2006年7月31日 (月)

カムチャツカの大自然を堪能!~野生の宝庫クリル湖へのヘリツアー~

060731 先日「野生の宝庫クリル湖とカムチャツカ自然探訪」のツアーへ行ってまいりました。

首都モスクワから遠く離れたロシア極東部のカムチャツカ半島。旧ソビエト時代は重要な軍事拠点だったため、人が立ち入ることが禁じられていました。そのため、自然が手つかずの状態で残されています。世界有数の火山の集中地帯として知られるカムチャツカ。そこは、豊富な雨が培った岳樺を中心とする深い緑の原生林、火山群の間に点在する湖や間欠泉、温泉、そして多数の河川などから形成された、知られざる大自然が広がっています。その大自然は、野生の動植物たちの楽園となっているのです。
今回のツアーでは、このようなカムチャツカの雄大なる大自然をヘリコプターにて、空の上から手に取るように間近に眺めるという素晴らしい体験をすることができました。
カムチャツカ半島の最南端に位置する南カムチャツカ禁猟区にあるクリル湖は湖面が真っ赤に染まると言われるほど大量の紅鮭が遡上し、産卵をする場所として知られています。そしてその鮭を追うヒグマがたくさん湖の周辺の棲息していることでも有名です。オジロワシをはじめとする野鳥の宝庫でもあり、湖自体の美しさも然ることながら、非常に魅力的な場所です。しかし、カムチャツカ半島は道路の整備が殆ど行き届いておらず、中心都市の周辺部くらいしか道路が通っていません。そのため、半島の最南端部に位置するクリル湖へ行き、憧れの大自然を目の当たりにするためには、現状ではヘリコプターを利用するしか手段がないのです。
ヘリコプターは、出発地と到着地の気候条件が完全によくなければ飛ばされません。旅程では2日目にクリル湖へ行く予定だったのですが、ヘリが飛ぶという吉報を辛抱強く待ち、雲ひとつない最高の快晴に恵まれた第4日目にヘリコプターにて待望のクリル湖へ行くことができました。

クリル湖へのヘリコプターからの眺めは、興奮されたお客様のカメラが窓に殺到するほど、素晴らしいものでした。何処までも続く緑の中を流れる河川や点在する大小の湖沼、そして半分以上雪を被った火山群が連なる様子など、迫力満点の自然が間近に迫るヘリコプター・フライトは、1時間少々でしたが、あっという間に感じられるものでした。
クリル湖畔のヘリ駐機場でヘリコプターを降り、少し歩いていくと、目の前に半島一美しいと言われるクリル湖と“カムチャツカ富士”と呼ばれるイリインスキー火山がクリル湖の向こうに姿を現しました。日本の富士山を思わせる、末広がりの均整な姿を持つこの成層火山は、標高は1576Mとそれほど高くはないですが、紺碧に透き通るクリル湖畔に佇むその姿の美しさは、思わず感嘆の声をあげてしまうほどでした。
クリル湖の湖畔でまずピクニック・ランチを楽しみ、その後、湖の周囲の潅木・草原地帯のハイキングへ繰り出しました。紅鮭を求めて湖畔にやってくるヒグマを追い求めてのハイキングでしたが、途中の道には、つい先ほど落とされたと思われる「新鮮な」ヒグマの落し物がたくさんあり、このあたりに多数のヒグマが棲息しているということを実感します。遭遇して襲われる恐れもあるため、危険な状況が迫ったときにヒグマを撃退してくれるレンジャー(森林警備隊)の頼もしい男性たちがハイキングに付き添ってくれました。
ハイキング中、何度か絶好の景色を望めるスポットがあり、遠方にヒグマの姿を目にすることも何度がありました。そして、ハイキング終盤、湖畔の浜辺へ下りたところで、鮭を求めて湖の方へ向かっていくヒグマの後姿を比較的近くで目にすることができました!!
最高のお天気の中で、素晴らしい自然を堪能できたクリル湖へのヘリツアーは、カムチャツカの大自然を味わう今回のツアーの中でも最も印象的なものとなりました。

カムチャツカの夏は本当に短くあっという間に過ぎてしまいます。

そのため、訪れることの出来る時期は7月~8月に限られていますが、皆様も是非一度、カムチャツカ大自然を体験してみてください。 (江崎 映理)

カムチャツカのツアーはこちらから

|

中欧・東欧情報」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。