2006年7月11日 (火)

昔からある斬新な結婚生活

060711 先日「雲南省大自然紀行」より帰国致しました。
美しい大自然の景観は言うまでもありませんので、今回は濾沽湖に住むモソ人の「通い婚」の風習に絞ってご紹介致します。
 「通い婚」。簡単に言ってしまえば、男性が必要な時だけ(?)妻のもとに訪れるという慣習です。
 男女とも成人になり交際をはじめ婚約、結婚と段階を踏むのは私たちと同じ。違うのは相手が一人と限らず、またその相手と一緒に生活をしないという点です。

昼間は母親のいる実家で暮らし、夜になると女性のもとへと通う。女性と一夜を過ごしたのち、夜が明ける前に実家へ帰るという生活を繰り返します。男女がそれぞれの実家をでることは無いのです。
 なのでモソ人の家族には、「父親」や「夫と妻」という役割は存在せず、また私たちが普通に考える「父と子」という関係も存在しません。父親である男性は「父」や「夫」ではなく単に「おじさん」と呼ばれます。子供が12歳になった時に初めて「あの人があなたのパパよ。」とお母さんから聞かされるのです。兄弟間で父親が違うこともあります。

 一家の家長は女性であり、代々女性が家を継いでいきます。家財などを管理するのも家長である女性の仕事。男性の稼ぎは妻ではなく実家の収入になります。
 モソ人の現地ガイドさんが言う「通い婚」のメリットは多く、
1. 子どもは母親の実家の全員で育てるので、わがままの少ない良い子に育つ。
2.核家族にならず、実家の母親も生きがいができる。
3.離婚などでおこる財産を分与の心配も無い。
4.「一夫一婦制」ではないので結婚後も異性を意識するので、女性が常にキレイ。
 最後に「母子や兄弟への愛情は男女間の愛情よりも強いでしょう?」とモソ人のガイドさんから一言。
 ん~、考えさせられました。 (山口 明子)

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