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2006年6月

2006年6月30日 (金)

プロヴァンの中世祭とパリの休日

200606130 先日「パリの休日と麗しのイル・ド・フランス 11日間」から戻って参りました。パリ4連泊に加え、近郊のイル・ド・フランスの町や村を巡る旅でした。

パリ近郊の世界遺産の町プロヴァン。12世紀の強固な城壁に取り囲まれ、中世のたたずまいを今に残すこの小さな田舎町で過ごす時間は、ゆったりと流れていきます。しかし今回訪れたのは、年に一度の中世祭の日。中世の衣装を身に着けた人々であふれ、まるで映画の中を彷徨っているかのようでした。甲冑を身に着けた騎士、可愛らしいドレス姿の少女、王や王妃、農民、聖職者などなど、そこは中世のフランスでした。

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2006年6月29日 (木)

イベリア半島制覇

Campo_de_criptana 先日「イベリア半島大周遊 20日間」から戻って参りました。本当に文字通りイベリア半島を大周遊して、訪れた町は数え切れません。

 マドリッドから始まり北スペイン・サンチャゴ巡礼街道へ、ポルトガルに入りだんだん気温も上がってくる。スペインアンダルシア地方では40度超にもなりました。ドン・キ・ホーテのラ・マンチャ地方のほのぼのとした雰囲気に旅の疲れも癒され、バレンシア、バルセロナと都会で締めくくる。文字通りのイベリア半島大周遊でありました。

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2006年6月27日 (火)

東西文化の交流地点のトルコ

Dscf0377 先日、トルコ周遊とカッパドキアより帰国致しました。天候にも恵まれ、日中はかなり暑く、最高30度近くになり、既に夏を感じさせる気候でした。
シルクロードの最終地点であり、西洋の一部でもあるトルコは、東西文化の交流地点である為、西洋、アジアの両方の要素を持ちます。日本から見ますと、地理的には他のヨーロッパ諸国より手前に位置する為、近いのですが、イメージが湧かない為か、イスラム圏ということもある為か、遠くに感じている方が多いと思います。
しかし実際に訪れてみますと、トルコは親日家が多く、陽気でフレンドリーで、活気があり、私たち日本人にも気軽に話しかけてきて、トルコのイメージはずっと身近なものになります。

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緑の大地 ブルガリア・ルーマニアへの旅

06bara バスを降りたとたん、なんともいえない甘い香りが体を包む。こんなにも濃厚で純粋なバラの香りに触れたのは生まれて初めての体験でした。
緑あふれる初夏のブルガリアの大地。その大地を東西に走るバルカン山脈の懐には「バラの谷」と呼ばれる地域があります。シリアのダマスカスローズを起源とするバラが見事に咲き誇り、あたり一帯がかぐわしいバラの香りに包まれる5月下旬から6月上旬、このあたりではバラの収穫祭が行われます。村単位で行われるこの収穫祭を見るために、私たちはパヴェル・バニャという村を訪れました。
 村に到着するとすでに祭りは始まっており、かわいらしい民族衣装に身を包んだ少女・少年たちが歌い踊っている姿が。バスから降りると、ブルガリアで歓迎の心を意味する丸い大きなパンの載ったお皿を持った女性が近づいてきます。あっという間に村人たちに取り囲まれ、気がつけば両手にこぼれんばかりのバラの花を受け取っていました。朝露に濡れたバラの花が一番香り高いため、バラ摘みは朝日が昇る前から始まり、日が昇りきるころには終了するそうです。手のひらに載せられたバラの花は朝露にしっとりと濡れていて、高貴で芳しい香りを芳醇に湛えていました。この地域で栽培されているバラの花は観賞用のものではなくバラオイルを抽出するための香り重視のもの。見た目の派手さはありませんが、小ぶりでピンク色をした花はなんともいえずかわいらしい。傍らで微笑む今年のローズクイーンも可愛らしい(毎年一人選ばれる。女の子にとってはとても名誉あること)。手を引かれるままに踊りの輪に加わり、そのままバラ摘みへ。村人たちは最初の一輪を髪に挿し、歌いながらバラを摘むといいます。バルカン山脈のふもとに広がる緑の大地、そこで歌いながらバラを摘む人々をゆっくり照らす朝日の光。心に染み渡る、平和で美しい風景でした。

