2006年8月10日 (木)

イタリア北東部の小さな町

Img_2181 先日「魅惑の北東部イタリアとヴェネツィアの休日」に行ってきました。
イタリアに何度も行ったことのある方でさえもまだ行ったことのないような北東部の小さな町々を、スロヴェニア国境沿いのトリエステから水の都ヴェネツィアまでまわってきました。
その中から今回ご紹介します町は、チヴィダーレ・デル・フリウリ。トリエステからウディネへ向かう途中にある小さな町で、7~8世紀頃に住んでいたロンゴバルド族の影響が今でも残っている所です。町の中心へ入る前にナティゾーネ川に架かる橋を渡っていくのですが、この橋、「悪魔橋(ディアボロ橋)」と呼ばれています。というのも、こんな伝説が残っているからなんですが、昔からこの川に橋を架けるのが住人たちの夢だったそうで、橋の設計を依頼された人が完成前日になっても完成しそうにないと音を上げ、悪魔にお願いをしたそうです。「何でも言うとおりにしますから明日までにこの橋を完成させてください」と。悪魔は言いました、「完成させる代わりに、一番最初にこの橋を渡った者の命をいただく」と。翌朝、設計者が目覚めると、悪魔の言ったとおり、橋は見事完成していました。

しかし、住人たちに「本当に大丈夫かどうか、作ったアナタがまず渡ってみてくれ」と言われてしまい、悪魔に命を奪われることを恐れながら、彼は橋のたもとに立ちました。するとちょうど彼の目の前に猫がやってきたので、彼はその猫を前へ放り投げると、猫の姿がパッと消えてしまったそうな。…つまり、一番最初に橋を渡った猫の命が悪魔に奪われてしまったのですね。
そんな伝説も残るディアボロ橋を渡り、町をぐるっとひと回りしてナティゾーネ川の上流の方へ向かうと、石畳と石造りの家が並ぶ古い町並みが現れます。そしてその奥に8世紀の「ロンゴバルドの神殿」があり、6人の聖女像が柔らかい表情で微笑んでいます。
またこの町は、白ワインや銘菓グバーナでも有名です。
観光客がまだほとんど来ない、のどかなイタリアの町にも、是非一度足をお運びになってみてください。 (飯岡章子)

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