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2006年10月

2006年10月31日 (火)

再開しました!!モヘンジョ・ダロ遺跡

Mohenjo_daro 10月13日出発「インダス物語」より帰国しました。
このツアーでは、アラビア海に面するパキスタン最大の都市カラチから、北部パキスタンのあんずの郷フンザまで、パキスタンを15日間かけて縦断します。
今春、シンド州に発令されていた外務省の危険度が下がったお陰でパキスタン南部のツアーがようやく10年振りに再開されたのです。
旅のメインは、何といってもパキスタンを代表するモヘンジョダロ遺跡。カラチからサッカルへ空路移動後、バスに乗ってガタガタ道を行くこと2時間、マンゴーやグアバ畑、水田の向こうにモヘンジョダロ遺跡はありました!!

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2006年10月30日 (月)

童話の世界・メルヘン街道と、魔女が住むハルツの森へ

先日、「ドイツ・メルヘン街道とハルツの森 11日間」のツアーより帰国いたしました。今回の旅は、メルヘン童話で有名なグリム兄弟ゆかりの地をたずね、グリム童話の世界に足を踏み込むどきどき、わくわくの旅でした。

 「かえるの王子様」のシュタイナウ、「いばら姫」のザバブルク城、「がちょう姫リーゼル」のゲッティンゲン、「赤ずきんちゃん」のアールスフェルトやシュヴァルムシュタットなどなど・・・黄葉で彩られた町を訪れると、その土地にちなんだメルヘンが飛び出してきます。日本でよく知られているグリム童話ですが、実は童話集にはあまり知られていない話がたくさん含まれています。

 たとえば「ホレばあさん」・・・ドイツでは知らない人はいないほど有名なお話ですが、ご存知ですか?ホレばあさんが布団をたたくと、地上で雪が舞います。真面目な娘はホレばあさんのところで働き、ご褒美に金をかぶりますが、不真面目な娘は真っ黒なコールタールをかぶるというお話。

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2006年10月27日 (金)

イスラム教国の深淵に触れるラマダンのイエメン

Imgp0006_000 先日、古き良きアラビア、イエメンへの旅より帰国しました。
今回のツアーはイスラム暦の9月の断食月(ラマダン)にあたりました。
イスラム教徒にとって5つの行うべき義務の1つで巡礼につぐ、大きなものになります。
日の出から日没までの間、一切の飲食を断ちます。食欲という最大の欲望に打ち勝ち、
食を得られない貧しいものへの思いを新たにする。またすべての人が断食により、皆が公平な人間であることを実感できるのだそうです。

ラマダンの間、日中はまるでゴーストタウンのように静まり返った街は日没とともに活気を取り戻します。オレンジ色の明かりの中、伝統的な衣装を身に纏い行き交う人々を見ているとアラビアン・ナイトの世界そのままなのです。

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2006年10月25日 (水)

スキタイが駆け抜けた輝く大地-ウクライナの旅

シェフチェンコをご存知ですか。先日のサッカー・ワールドカップで祖国をベスト8に導いたウクライナの国民的英雄アンドリー・シェフチェンコ選手も有名ですが、ウクライナ各地の地名にその名を残すのは、ウクライナ文学の父と呼ばれる詩人のタラス・シェフチェンコです。『遺言』という彼の詩の一節をご紹介します。

 わたしが死んだら/なつかしい ウクライナの  

 ひろい丘の上に /埋めてくれ

 かぎりない畑と ドニェプルと

 けわしい岸べが みられるように

 しずまらぬ流れが 聞けるように

詩にあるように、ウクライナはどこまでも続く広い広い穀倉地帯をドニエプル川が潤す、豊かで美しい国です。

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2006年10月24日 (火)