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2006年6月26日 (月)

大迫力のエンジェルフォールと神秘のオリノコデルタ

Orinoko 先日、ギアナ高地とオリノコデルタを巡るツアーから帰国しました。
雨季の入口ということもあり天候が心配されましたが、麓の展望台へのハイキングも、2回の遊覧飛行も、ともに大成功!何とも幸運なことに迫力のエンジェルフォールを真下からも機上からも計3回観賞することができました。もちろん雨季ということで水量十分!スケールの違う大迫力の威容を、皆様じっくりと堪能されていました。

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2006年6月23日 (金)

麗しの北イタリア・トリノ

Turin_piazza 先日イタリアから帰国しました。

荒井選手の金メダルに沸いたトリノ五輪を皆様ご記憶ですか?もうワールドカップの話題で、すでに忘れてしまった人もいるかもしれませんね。私は今回、この五輪開催の地トリノを含むピエモンテ州、ヴァッレ・ダ・アオスタ州とリグーリア州の北部三州を訪ねて来ました。

旅の前半は、快晴の中、マッターホルンとモンブランをそれぞれイタリア側から眺め、いよいよ今回のハイライトであるピエモンテへ。

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2006年6月22日 (木)

朝日の美しいネムルート山!

Nemrut_image 先日、東トルコ物語より帰国いたしました。今の時期の東トルコはアララット山の上に積もる雪も溶けはじめ、夏を迎えようとしています。暑くも寒くもなく、東トルコの一番輝く季節でした。

 さて、旅の後半にネムルート山へ行きました。この山は紀元前1世紀に栄え、この地方を支配したコンマゲネ王国の王が自分のお墓とした山です。山頂近くには当時から残っている石像があります。石像は頭の部分だけでも身長より高いのです。現在その頭の部分は台座より転げ落ちてすぐ近くに見ることができますが、これが台座の上にあった頃の壮大さははかりしれません。

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2006年6月19日 (月)

見渡す限り一面の十字架!

20060619 先日、「バルト三国とサンクトペテルブルグ」から帰国いたしました。今の季節は緯度の高いバルト三国では夜10時過ぎまで日が沈みません。ご夕食の後、さて、もうひとつ観光にいこうか!と思ってしまうぐらい明るいのです。

 さて、ここバルト三国のうち、リトアニアに一風変わった観光地があります。それは、「十字架の丘」です。十字架の丘と聞くと、皆様何を想像されますでしょうか。十字架の形をした丘でしょうか?大きな十字架のある丘でしょうか?いえいえ、ここにあるのは無数の小さな十字架に覆われた丘です。

 リトアニアは別名を「十字架の国」というほど人々の信仰心の強い国です。人々はここ”十字架の丘”に様々な願いをこめて十字架をおいていきました。最初は、ロシアの占領にたいする蜂起の後、シベリアへ送られた人々を悼むために作られたものだとか、子の病気が治るように祈った親が建てたものだとか、様々な言い伝えが残っています。今では十字架にまた十字架がかけられ、数え切れないほどの十字架がその丘にはあります。そしてその数は年々増えていっているそうです。今でもリトアニアの人々はここ十字架の丘でお祈りを捧げ、十字架を置いていきます。その十字架の数は今ではリトアニアの全人口よりも多いといわれます。

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2006年6月16日 (金)

マチュピチュ村で「いい湯だなぁ~」

Machu_onsen_large 世界遺産の中で訪れたい遺跡ベストワンにも選ばれた事もある謎の空中都市遺跡マチュピチュ。400年の眠りから覚め1911年に発見されるまで草に埋もれていたいう事実がまた謎めいた雰囲気を残しています。

さてそんなマチュピチュにせっかくいったのならやはり連泊してじっくり楽しみたいものです。そうすればワイナピチュに登り上からでしか見えない絶景も堪能することができるのです。

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2006年6月15日 (木)

