東西文化の交流地点のトルコ
先日、トルコ周遊とカッパドキアより帰国致しました。天候にも恵まれ、日中はかなり暑く、最高30度近くになり、既に夏を感じさせる気候でした。
シルクロードの最終地点であり、西洋の一部でもあるトルコは、東西文化の交流地点である為、西洋、アジアの両方の要素を持ちます。日本から見ますと、地理的には他のヨーロッパ諸国より手前に位置する為、近いのですが、イメージが湧かない為か、イスラム圏ということもある為か、遠くに感じている方が多いと思います。
しかし実際に訪れてみますと、トルコは親日家が多く、陽気でフレンドリーで、活気があり、私たち日本人にも気軽に話しかけてきて、トルコのイメージはずっと身近なものになります。
そして、トルコ料理は世界三大料理の一つでもあるだけにとても美味しく、そして日本人の口にとても合います。今回特に美味しかったのはカリニヤルクというナス料理(トマトと牛挽肉をグリルしたもの)とピスタチオ入りの羊肉のミートボールです。羊肉というと日本人は苦手な方が多いですが、まったく臭みがなくとても美味しかったです。又、トルコのパンは絶品です!!
今回はトルコの首都アンカラからスタートし、カッパドキア、パムッカレ、イズミール、チャナッカレ、ベルガマ、トロイ、チャナッカレ、イスタンブールと西トルコを巡りました。
カッパドキアにはキリスト教徒が隠れ住んでいたという地下都市カイマクル、彼らの祈りの場であったギョレメの岩窟教会、そして広大な大地に広がるいくつもの奇岩群など見所がたくさんあります。自然が作り出した奇岩群は、現在でも侵食されており奇岩の形成過程を見ることが出来ます。自然の偉大さ、又、自然が生み出した岩窟での昔の人々の生活の中にも、様々な知恵が垣間見え、人間の偉大さも感じることが出来ます。
そしてトルコは古代遺跡の宝庫でもあります。古代ローマやギリシア時代の巨大遺跡が数多く残り、世界七不思議の一つアルテミス神殿、エフェソス、トロイ遺跡など遺跡の見所もたくさんあります。又、イスタンブール旧市街のブルーモスクなどオスマン・トルコ時代の素晴らしいイスラム建築・美術もたくさんあります!
治安も落ち着いていますので、安心してトルコを様々な観点からお楽しみいただけると思います!是非、西トルコにいらしてください。 (深澤 亜紀)
| 固定リンク
「中近東・北アフリカ情報」カテゴリの記事
- 技術の高さに感動の連続!イランの“古代のダム”へ(2017.12.19)
- 総面積四国の約半分!小さい島ながら歴史がつまった魅力あふれるキプロス島へ(2017.10.11)
- 3年ぶりの訪問!豊かな大自然と伝説の地へ(東トルコ)(2017.07.12)
- ツアー再開!4年振りにアルジェリアへ(2017.05.12)
- イランの新たな世界遺産を訪ねて(2017.04.06)
「世界の文化情報」カテゴリの記事
- 技術の国で「大人の社会見学ツアー」開催!!(ドイツ) (2017.03.31)
- クリスマスに訪れた五島列島、心癒される教会群巡り(2016.01.08)
- 2000年もの時をかけて造られ、守られているフィリピン、ルソン島北部の棚田(2015.03.18)
- モンゴルの移動式住居「ゲル」(ユーラシア旅行社で行くモンゴルツアー)(2014.07.08)
- 次期世界遺産候補、ドンラム村を訪ねて(ユーラシア旅行社で行くベトナムツアー)(2014.03.05)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント