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2006年8月

2006年8月31日 (木)

地球の裏側で大自然を楽しむ

I_000 地球の裏側、ブラジルのパンタナールより帰国しました。
パンタナールとは、アンデス山脈とブラジル高原の間の大湿地帯。ブラジル、パラグアイ、ボリビアの3国にまたがる広大な地域を言います。
雨期になると、パラグアイ河やその支流から水が溢れる為、大地の半分が水の中。道路は水路へと変化します。ゆえに乾季と呼ばれるは6月から10月頃までが観光シーズンとなる訳です。
パンタナールの大自然は、雨季と乾季によって育まれ、今のシーズン数え切れない鳥の群れに出会います。広大な大地に大きな池がいくつも作られ水の塩分やプランクトンが増える時期。これらを求め水牛や様々な魚がいるのです。
バスを走らせて行くと、鳥の大群に出会い続けて驚愕!360度、鳥だらけで人間である我々が、彼らの領域にお邪魔してしまったかの様。ワニが口をぱっくり開けて、口内殺菌している姿も愛らしく、優雅に泳ぐ水牛の気持ちよさそうな姿につられ、こちらも泳ぎたくなってしまいます。

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2006年8月30日 (水)

西域から古都長安へ

P_1 先日、「敦煌・トルファン・ウルムチ・西安 8日間」のツアーより戻りました。

ウルムチから始まった今回のツアーは、トルファン、敦煌、そして西安とシルクロードの4大都市を巡ります。

かつて玄奘三蔵が訪れたトルファンの高昌故城、西遊記で有名な火焔山、砂漠の大画廊と謳われる敦煌の莫高窟、秦の始皇帝の壮大なスケールの兵馬俑博物館など各地の城址や遺跡を訪ねました。

ウルムチから敦煌までは約1000キロをバスにて、一面に広がるゴビ砂漠(中国ではゴビと呼ばれる)・・・粗い砂地が延々と続き、ただ一本の真っ直ぐの道が続く・・・を、走破しました。この道を遥か昔、玄奘三蔵やシルクロードの商人が歩いたことを想像しますと、その過酷さを肌に感じることが出来ます。

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2006年8月29日 (火)

5大遺跡の一つ、サンボール・プレイクックへ

060828 「アンコール遺跡を極める旅9日間」より帰国致しました。今回は夏の特別企画で上智大学学長である石澤良昭先生が現地で4日間解説してくださる旅でした。今回で8回目となるこの企画は毎回、多くのお客様にご参加いただいております。お客様の層は石澤先生のツアーに何回もご参加いただいている方やカンボジアは初めての方、ちょうど休暇が合ったという方まで様々でした。遺跡のことはあまり知らずに参加したという、あるお客様は最後には現地でアンコール遺跡の本を買って帰られました。それほど、石澤先生の解説を聞きながら遺跡見学をしていると引き込まれてしまうということなんでしょうね。今回も皆様からは、「先生の話は分かり易かった」、「発掘の様子などを見ることができ特別だった」、「先生がとても気さくで優しかった」というお声をたくさんいただきました。先生や現地で実際に働く上智の方々からのお話を聞くと、遺跡に対する見方も想像力が膨らみ、印象が更に深まります。

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2006年8月28日 (月)

夏真っ盛り!南イタリアとシチリア島

先日南イタリアとシチリア島の添乗に行って参りました。イタリアも夏真っ盛りの中のツアーとなりましたが、気温は30度を越える日が続きつつもカラッとしていてすごしやすい毎日となりました。

 最初に入ったシチリア島での天気は快晴。夏の太陽の光に照らされ、シチリアを取り巻く海はどこも青々としてとてもきれいに輝いていました。いくつもの映画の題材にもなった、シチリアを代表するリゾート地タオルミナでは、紺碧のイオニア海と雄大なエトナ山の眺めを存分に楽しむことが出来ました。

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2006年8月25日 (金)

