2006年6月30日 (金)

プロヴァンの中世祭とパリの休日

200606130 先日「パリの休日と麗しのイル・ド・フランス 11日間」から戻って参りました。パリ4連泊に加え、近郊のイル・ド・フランスの町や村を巡る旅でした。

パリ近郊の世界遺産の町プロヴァン。12世紀の強固な城壁に取り囲まれ、中世のたたずまいを今に残すこの小さな田舎町で過ごす時間は、ゆったりと流れていきます。しかし今回訪れたのは、年に一度の中世祭の日。中世の衣装を身に着けた人々であふれ、まるで映画の中を彷徨っているかのようでした。甲冑を身に着けた騎士、可愛らしいドレス姿の少女、王や王妃、農民、聖職者などなど、そこは中世のフランスでした。

町をあげてのお祭りということで、石畳には藁が敷かれたり、道路標識は麻袋がかぶせられ、現代的なものは全て隠されます。城壁沿いや路上では、中世の製法で作られたビールやワイン、パン、この町の名産品バラのジャムなどを売る店、中世の衣装・盾や剣・鎧などを売る店などが所狭しと建ち並び、かつてこの町で行われていた「シャンパーニュの大市」さながらの賑わいでした。本当に見ごたえがあり、楽しいお祭りでした。

このツアーでのもう一つの魅力は、パリでの滞在。芸術の丘モンマルトルを散策、マルモッタン美術館やクリュニー美術館で至高の芸術に出会い、さらに終日自由時間の日は、今年5月に再オープンしたばかりのオランジュリー美術館を巡りました。

 これから秋になると、シャンゼリゼ通りのプラタナスも黄色に染まり、ため息が出るほど美しい風景に出会える季節です。是非、皆様もフランスへ!(山崎公美子)

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