2006年6月 7日 (水)

バター灯香るチベット寺院

先日、チベットより帰国いたしました。

約1年ぶりに訪れたラサはまた都会に変わっていました。北京オリンピックを控えた中国はどこも大掛かりな工事をやっていて、空港はどこもリニューアルされています。ターンテーブルが一つしかなかったラサ空港も近代的な建物ができていました。
飛行機でラサに降り立つと、空気が薄くチベットにきたと実感させられます。 高知では、頭がぼーっとして気分は酔っているかのようです。そのせいか見るもの、出会うものが強烈な印象を残します。

チベットは 敬虔な仏教徒が多く、寺院の観光をするやいなや、五体倒地(地面に体を投げ出すようにして祈ること)をする人をあちこちで見かけます。私は、そんな風に熱心に祈りを捧げる人々の姿を見て衝撃を受けました。
標高3600mを超える過酷な自然環境の中で暮らすこと。転生のため祈ること。それがいったいどういうことなのか、この地に来て初めて分かったような気がします。

ここでは生けるものの魂は輪廻(コルラ)すると考えられています。仏にすがるように祈りを捧げる人々を見て、死を見つめることで鮮やかに人の生は浮かびあがってくるんだ、と感じました。そのくらいにチベットの人々は生きることに真摯なのです。

トルコ石の「ヤムドク湖」やどこまでも続く草原と万年雪に覆われた山々。美しき自然は時に厳しく、人々はチベットの大地に仏教文化を築いてそれと共存してきました。今も轟く、祈りの響き。バター灯香るチベット寺院にて。(曽我 朋代)

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