踊れ、ジャンビーア ~幸福のアラビア、イエメン~

83w8383839383r815b83a83_839383x3 先日「イエメン摩天楼紀行」より帰国しました。

イエメンはアラビア半島の南端に位置し、幸福のアラビアと呼ばれます。アラビア半島の中では比較的降雨量が多く、緑が生い茂る段々畑を見ると祝福された土地といわれる理由が分かります。雨季の始めにあたるこの時期は実際の緑豊かな畑をみることができます。

イエメンは敬虔なイスラム教徒の国であるうえに山岳部族ならではの培われた独自の文化を頑なに守っています。初めてイエメンに訪れた人は、まず男性の腰にあるジャンビーアナイフと呼ばれる大きなナイフの姿にびっくりします。物騒だなと思う方も多いかもしれません。しかしジャンビーアナイフは山岳民族の彼らが自分たちを守る戦士としての証であり、誇りなのです。そのナイフを抜くことは部族の名誉にかけて戦うことを意味し、ちょっとした争いでだすことはありません。

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2006年8月24日 (木)

秋間近!晩夏のサンクト・ペテルブルグ

A この度ロシアの添乗より戻ってまいりました。つい一ヶ月前まで30度をこす気温の日もありましたが、今ではとても涼しく、すごしやすくなりました。サンクト・ペテルブルグの郊外夏の宮殿の庭には菩提樹の並木道があり、少しずつ葉の色が黄色味がかってきていました。そう、もうすぐ長~い冬が到来するのです。その事を想像すると、この時期のロシア人がいかに夏をたのしんでいるのかとてもよく分かります。
 例えば、人々は日のあたる所では水着になり日光浴を楽しんでいます。そして服装も目を楽しませてくれます。若干露出はあるものの色とりどりの服を着ていて、皆とてもおしゃれです。これは旧ソ連の時代を知っている方が見ると「色が豊かになった!」と感動しています。観光地では、例えば夏の宮殿。ここは宮殿もさることながら、庭がとても有名です。

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2006年8月23日 (水)

驚異の自然!ガラパゴス諸島

0823 太平洋に浮かぶ火山の島々、ガラパゴス諸島。
今回、私たちはエクアドル領のこの島々をクルーズ船で巡りました。ガラパゴスはかの有名ダーウィンが進化論を打ち出すきっかけとなった島々です。現在のガラパゴス諸島の97%は人間が入植していない区域で、もともとあった自然体系を取り戻そうと努力がなされています。
私たちが今回乗ったクルーズ船・サンタクルス号はガラパゴス諸島を巡るクルーズ船の中で最大級の規模の船。クルーズ船に乗り込む桟橋では、いきなりガラパゴスの固有種でもあるガラパゴスアシカ達が日向ぼっこをしながらお出迎えしてくれました。クルーズ船は、午前・午後それぞれ一ヶ所づつ島に寄航し、私たちは上陸して島を散策します。島はまさしく自然の宝庫で、他の土地では決して見れない固有の動植物に沢山出会えます。その中でも有名なのはイグアナ。イグアナなんて何となく怖い感じ・・・というイメージもありますが、近くでのそのそ歩くイグアナ達はとても愛らしいものです。他にも海鳥は種類も多く、鳥フアンの方には最高のバードウオッチングのできる所です。

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2006年8月22日 (火)

幻想の童話世界「九寨溝」

0822 先日、四川省大自然紀行の添乗より帰国致しました。
このツアーでは中国でも大人気の観光地「九寨溝」を3日間かけてお楽しみいただきます。この水が織り成す美しい幻想的な景色を目にした旅人は、ほかの水を見る気にならない、とまで言われています。大小さまざまな湖が上から下へと水を運び、所々には大小の滝が生まれています。  

風がない朝に訪れた「鏡海」は静寂に包まれ、湖畔の山々をまるで鏡のように湖面に映し出していました。その風景は逆さまにしても同じ。写真に撮れば、どちらが上か下か分からないくらいです。私たちが到着した時、湖面は静かで穏やかでした。しかし、ものの5分もすると、あっという間に鏡は姿を変え、一瞬にして波立つ湖に戻ってしまったのです。