ペルージャ、秋のチョコレート祭り

Perugiachocolate888 イタリアのウンブリア州、ペルージャでは毎年秋に「EURO CHOCOLATE」と呼ばれるチョコレートの祭典が開かれます。今年で13回目を向かえるこの祭典は、9日間で100万人に近い人々がペルージャの町を訪れます。今年のテーマは“建てる“だそうで、チョコレートで作った家、例えばイグルーと呼ばれるイヌイットの伝統的なドーム型住居のように巨大な作品から小さなものまで、色々な作品をチョコレートで作ります。
私達がペルージャを訪れたのはチョコレートの祭典が始まってから2日目。チョコレートの建築物は、まだまだ作り始めたばかりのときでした。

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2006年10月23日 (月)

優しい目をした楽山大仏

Leshan先日、「四川省世界遺産周遊 10日間」から帰国いたしました。このツアーは、名前の通り10日間という限られた日程で、四川省の世界遺産を隈なく見学できるという忙しい皆様には大変お勧めのツアーです。
日程の前半では、「楽山大仏」にご案内します。
楽山大仏は長江の支流である岷江、大渡河、青衣江が合流する地点にある、全長約71mで幅28mの弥勒菩薩です。世界最大の大仏で、奈良の大仏の約4.5倍もの大きさなのです。
まずは大仏の頭部を見学するために三百余段の階段を上ります。なにしろ71mですから、頭まで到着するのにも一苦労です。階段を上り終えたらそこには・・・見えました!楽山大仏の横顔です。いつの頃から始まったお呪いでしょうか、大仏の横顔の前で写真を取ると家庭が円満になると信じられているので、横顔の前には家庭円満を願う人々で長蛇の列でした。流石は世界最多の人口を誇る中国。写真ひとつ撮るのもままなりません。

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2006年10月20日 (金)

秋空澄み渡るポルトガル

061020 澄みきった真っ青な秋の空。夏の強い日差しも和らいだポルトガルの秋は、一年のうちでも最も過ごしやすい季節です。

今回添乗した「珠玉のポルトガル紀行 10日間」の旅は、ポルトガルを縦断しながら見所を巡るコース。ポルトガルの国土は日本の四分の一と小さめなため、一日の移動距離が短く、とてもゆったりと観光できました。

なんとなくほっとするような空気を感じるのは、人々の生活と「海」が密接に関係していること、かつての大航海時代には世界中に植民地をもった大国であったにもかかわらず、人々に驕ったところが無くとても素朴で暖かい人柄であることに関係しているのかもしれません。海の幸を多く使用した料理は私達日本人の口にも合う、とても食べやすいものでした。鰯の炭焼きもポルトガルで愛されている料理の一つ。日本から持っていったお醤油はポルトガルの人達にも大好評です(醤油は日本産のものが一番おいしいとガイドさんも絶賛)。

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2006年10月19日 (木)

秋のスイスは黄葉を楽しみ、焼き栗を頬張って・・・

20060713cscc0027 「黄葉のスイスアルプス・ベルザスカの谷とソーリオ村 10日間」のツアーより帰国致しました。
今回はスイス南部の素朴な村や町を訪れるのんびりとした日程。見事にずっと快晴に恵まれた10日間、日々色づきが深まっていく黄葉をじっくりと観賞することができました。
 ベルザスカの谷やソーリオ村では、素朴な村を散策したり、簡単なハイキングも楽しみました。黄葉はもちろんのことですが、皆様が夢中になってしまったのが、辺り一面に転がっている沢山の栗!!栗の絨毯ができてしまったかのようにゴロゴロと転がっているのです。

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2006年10月18日 (水)

西域の人々と自然を味わうシルクロードの旅

Cimg2654mini 先日「シルクロード列車、天山越えとタクラマカン砂漠縦断 15日間」より帰国いたしました。

新疆ウイグル自治区の省都ウルムチ。そして中国大陸の最西の都市カシュガルからシルクロードの一つのルート『西域南道』をバスで辿り、最後にはシルクロードの起点の西安を訪ねる旅です。

かつて死の砂漠と呼ばれていたタクラマカン砂漠、天山山脈、崑崙山脈そしてパミール高原の壮大な山々や湖、そしてポプラ並木など、大自然を満喫していただけます。

また、中国という日本と同じアジア圏内ですが、ウイグル族の人口が多いカシュガルやホータンなど西域南道の街々では、アジア人っぽい顔つきから西洋人っぽい顔つきまで、本当に様々な顔立ちの方で街は賑わっており、人間観察も面白いものです。

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2006年10月17日 (火)

期間限定!大自然の美!!