「民族の十字路」シルクロードの旅

0615jpg 先日「シルクロード列車、天山越えとタクラマカン砂漠縦断 15日間」より帰国いたしました。
。このツアーでは、ヤルカンドというシルクロードのオアシスの町に立ち寄ります。
今回はヤルカンドのメインストリートでもある鍛冶屋街をご案内しました。どうやら、ここでは日本人はまだまだ珍しいようです。カチンカチンと鉄を打つ心地よい音を耳にしながら歩いている私たちの後を、ウイグル人の子供たちが一生懸命追いかけてきます。鍛治屋さんの中はどうなっているのかと覗かせてもらおうと立ち止まるとさあ大変。子供達だけでなく、大人まで私たちの周りを取り囲んで「ヤポン?ヤポン?(日本人?)」と話しかけてくるのです。

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2006年6月14日 (水)

知られざるロードス島の大城壁

Rodos 先日、ギリシアの旅より帰国しました。

まさにこの季節ギリシアはどこまでも真っ青な空が広がり、エーゲ海も一段と輝きを増し、地中海の明るい日差しが照りつけてギリシアが最もギリシアらしい初夏を迎えています。夏のバカンスシーズンに向けて街の人々もソワソワ落ち着きが無くなりつつある今日この頃です。

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2006年6月13日 (火)

祝!モーツァルト生誕250周年にわくオーストリア

先日、オーストリアのツアーより戻ってまいりました。北海道より少し広いくらいの国土のオーストリアをバスでゆったり連泊中心でまわる旅で、小さいながらも見どころ満載の13日間でした。

 今回はオーストリアにある8つの世界遺産も全て網羅しつつ、牧歌的な風景に心癒される湖水地方や、歴史深く情緒溢れる街並みから東アルプス最大の氷河を望む雪山まで、バラエティに富んだコースで、笑顔の耐えない毎日となりました。

 オーストリアは現在初夏を迎える頃で、それはそれは緑の鮮やかなこと!旅情をかきたてるSL列車は川を縫うように高原を走り、さわやかな風が心地よかったです。町にはマロニエや菩提樹がたちならび、木陰で読書をする人がいたりひなたぼっこをしている人がいたりと、時間の流れがおだやかで、気持ちが和みます。他のツアーでは宿泊する事のないような小さな田舎町にもお泊り頂きました。家族が経営するアットホームなお宿で、ホームメイドケーキや、毎朝焼きたてのパンに舌鼓をうちます。部屋からの風景も自然が溢れ、もっと長く泊まりたいとのお声もあがったほどです。

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2006年6月12日 (月)

ゆったりのんびり魅力の詰まった船の旅

先日、「ハワイ大周遊4島巡りクルーズツアー」より帰国いたしました。
ハワイといえば、一般的に想像されるのは、 オアフ島のワイキキの海を中心とした大リゾート地ではないでしょうか? それは、ハワイのほんの一部を現している表現に過ぎません。

火山の島々が、温暖な気候と雨量に恵まれ、多彩で変化にとんだ自然を持ち合わせているため、エルビスプレスリーの「ブルー・ハワイ」をはじめ、 近年では「ジュラッシックパーク」の恐竜が住む島もハワイの島々で撮影されました。

そんな多様な自然の中で特色を持ち合わせた島々をクルーズでのんびりめぐるのが今回のツアーの醍醐味です。今回利用したクルーズはその名も「プライド・オブ・アメリカ」。 ホノルル港に停泊した船にスーツケースをもってチェックイン。 部屋に入ったらまずはバスの旅のようなバゲージダウンもないので、 自分の部屋の小物を使いやすいように並べて スーツケースの中身をすべてクローゼットに収めます。

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2006年6月 7日 (水)

バター灯香るチベット寺院

先日、チベットより帰国いたしました。

約1年ぶりに訪れたラサはまた都会に変わっていました。北京オリンピックを控えた中国はどこも大掛かりな工事をやっていて、空港はどこもリニューアルされています。ターンテーブルが一つしかなかったラサ空港も近代的な建物ができていました。
飛行機でラサに降り立つと、空気が薄くチベットにきたと実感させられます。 高知では、頭がぼーっとして気分は酔っているかのようです。そのせいか見るもの、出会うものが強烈な印象を残します。

チベットは 敬虔な仏教徒が多く、寺院の観光をするやいなや、五体倒地(地面に体を投げ出すようにして祈ること)をする人をあちこちで見かけます。私は、そんな風に熱心に祈りを捧げる人々の姿を見て衝撃を受けました。
標高3600mを超える過酷な自然環境の中で暮らすこと。転生のため祈ること。それがいったいどういうことなのか、この地に来て初めて分かったような気がします。