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2006年8月21日 (月)

美味!ベトナム縦断の旅

060821 先日『ベトナム南北周遊 10日間』のツアーより帰国しました。ホーチミンから始まるこのツアーは、細長い国ベトナムをハノイに向けて北上します。空港から市街に入りまず驚くことは、バイクの多さ!私達のバスはあっという間にバイクに囲まれました。赤信号で停まれば、正面には青信号を待ちわびるバイクの大群が、我先にと今にも飛び出しそうです。ベトナムの民族衣装・アオザイを身に纏った若い女性も逞しくクラクションを鳴らしまくっています。ベトナムの信号機はあってないようなもの。場所によっては、警察官が近くにいる時だけ停まればよいことになっているとか。よく事故が起こらないものだと関心してしまうほど彼らはスイスイと周りを避けながら運転するので、交通も極めて円滑です。これだけのバイクの波が押し寄せる道路を渡るのに最初は戸惑っていたお客様も、コツを掴めばもう大丈夫。走るのは厳禁。自分の存在をアピールしながらゆっくり歩いて渡る、これが攻略法です!

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2006年8月18日 (金)

もう一つのトルコ

0818 先日「東トルコ物語 15日間」の添乗より帰国いたしました。
トルコというとイスタンブール・カッパドキア・エフェソスなど、西側の町が思い浮かびます。今回はさらにトルコという国の歴史や自然・文化などを深く知る、東側の町を巡りました。

感動的だったのは、早起きをして登ったネムルート山より眺めた御来光です。山頂に残るコンマゲネ王国の遺跡(古墳)に朝日があたり、得も言われぬ神秘的な風景を見ることができました。
そして神秘的といえば、「ノアの箱舟伝説」が残ると言われる場所にも行きました。ここは、トルコで最も高い山である「アララト山」をのぞむ所にあります。土の盛り上がり具合が本当に舟のような形をしていて、伝説を思い出しながら「ここに本当にノアが漂着したのかも!?」と興奮せずにはいられない場所でした。

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2006年8月17日 (木)

ポルトガル、王妃たちの町

060804sp10029 日本とほぼ同じ緯度ユーラシア大陸の西の端に位置する国、ポルトガル。「大航海時代」にはスペインとともに繁栄を誇り、戦国時代の日本にも影響を及ぼしたポルトガルですが、今では素朴でやさしい穏やかな国、といった印象を与えます。

(そしてとても魚介のおいしい国!)

さて、この国にオビドスという町があります。人口約800人の、細長い三角形の町を囲む城壁は14世紀のものです。高さ約13メートルのこの城壁、上ることはできますが、柵もない細い足場で風を受けると足がすくみます。

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2006年8月16日 (水)

大自然の宝庫、四川省の旅

060816kawa2 先日、四川省大自然紀行15日間の添乗より帰って参りました。中国で最も美しい自然が残る四川省をくまなく見て周るツアーです!たくさんの心洗われる景色の連続でした。まずは四川省最高峰のミニヤコンカ。いつも姿を現してくれるわけではない標高7556mの山を、ツアーでは早朝、朝日にあたって一段と美しい姿の時を見ようと屋上にかまえます。日照金山とも呼ばれる美しさを期待し、30分待っても空は雲で灰色・・・。諦めかけたその時、一気に霧が晴れて朝日にあたり、まさに金色に輝く姿を見ることが出来ました!!こんなことってあるんですね!本当に神々しい姿でした。

それぞれの観光地間の移動中の景色もまた、人の手がほとんど入っていない美しい景色ばかりで飽きることはありません。途中、何回か峠をこえていきますが、標高3000m以上になると小さく可愛い高原植物が咲き、後ろには雪山がそびえ、小川が流れています。そこを毛が長く立派な角をもったヤクが悠々と歩き、頬の赤いチベット族の人々が昔ながらの生活を営む様子や一刻一刻変わる景色など、どの瞬間も絵になる美しい景色が広がっていました。またツアー最高地点の巴朗峠では幻のブルーポピーも見ることが出来ました!

