2006年6月14日 (水)

知られざるロードス島の大城壁

Rodos 先日、ギリシアの旅より帰国しました。

まさにこの季節ギリシアはどこまでも真っ青な空が広がり、エーゲ海も一段と輝きを増し、地中海の明るい日差しが照りつけてギリシアが最もギリシアらしい初夏を迎えています。夏のバカンスシーズンに向けて街の人々もソワソワ落ち着きが無くなりつつある今日この頃です。

アテネのピレウス港から出発 から出発したクルーズ船はミコノス島やサントリーニ島、クレタ島などを巡り、聖ヨハネ騎士団縁のロードス島にも立ち寄ります。この島の観光では、世界七不思議の一つ、マンドラキ港や騎士団長の館などを訪れます。もし、観光の後にちょっとした自由時間があれば是非、ロードスの旧市街をじっくり散策してみて下さい。賑やかな表通りを横丁に入れば、信じられないほどの静寂に包まれた裏通りが迷路のように広がり、路地で遊ぶ子供たちや日陰で涼むおじいさんなど裏路地ならではの光景が広がります。さらに迷子を恐れずに足の向くまま、気の向くまま歩き続けると必ずどこかで旧市街をとり囲む城壁に突き当たります。これはかつてこの島の主だった聖ヨハネ騎士団が当時の最高技術を駆使して築き上げた立派な城壁で、16世紀に宿敵であったオスマントルコと攻防戦が繰り広げられた舞台なのです。防衛側の騎士団はわずか1万人にも満たず、対するスレイマン大帝率いるトルコ軍はなんと10万人。これで5ヶ月も持ちこたえたのです。いかに当時の城壁が堅固だったかが容易に想像できます。観光客もあまりいない、静かな城壁の淵に立ち、当時の熾烈な戦いを頭に思い浮かべると、キリスト教最前線の砦である、ロードスを守ろうとする騎士たちの熱い情熱がひしひしと伝わってくるようです。(上田晴一)


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