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乾季真っ只中のマダガスカル

200606071 先日、「不思議の島マダガスカル楽園紀行 9日間」の添乗より戻りました。マダガスカルは、アフリカ大陸の南東、モザンビーク海峡を隔てて約400キロに位置する島で、インド洋に浮かぶマダガスカルは涼しく、今は雨の少ないベストシーズンです。

ここには、固有種が多数が存在し、動物で有名なのは、2本足で横っ飛びして移動する原猿シファカ、体温を上げて活動するために手を広げて日光浴するワオキツネザル、童謡でも知られるアイアイをご覧頂くことができます。また、植物も1000種類以上のラン、サボテンに似ている奇怪な形をしたディディエレア、そしてマダガスカルの代名詞とも言えるバオバブの木が私たちの目を楽しませてくれます。

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2006年6月 6日 (火)

ワールドカップは4年に一度、では3年に一度のお祭は?

20060607 欧州のお祭りが各国で行われる春、みなさま3年に一度だけのお祭、ご存知でしたか?私はこのたび、花のオランダとベルギー周遊11日間(普通は10日間)の添乗で、『猫祭り』を見てきました。ベルギーの古都ブルージュから南西70キロに位置するイーペルという町が会場でした。昔、毛織物産業で栄えていたころ、その毛織物をねずみから守るために猫に番をさせていたことがお祭りの由来。
 お祭りは主にパレードですが、そのパレードはもちろん主役は猫!でもその猫たちは猫に仮装した地元の人たち(注:生猫はいません)。まるでミュージカルのCATSのようですが、そのパレード参加者は大人から子供まで。参加グループもイーペルの学生、サーカス訓練校の生徒、家族やイーペルの町はもちろん、近隣の町のブラスバンド隊などなど。地元の人から近隣の町の人たちによって主に構成されていました。そして、このお祭りはなんと、3年に1度しか行いません!だから人々の3年に1度しかないお祭りにかける情熱は熱いものがありました。
 猫祭り本番のパレードの前にお祭りスポンサーの会社の宣伝パレードが行われるのですが、もちろん宣伝される品の周りには猫たちが!バギーを乗り回してアトラクションをしたり、飴やチョコレートを客席に投げたり、猫たちも客席にあがってきて観客にいたずらをしたりと客席大盛り上がり!そして宣伝パレードが終わると、次はいよいよ猫祭り本番パレードです。パレードの構成は、中世の時代の魔女と黒猫、世界各地にまつわる猫の物語、猫に関することわざ、イーペルの町の歴史を山車とそれに乗る猫たちが表現していました。その猫たちのなかにはにゃーにゃーと鳴く数十匹(人)の子猫だけの山車からサーカス訓練生が行う華麗なる演技をする猫や中世の華やかな衣装を身に着けていたり、ブラスバンド隊が奏でる音楽に耳を傾けたりと私たちは2時間という間、魅せられ飽きることなく笑い、驚き、歓声をあげ、拍手をおくったりと楽しみました。

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2006年6月 5日 (月)

シチリアの花絨毯

20060605 先日、シチリアより帰国しました。今回のコースはノートという町で「花絨毯」を御覧いただくコースでした。5月半ばからのシチリアは、道々に野花が咲き乱れ、オレンジやレモンがたわわに実る美しい時期です。このノートの「花絨毯」も40万近くの花びらを使って作成したもので、金曜日に作成が始まり、わずか三日間しか開催されないのです。そのハイライトともいうべきの日曜日の夕方。

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2006年6月 2日 (金)

サッカー王国ブラジルに乾季到来!!

Iguasularge 先日、ブラジルとアルゼンチンのツアーから帰国しました。南半球に位置する両国の今は、まさに乾季のベストシーズン。天候にも恵まれ、あっという間の10日間でした。
 世界三大瀑布のイグアスの滝ではアルゼンチンとブラジルの両側からご覧頂き、その大迫力を全身で体感して頂きました。また、世界最長のアマゾン川クルーズでは何とピラニア釣りも体験!ブラジルの旅の醍醐味を味わって頂きました。
 

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