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2006年8月15日 (火)

今が熱い!!モンゴルへの旅

Umiwamalarge 先日、「ブルドのナーダム祭と花のドゥガノハット散策」のツアーより帰国しました。ツアー名だけみても何処の国のツアーかな?と思われる方も多いのではないでしょうか?実はこのツアー、今が旬とも言える「モンゴル」への旅行でした。相撲界では朝青龍や白鵬の大活躍で日本でも最近よく名前がでてくるようになったモンゴルは、今年大モンゴル帝国建国800年ということで、大々的なイベントが行われている事もあり外国からまた日本からも沢山のツアーが催行されました。

首都のウランバートルは建築ラッシュもあり近代的な建物があちこちに見られちょっとビックリしましたが30分も走ると、そこにはイメージしてたとおりのモンゴルが・・・どこまでも続く大草原、遠くに放牧される羊やヤギの群れ、当たり前ながら空の広さを改めて感じさせられました。雲ひとつとっても芸術的?!その雄大な草原はバスで何時間走ろうとも私たちを飽きさせる事はありませんでした。

その中でも私が一番思い出深かったのはツアーのハイライトでもあるナーダム祭です。ナーダムといえば、言わずと知れたモンゴル最大の祭りだが大統領の開会宣言から始まり人気歌手のショーが繰り広げられ全国からモンゴル相撲のつわもの達が何百人と集まる(ちなみに今年のモンゴル相撲のチャンピオンはあの朝青龍のお兄さんだ)でもナーダム祭は何もウランバートルでのみやっているわけではないっ!!今年は首都のウランバートルのナーダムではなく280キロ離れたブルドのナーダム祭へ行きました。

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2006年8月14日 (月)

高山植物の宝庫!! 東チベット

Dscf0366 先日、中国の雲南省から四川省へとバスで4000m以上の峠を幾度も越えて走る「東チベット大縦断」のツアーより帰国しました。

雲南省・四川省ともに最近ではかなり観光化が進んでいる省ですが、この省境の地域=大香格里拉地区はまだまだ手付かずの自然が数多く残っています。
そして今回はちょうど高原の春まっさかりに幸運にも重なり、行くところ行くところ珍しいお花を堪能することができました。
私も中国の他の秘境を含め、世界各国を訪れていますが、自然に咲き乱れる花々を、これほど多くの種類・量を行く先々で堪能したのは初めての体験でした。
幻の花とも言われる大黄も今ツアーの目玉の一つです。なにしろめったにお目にかかれないお花ですので、ちゃんとご覧いただけるかどうかやきもきしていましたら・・ そこかしこに大黄が生えているのです!!

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2006年8月11日 (金)

旧東ドイツの美しい街々

0811 先日「ベルリンとドレスデンの休日」の添乗にに行って参りました。ドイツは訪れたことはあっても、意外と旧東ドイツの都市は訪れたことがないという方も多いのではないでしょうか。旧東ドイツの都市は、東ドイツ時代にあまり近代化が進まなかったためか、中世の面影が色濃く残る都市が多くあります。今回の旅ではライプチヒ、ドレスデン、ポツダム、ベルリンなど旧東ドイツの主な都市を訪れます。

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2006年8月10日 (木)

