2006年10月30日 (月)

童話の世界・メルヘン街道と、魔女が住むハルツの森へ

先日、「ドイツ・メルヘン街道とハルツの森 11日間」のツアーより帰国いたしました。今回の旅は、メルヘン童話で有名なグリム兄弟ゆかりの地をたずね、グリム童話の世界に足を踏み込むどきどき、わくわくの旅でした。

 「かえるの王子様」のシュタイナウ、「いばら姫」のザバブルク城、「がちょう姫リーゼル」のゲッティンゲン、「赤ずきんちゃん」のアールスフェルトやシュヴァルムシュタットなどなど・・・黄葉で彩られた町を訪れると、その土地にちなんだメルヘンが飛び出してきます。日本でよく知られているグリム童話ですが、実は童話集にはあまり知られていない話がたくさん含まれています。

 たとえば「ホレばあさん」・・・ドイツでは知らない人はいないほど有名なお話ですが、ご存知ですか?ホレばあさんが布団をたたくと、地上で雪が舞います。真面目な娘はホレばあさんのところで働き、ご褒美に金をかぶりますが、不真面目な娘は真っ黒なコールタールをかぶるというお話。

グリム兄弟が集めた多くのメルヘンに耳を傾けながら、メルヘン街道を進み、「ブレーメンの音楽隊」で有名なブレーメン、「ハーメルンの笛吹き男」で有名なハーメルンなども訪れました。そして、この地域は木組みの家並みが、ドイツの中でも優れて美しい!メルヘンの世界をたっぷり楽しみました。

もう一つ、魔女がヴァルプルギスの夜に宴会(サバト)を催すという伝説が息づくハルツの森へ。蒸気機関車のブロッケン鉄道に乗り、ブロッケン山山頂へ。ブロッケン現象で有名な霧のブロッケン山ですが、今回は、魔女も驚くばかりの快晴!!かつての東西ドイツの国境が近いこの場所で、しばし伝説と生々しい歴史の間をさまよいました。

旅の終盤は、ハンザ同盟で名をはせたリューベックやハンブルクへ。かつての船員のギルドハウスで食事をとり、帰国の途へつきました。

そろそろ冬本番のドイツでは、これからクリスマスのイルミネーションが輝く、美しい季節を迎えます。皆様も、是非ドイツへお越し下さい!(山崎 公美子)


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