薄くチベットにきたと実感させられます。 高知では、頭がぼーっとして気分は酔っているかのようです。そのせいか見るもの、出会うものが強烈な印象を残します。
チベットは 敬虔な仏教徒が多く、寺院の観光をするやいなや、五体倒地(地面に体を投げ出すようにして祈ること)をする人をあちこちで見かけます。私は、そんな風に熱心に祈りを捧げる人々の姿を見て衝撃を受けました。
標高3600mを超える過酷な自然環境の中で暮らすこと。転生のため祈ること。それがいったいどういうことなのか、この地に来て初めて分かったような気がします。
乾季真っ只中のマダガスカル
先日、「不思議の島マダガスカル楽園紀行 9日間」の添乗より戻りました。マダガスカルは、アフリカ大陸の南東、モザンビーク海峡を隔てて約400キロに位置する島で、インド洋に浮かぶマダガスカルは涼しく、今は雨の少ないベストシーズンです。
ここには、固有種が多数が存在し、動物で有名なのは、2本足で横っ飛びして移動する原猿シファカ、体温を上げて活動するために手を広げて日光浴するワオキツネザル、童謡でも知られるアイアイをご覧頂くことができます。また、植物も1000種類以上のラン、サボテンに似ている奇怪な形をしたディディエレア、そしてマダガスカルの代名詞とも言えるバオバブの木が私たちの目を楽しませてくれます。
2006年6月 6日 (火)
ワールドカップは4年に一度、では3年に一度のお祭は?
欧州のお祭りが各国で行われる春、みなさま3年に一度だけのお祭、ご存知でしたか?私はこのたび、花のオランダとベルギー周遊11日間(普通は10日間)の添乗で、『猫祭り』を見てきました。ベルギーの古都ブルージュから南西70キロに位置するイーペルという町が会場でした。昔、毛織物産業で栄えていたころ、その毛織物をねずみから守るために猫に番をさせていたことがお祭りの由来。
お祭りは主にパレードですが、そのパレードはもちろん主役は猫!でもその猫たちは猫に仮装した地元の人たち(注:生猫はいません)。まるでミュージカルのCATSのようですが、そのパレード参加者は大人から子供まで。参加グループもイーペルの学生、サーカス訓練校の生徒、家族やイーペルの町はもちろん、近隣の町のブラスバンド隊などなど。地元の人から近隣の町の人たちによって主に構成されていました。そして、このお祭りはなんと、3年に1度しか行いません!だから人々の3年に1度しかないお祭りにかける情熱は熱いものがありました。
猫祭り本番のパレードの前にお祭りスポンサーの会社の宣伝パレードが行われるのですが、もちろん宣伝される品の周りには猫たちが!バギーを乗り回してアトラクションをしたり、飴やチョコレートを客席に投げたり、猫たちも客席にあがってきて観客にいたずらをしたりと客席大盛り上がり!そして宣伝パレードが終わると、次はいよいよ猫祭り本番パレードです。パレードの構成は、中世の時代の魔女と黒猫、世界各地にまつわる猫の物語、猫に関することわざ、イーペルの町の歴史を山車とそれに乗る猫たちが表現していました。その猫たちのなかにはにゃーにゃーと鳴く数十匹(人)の子猫だけの山車からサーカス訓練生が行う華麗なる演技をする猫や中世の華やかな衣装を身に着けていたり、ブラスバンド隊が奏でる音楽に耳を傾けたりと私たちは2時間という間、魅せられ飽きることなく笑い、驚き、歓声をあげ、拍手をおくったりと楽しみました。
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