2006年8月 1日 (火)

オアシスに沿ってどこまでも

0801 7月14日から「モロッコ王国周遊の旅 10日間」に行ってまいりました。モロッコは夏真っ只中!と思いがちですが、場所によって気候はずいぶんと変化に富んでいます。確かに砂漠ではじりじりと焼けるような太陽の光が降り注いでいましたが、沿岸部では涼しい風が吹き、標高2273mの峠を越えるときはさわやかな高原の風が吹きます。砂漠の暑さも考えを変えるとそれでこそわかる砂漠らしさを味わうことが出来ます。

  さて、モロッコは1000年の昔、隊商(キャラバン)の道が通っていた国でした。キャラバンは、フェズやマラケシュなどの貿易都市で集まった商人たちがラバを何十頭も連れ、荷物を運びます。彼らは川に沿って内陸へ歩みを進めます。それは川には水があるというだけでなく、川沿いにはオアシスがあるからです。オアシスはナツメヤシの木が群生していて食料も豊富です。木陰で動物を休ませることもできます。モロッコでは砂漠の真ん中に泉が湧いているようなオアシスよりもこのような川沿いに何kmも続くようなオアシスが多くあります。

今ではこのオアシス沿いに多くの村があり、彼らはオアシスで収穫できる作物で収入を得ています。今の時期はナツメヤシが重そうに実をつけています。まだまだ青い実ですが、収穫時期は10月です。モロッコはナツメヤシがとても有名ですが、その種類も豊富!皮の硬いものからやわらかいものまで様々です。是非お気に入りのナツメヤシを見つけてください。

 さて、オアシスに沿って進んだキャラバンはサハラ砂漠に突入する手前、必ずシジルマッサという都市を通りました。かつてここは10万人の人口がいた大きな交易都市でした。キャラバンはここでラバかららくだに乗り換え、砂漠の道先案内人を雇い、サハラ砂漠に入ります。砂漠に入れば周りは砂・砂・砂です。このようにして西アフリカへ香辛料や食料、加工品を持っていきます。代わりに西アフリカからは象牙や金などを持ち帰ります。交易都市として栄えたシジルマッサは今では壁のみ残る廃墟ですが、その広大さは当時の10万人都市を偲ばせます。是非サハラ砂漠への入り口のこの町で、当時のキャラバンへ思いを馳せてみてください。
(佐々木聡子)

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