イタリア北東部の小さな町

Img_2181 先日「魅惑の北東部イタリアとヴェネツィアの休日」に行ってきました。
イタリアに何度も行ったことのある方でさえもまだ行ったことのないような北東部の小さな町々を、スロヴェニア国境沿いのトリエステから水の都ヴェネツィアまでまわってきました。
その中から今回ご紹介します町は、チヴィダーレ・デル・フリウリ。トリエステからウディネへ向かう途中にある小さな町で、7~8世紀頃に住んでいたロンゴバルド族の影響が今でも残っている所です。町の中心へ入る前にナティゾーネ川に架かる橋を渡っていくのですが、この橋、「悪魔橋(ディアボロ橋)」と呼ばれています。というのも、こんな伝説が残っているからなんですが、昔からこの川に橋を架けるのが住人たちの夢だったそうで、橋の設計を依頼された人が完成前日になっても完成しそうにないと音を上げ、悪魔にお願いをしたそうです。「何でも言うとおりにしますから明日までにこの橋を完成させてください」と。悪魔は言いました、「完成させる代わりに、一番最初にこの橋を渡った者の命をいただく」と。翌朝、設計者が目覚めると、悪魔の言ったとおり、橋は見事完成していました。

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2006年8月 9日 (水)

英国の中のスコットランドという国

0809 先日「華麗なる英国紀行10日間」のツアーで行ってきました。色とりどりのお花が咲き乱れ、心配された猛暑も去った後でした。イギリスは我々日本人にも何となく馴染みのある国ですが、行ってみるとやはりそこは外国。驚きや発見の連続でした。今回特に印象に残ったのが、スコットランド人のスコットランド人としての誇り。バグパイプ、タータンチェックのキルト、荒涼とした大地。まず、彼らの英語は、英語に聞こえてこないほど、イングランドの英語とは発音やアクセントが違うのです。イギリス英語とアメリカ英語の違いより馴染みにくかったくらいで、このような会話を現地の方とした程。
 -あなたのイングリッシュは私には難しいみたいだわ。
 -そうだろう、僕の英語はスコティッシュだからね。
同じイギリス人でも、スコットランドはイングランドとは別のサッカーチームを持つ、このことは割と日本でも知られているかと思いますが、互いに対抗心にも似た特別な感情を持っているという噂、あれはあながち嘘ではなさそうだぞ、そう感じることがこの他にも度々ありました。

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2006年8月 8日 (火)

シベリア鉄道走破の旅

060816 先日、「シベリア鉄道走破の旅15日間」に行ってまいりました。今回の旅は極東のウラジオストクからロシアの首都、モスクワまでの計6泊、総移動距離9259キロメートル(地球の外周の約1/4)もの距離をゆったりと走破してきました。まず、3泊をかけてイルクーツクまで。次に1泊でクラスノヤルスクまで。最後に2泊をかけて首都モスクワまでという行程でした。やはりハイライトは車窓からの景色、どこまでも続くシベリア鉄道。そしてその列車内での出会いです。この季節、お花がとても美しくどの区間でも紫や黄色の花を眺めることができました。どこまでも続く草原や緑あふれる丘、子羊や仔馬の群れなどが見られ、夏の生命力を感じられました。そして列車内での出会いは忘れ難いものとなりました。

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2006年8月 7日 (月)

ザグレブの民族祭

20060807 クロアチア・スロヴェニアのツアーより帰国致しました。
今回のツアーの目玉は、クロアチアの首都ザグレブでの民族祭。クロアチア国内だけでなく、海外からも様々な人々が集い、それぞれの民族衣装を身に付け、歌や踊りを披露します。私達はまず、ザグレブに到着したその日の夜、お祭り見学へと出掛けました。ザグレブの町は小高い丘の上にある旧市街と丘の麓にある新市街とに分かれています。夜は旧市街がある丘の上の広場へ。そこでは広場に設けられたステージで、ロシアからのグループ、それからブルンジからのグループが音楽演奏やダンスを行っていました。それぞれの独特の音楽や踊りに、観客席からは拍手喝采。その日1日の疲れも忘れ、楽しいひとときを過ごしました。

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2006年8月 4日 (金)

最高の列車、青蔵鉄道!

