2006年8月17日 (木)

ポルトガル、王妃たちの町

060804sp10029 日本とほぼ同じ緯度ユーラシア大陸の西の端に位置する国、ポルトガル。「大航海時代」にはスペインとともに繁栄を誇り、戦国時代の日本にも影響を及ぼしたポルトガルですが、今では素朴でやさしい穏やかな国、といった印象を与えます。

(そしてとても魚介のおいしい国!)

さて、この国にオビドスという町があります。人口約800人の、細長い三角形の町を囲む城壁は14世紀のものです。高さ約13メートルのこの城壁、上ることはできますが、柵もない細い足場で風を受けると足がすくみます。

町の北東の端に、今では宿泊施設として使われている小さな城があります。町を見下ろすこの城は15世紀のもの。王妃たちのための城です。13世紀、当時の王妃イザベルがこの町を大変気に入ったので、王は彼女にオビドスをプレゼントしたのです。

以来、このディニス王に倣って、彼に続く王たちは、自分の王妃にこの町を贈ったので、19世紀までオビドスは代々王妃の直轄地として、彼女たちに愛されてきました。

王妃の心をも捕らえたこの町。

青や黄色に縁取られた白壁には花が飾られ、夏のこの時期には特に色とりどりのブーゲンビリアが鮮やか。

メインストリートの店先に並ぶチェリーブランデー、ジンジーニャのさくらんぼの入ったボトルも、大きいものも小さなものも、どれもおしゃれで可愛らしいものばかりです。

小一時間もあればぐるりと一回りできるオレンジ瓦の小さな町。

今も中世さながらのこの町の景色の中に、迷い込むひと時はとても楽しいものです。(山岸 青霞)

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