Koyocanadas 先日、『秋のメイプル街道、4大紅葉名所を巡る 10日間』のカナダの添乗より戻って参りました。日本では、やっと色が変わり始めた緑の木々が、東京と約1万km離れたカナダ東部では一面の秋景色!!多少時期ははずれてしまいましたが、大自然に育てられたメープルは、私たちを魅了するには十分でした。行けども行けども、赤・黄・緑。長いバス移動さえもハイライトのひとつになりました。
 今回の舞台はオンタリオ州とケベック州。カナダの歴史を語る上で欠くことのできない、イギリス文化とフランス文化が交わる場所。「ナイアガラの滝」を初めとする大自然と、フランスの雰囲気漂うケベック州の都市観光、そして紅葉。10日間という限られた時間ですが、カナダ東部の全てを満喫でき、天候にも恵まれた旅行となりました。朝はやはり冷え込む日もありましたが、日中は半袖で過ごせてしまうぐらい、絶好の紅葉日和でした。

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2006年10月16日 (月)

アメリカの自然を満喫する10大国立公園巡りの旅

061016_2 先日、『アメリカ西部国立公園物語16日間』のツアーに行って参りました。西部の十大国立公園を巡るこのツアー、そんなに自然ばかりでは飽きてしまうと思われるかもしれませんが、毎日違う驚きと感動が味わえる素晴らしいツアーでした。
シアトルからセスナ機に乗り換えて荒野にひっそりとたたずむボーズマンの空港に降り立ち、バスでイエローストーン国立公園へ向かいます。ツアー中はずっと同じ大型のバスで移動します。アメリカは道も整備されているので長距離移動の日も快適そのものです。
標高約2000Mのイエローストーンは美しい緑に囲まれ、エルクやバッファロー、ブラックベアなどの野生動物の宝庫です。しかし、のどかな大地のすぐ下にはマグマが息づいていて、熱泉や間欠泉が所々で噴き出しています。見所でバスを停め、辺りを散策したり写真を撮影したり、公園内を一日かけてゆったりと回りました。

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2006年10月13日 (金)

ブータン最大のお祭り・ツェチュ祭

Dscf061013 先日、ブータンの懐深く、ブムタン地方とティンプー・パロの添乗より帰ってまいりました。なんといっても今回の最大の見所はブータン最大のお祭りといわれるティンプーのツェチュ祭です。ブータンの首都で行われるこのお祭りに胸を高鳴らせながらまずはバンコクの新空港・スワンナプーム国際空港に到着しました。この空港は今年の9月28日にオーンしたばかりの空港で、その大きさはなんと成田空港の3倍!私達の飛行機が着陸したと同時に隣では離陸している飛行機。この空港は同時離発着ができる世界でも珍しい空港です。そのバンコクでの乗り継ぎを終え、翌日にはこの旅のメイン・ブータンへ到着しました。

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2006年10月12日 (木)

石油とワインと十字架と・・知られざるコーカサス三国

1017 先日、コーカサス三国へ行ってきました。コーラスでも、サーカスでもない、コーカサス。カスピ海と黒海に挟まれたコーカサス山脈麓の地域を指します。旧ソ連邦の解体後、この地域は改めて三国に分割されました。アゼルバイジャンとグルジア、そしてアルメニアです。今回はまだ知名度の低いこの三国を旅して最も印象に残ったものを各国ごとに簡単に記したいと思います。