20060713cscc0024先日、中国の青海省からチベット自治区へと走る青蔵鉄道のツアーより帰国しました。

中国を網目状に走る数々鉄道の中でも、 2006 年 7 月 1 日に営業運転を開始したばかりの列車で、世界で最も高い標高を走る列車として、国内外からの注目を浴びている路線です。

この度のツアーでは、ゴルムドという地から列車に乗車しました。青海省の省都・西寧を前日の夜に出発した列車に途中駅のゴルムド駅から、朝 7 時 22 分出発の予定。しかし、そこは中国の事情。列車は 7 時 42 分に駅に到着。待合室より、プラットホームへ移動し、列車番号 7 号車へ乗車です。座席についてしばらく談話していると 8 時 02 分にゆっくり列車が動き始めました。自然と気分も昂ぶります。いよいよチベット高原へ!

青蔵鉄道とは、青海省・西寧からチベット自治区ラサまでをつなぐ、全長 1,956 kmの鉄道。全工程のうち標高 4,000m 以上の高地が 960 kmにも及というから、まさに驚きです。

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2006年8月 3日 (木)

素顔のスイスに出会う旅

Dscf0097 先日「移りゆくアルプスの景色と素顔の村々へ」のツアーより戻って参りました。このツアーは日本の九州よりやや小さいくらいの面積のスイスを17日間かけてたっぷり周遊するコースです。しかも普通のツアーでは訪れないような辺境の地も多くご案内させて頂きました。中でもいくつかの村が点在するベルザスカの谷への訪問は印象的でした。谷全体の人口が約700人という未開の地で、中には人口たった11人の村も!てつかずの自然が数多く残るこの地に流れる川の水は透き通った深緑色で、一日中見ても飽きないほど素晴らしく美しい風景でした。焼き立てでおいしいパン屋さんがあったり、色とりどりの花で庭や窓辺を飾る石造りの家々、とれたてのハチミツを店頭に並べのんびりと村人と話す陽気なおばちゃん、道が無くなる谷の最深部に突如姿を現す大きな3段滝など…まだまだ未開拓の地である故、観光客の姿もなく、まさにツアーのタイトル通り素顔の村々をかいまみることができました。

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2006年8月 2日 (水)

それでも愛すべきイタリア人達

Bar 先日イタリアのツアーから帰国しました。

先ごろ優勝を果たしたワールドカップの興奮冷めやらぬ中かと思いきや、そうでもなく、現在のイタリア人達の関心事は専ら国内リーグの八百長(審判買収)問題。

ワールドカップ決勝を戦ったフランスとイタリア代表のメンバーのうち、合わせて8人が所属し、今年の国内リーグを優勝したトリノの名門ユベントスがその渦中にあり、他にも名門と数えられる3チームも疑いをかけられているただならぬ事態です。日本で例えれば、巨人、阪神、中日とソフトバンクが揃って八百長しているようなものです。

街では、厳罰が下る予定のチームの救済を求める署名運動も行われており、国民の感情としては、ワールドカップ優勝による恩赦を求める声が強いようです。

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2006年8月 1日 (火)

オアシスに沿ってどこまでも

0801 7月14日から「モロッコ王国周遊の旅 10日間」に行ってまいりました。モロッコは夏真っ只中!と思いがちですが、場所によって気候はずいぶんと変化に富んでいます。確かに砂漠ではじりじりと焼けるような太陽の光が降り注いでいましたが、沿岸部では涼しい風が吹き、標高2273mの峠を越えるときはさわやかな高原の風が吹きます。砂漠の暑さも考えを変えるとそれでこそわかる砂漠らしさを味わうことが出来ます。

  さて、モロッコは1000年の昔、隊商(キャラバン)の道が通っていた国でした。キャラバンは、フェズやマラケシュなどの貿易都市で集まった商人たちがラバを何十頭も連れ、荷物を運びます。彼らは川に沿って内陸へ歩みを進めます。それは川には水があるというだけでなく、川沿いにはオアシスがあるからです。オアシスはナツメヤシの木が群生していて食料も豊富です。木陰で動物を休ませることもできます。モロッコでは砂漠の真ん中に泉が湧いているようなオアシスよりもこのような川沿いに何kmも続くようなオアシスが多くあります。

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