2006年7月25日 (火)

春近づく西オーストラリア

060708paa0 7月8日出発のオーストラリア紀行から戻りました。
ケアンズ、シドニー、エアーズロックとパースを巡る旅、オーストラリアの広さと多様さを感じる旅でした。

7月のオーストラリアの季節は日本とは反対の冬。
もう冬至が過ぎたとはいえ、南極からの冷たい南風が吹く、涼しく乾燥した日が続きます。
しかしながら、この旅の最後に訪れた西オーストラリア州のパースでは、一足早い春が訪れつつありました。

 パースの北に位置するナンバング国立公園(“荒野の墓標”ピナクルズで有名です)やランセリー砂丘の近くでは、もうニセアカシアがちらほら黄色い花を咲かせていました。
 視線を上に移せば、バンカシアの拳大のぼこっとした花も赤や黄、橙と様々。空の青と葉の緑が、それをさらに際立たせます。
 この辺りの、裸子植物ばかりに見える道の脇の草花の多くは、実はオーストラリアにしか見られないワイルドフラワーたち。これらからの季節、春(といっても日本では秋である9月から10月ごろ)には、一面彩取りの花を咲かせます。

 パース市内に戻れば、404ヘクタールもの敷地を有するキングス・パークの植物たちにも春の気配が訪れつつあります。
“ゴースト・ガムナッツ”と呼ばれるユーカリの一種の赤い花や、火炎樹の真っ赤な額が鮮やか。バオバブの樹の足元には、カンガルーポーのかわいらしい花が揺れていました。

 モンガー湖の湖畔には様々な鳥が集まっていますが、中でも有名なのが“黒い白鳥”、ブラック・スワン。
その名の通りに白鳥を黒くして、くちばしを赤く、翼の下に白いフリルをあしらえば、ブラック・スワンの出来上がり。
丘を歩く姿も優雅で、貴婦人のようです。
 とはいえ、今の間は貴婦人たちも、母の顔。(もちろん、父鳥もいるのですが…)
卵から孵ったばかりの雛鳥を連れているからです。
“醜いアヒルの子”そのままの雛鳥たちですが、親の後ろをヨチヨチ歩いては、ぴよぴよと鳴く姿は大変愛らしいものです。

 今回の滞在中のパースの日中の最高気温は18度。
日が差さなければむしろこの町も涼しいくらい。 他の都市よりも南極に近い分、海の水も冷たいのですが、今年はいつもより早く春が訪れようとしています。
 あのブラック・スワンの雛たちの産毛が抜ける頃には、この辺りは道も庭も、そここに彩が溢れる、花盛りを迎えていることでしょう。
(山岸 青霞)

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