アゼルバイジャンと言えばバクー油田。石油櫓の数の多いこと!バクー周辺でバスから見えるものと言えば、昼夜動き続ける石油櫓か精製工場、タンカーばかりと言っても過言ではありません。オイルマネーと言えば最近煌くドバイが話題に上がりますが、ここではまだまだ庶民の生活にその恩恵が行き着くまでにはなっていません。「国民は待っています。石油危機が叫ばれる昨今、バクー石油の利益が我々にもたらされることを・・・期待感はあります。」こうガイドさんは語りました。国内にやたらある前大統領と現大統領の宣伝看板をみているとこの国民の期待が淡いものである気がしてなりませんでしたが・・・

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2006年10月11日 (水)

広い空と、ダイナミックな自然の中へ!

Calbury 西オーストラリア州。オーストラリア大陸の西に位置するこの州はオーストラリアの中でも多様でダイナミックな自然景観を数多く有しています。 海あり森あり砂漠有り…  例えば、見渡す限り真っ白な貝殻で埋め尽くされたシェルビーチや、太古の生物が今でも息づくハメリンプール、南氷洋に臨むアルバニーのザ・ギャップ等など…さらに足を伸ばせばマウント・オーガスタスやバングルバングル、ウェーブロックなど大地と生命、そして青く広い空の生み出す景色が絶えず私たちを魅了します。
 先日、そんな春の季節のオーストラリアに行ってきました。 パース近郊は町も家々も花の季節に華やいで、道の脇や森の中には可憐な野花が顔を覗かせていました。 荒波打ち寄せる絶壁や、ピナクルズの佇む荒野にも健気な花が見られます。  さて、西オーストラリアは自然の景観も豊かですが、ここではオーストラリア固有の生物も沢山見ることができます。 コアラは飼育されたものになりますが、野生のカンガルーや野良ヤギ、桃色インコや緑色が鮮やかなトゥエンティーエイトなど。 特にカンガルーは早朝や夕暮れ時になるとあちらこちらの原っぱに出没するのです。  

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2006年10月10日 (火)

広大なイランの台地を駆け巡る

275 先日イラン歴史物語15日間より戻りました。
日本の44倍もある広大な国土を、バス移動を中心に駆け巡り見学する浪漫溢れるツアー。正にイランの大地を肌で感じるといった具合です。

ペルシャ文明展が上野で行われていた事もあり、最近ご興味をお持ちになった方々も多いのではないでしょうか。博物館に展示されていたアケメネス朝の宝物のみならず、イランの大地に足を踏み入れると多くの驚きに出会います。

同ツアーでは、普通のツアーでは訪れるチャンスが殆どない、北西部からスタートします。何年か前に日本で大流行したヨーグルトで有名なカスピ海近くでボートクルーズでをし海の広さを体感。新鮮な魚には舌鼓打ち、遺跡のみならず自然を楽しめるのもこのツアーの魅力です。

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2006年10月 6日 (金)

ななかまどが彩る秋のロシア

Eus8 秋晴れの9月末、「ロシア二大帝都と黄金の環スズダリを訪ねる8日間」より帰国しました。現地では1日雨に降られましたが、それを除けばカラッと晴れた秋空の下、初秋のロシアを堪能することができました。
はじめの訪問地は、新生ロシアの首都モスクワ。ピークを過ぎて落ち着きを取り戻した街の中、慢性的な渋滞にも悩まされることなく、世界遺産の赤の広場、豪華絢爛な武器庫、知る人ぞ知るロシア美術の宝庫トレチャコフ美術館ほか、ロシアが誇る文化遺産をじっくりと見て回ることができました。

次に足を伸ばしたのは、青や銀や黄金のねぎ坊主が森の中からにょきにょきっと突き出す様が印象的な黄金の環の町々。今回は古代ロシア栄光の歴史を刻むスズダリ、ウラジミール、そしてセルギエフパサードを訪ねました。木々はようやく赤や黄に色づきはじめたばかりでまだまだ緑の葉を元気に広げていましたが、その中でもたしかな秋の訪れを伝えていたのはナナカマドの赤い実。とりわけスズダリ一帯ではたわわに実をつけた木々が道なりに私たちを迎えてくれました。実はこの辺り、マトリョーシカの特産地でもあります。今回は工房の一つを訪ね、あの愛すべき玩具がどのように精巧に作られていくかを見学。その後、実際に絵付けにもチャレンジしました。

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2006年10月 5日 (木)

日本の裏側でマイナスイオンを浴びる!!

