2006年9月 4日 (月)

活気溢れる死者の広場?

Dscf0012 先日、「モロッコ王国周遊の旅10日間」のツアーより帰国いたしました。

8月、夏真っ盛りのモロッコ。抜けるような青空とどこまでも続くサハラ砂漠、世界一の迷宮都市フェズの路地裏、モロッコのスイスと呼ばれる緑豊かなアトラス山脈・・・。旅の見所はとても多く、一言では言い尽くせませんが、やはりモロッコのすごさは、旧市街のスーク(市場)やマラケシュのジャマ・エル・フナ広場で見られる人々の活気です。

モロッコの背骨ともいわれるアトラス山脈の麓、緑豊かでナツメヤシの木々が生い茂るオアシスに、マラケシュの町はあります。マラケシュは、モロッコ第3の大都市で、サハラ砂漠への交易の中心地として11世紀頃から栄えました。ここの旧市街は、他の町にあるような旧市街とは一味違います!旧市街の中心に位置する、「ジャマ・エル・フナ広場」。名前の意味は、「死者の集会所」。かつて公開死刑所だったため、この名で呼ばれるのですが、いったいどんな広場なのでしょうか。

広場に近づくにつれ聞こえてくる、軽快な笛や太鼓の音、アラビアチックな音楽、人々のざわめき。広場に一歩足を踏み入れると、目を奪うのは大胆でアクロバティックな大道芸、蛇使い、サル使い、民族音楽を演奏する音楽隊・・・派手なものから地味なものまで、様々なパフォーマンスが繰り広げられています。

またその傍らでは、地面に布を敷いて、様々なものを売る、何屋さんだかわからないような露店の数々。ふといい匂いがすると思うと、焼きたてのケバブを売る屋台、ハリラ(モロッコの豆スープ)屋の他、飲み物、食べ物、果物・野菜・肉・魚・虫(食べ物!?)・・・とにかくなんでもあり。

夕方から深夜にかけて、この広場には人々が集まり、様々な露店や屋台や大道芸人で毎日がお祭り騒ぎです。それが今日のジャマ・エル・フナ広場。「死者の集う場所」という名前からは想像がつかないくらい、人々のエネルギーと活気に満ち溢れている広場です!!この広場を訪れると、モロッコの人々の底なしの活気と元気、ものすごいパワーを感じ、とてもわくわくしてきます。

夕暮れ時のマラケシュで、モスクのミナレットから響くアザーンを遠くにききながら、ジャマ・エル・フナ広場で、陽気で楽しい時間を過ごす。

モロッコに来たら、必ず体験してみてください。なんだか元気が沸いてきますよ!!(安藤 幸子) 

モロッコのツアーはこちらから

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