Img_2181 先日「緑の魔境ギアナ高地とブラジル三大自然16日間」のツアーより帰国いたしました。
このツアーは、南米の雄大な自然を存分に満喫することができます。
まずイグアスの滝。ブラジルとアルゼンチンにまたがる滝で、一番の見所は「悪魔ののど笛」。轟音と共に流れ落ちる滝の様子は圧巻です。
パンタナールと呼ばれる大湿原ではカラフルな鳥やかわいい動物・日本では見られない植物に出会い、アマゾンではジャングルトレッキングやアマゾンクルーズ・ピラニア釣りも体験します。釣ったピラニアはから揚げにして全員でパクリ。日本ではなかなかできない体験です。

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2006年10月 3日 (火)

ホイリゲでかんぱーい!

061003 「オーストリア、8大世界遺産巡りと湖水地方の旅 13日間」のツアーから戻りました。9月になるともう秋も深くなって寒いのでは?とお思いの方、とんでもありません!さすが観光立国だけあって、町中ありとあらゆる場所に花があふれ、気候も半袖で過ごせるほど暖かでした。また、このツアーの魅力は、自然、歴史、文化、音楽、芸術ありの盛りだくさんという点です。

今回は特に、オーストリア(ウィーン周辺)名物、「ホイリゲ」についてご紹介します。「ホイリゲ」とは、その年収穫されたブドウを使ったワインで、初秋に出回る、発泡性のピリッとした、口当たりさわやかな「ユンゲ・ウィーナー(若いウィーンっ子」のことです。この「ホイリゲ」を飲ませる居酒屋のこともまた「ホイリゲ」といいます。始まりは18世紀末のこと。皇帝ヨーゼフ2世が、自家農園のブドウを自家のケラーで醸造したワインに限り、直接消費者に自由に小売してもいいという法令を農家に特別に許可した事がきっかけです。お庭に大きなテーブルを置き、ワインやつまみを売り、現在のような居酒屋スタイルへと発展していきました。「ホイリゲ」では、お食事をとりながら、シュラン・メルムジークと言われる歌と弦楽器も味わえます。リクエストをすれば、なじみの曲も演奏してもらえ、今回のツアーでは、隣のアメリカ人とカナダ人のグループと一緒に、歌あり、踊りありの大盛り上がりでした。

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2006年10月 2日 (月)

カラフルな室内装飾

Ghadamesu この度、「サハラのオアシス・ガダメスとリビア探訪 12日間」の添乗に行って参りました。リビアはこれからがシーズンです。

まずはリビアの首都トリポリへ向かいました。その後国内線に乗り継ぎ、リビア東部キレナイカ地方の中心地ベンガジへと向かいました。ベンガジ滞在中はローマ遺跡巡り。毎日毎日が遺跡観光の連続で、飽きてしまうのでは?と思われるかもしれませんが、そんなことはございません。それぞれの遺跡には特徴があり、モザイクが多く残るトクラの遺跡では、今現在発掘が行われていました。住宅跡からは綺麗なモザイクや壁画が顔を覗かせていました。海岸沿いに残るアポロニア遺跡は青い海とのコントラストが綺麗です。ベンガジを跡にしたあとも、まだまだ遺跡観光は続きます。トリポリ滞在中には、アフリカ最大のローマ遺跡とも言われるレプティス・マグナや北アフリカ最大の円形劇場があるサブラタ遺跡にもご案内。円形劇場の舞台下に施された3美神のレリーフは圧巻です! 

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