2006年10月13日 (金)

ブータン最大のお祭り・ツェチュ祭

Dscf061013 先日、ブータンの懐深く、ブムタン地方とティンプー・パロの添乗より帰ってまいりました。なんといっても今回の最大の見所はブータン最大のお祭りといわれるティンプーのツェチュ祭です。ブータンの首都で行われるこのお祭りに胸を高鳴らせながらまずはバンコクの新空港・スワンナプーム国際空港に到着しました。この空港は今年の9月28日にオーンしたばかりの空港で、その大きさはなんと成田空港の3倍!私達の飛行機が着陸したと同時に隣では離陸している飛行機。この空港は同時離発着ができる世界でも珍しい空港です。そのバンコクでの乗り継ぎを終え、翌日にはこの旅のメイン・ブータンへ到着しました。

このツェチュ祭というのはその日の天候や占いで開始の時間が決まるお祭り。何時から始まるか分からず、ドキドキとしたまま会場に向かいました。その会場というのはブータンの国会議事堂にもなっているタシチョ・ゾン(軍事的・宗教的な要素を持つ昔の城塞)の一角。さすがブータン最大のお祭りというだけあって多くの人だかりと会場に入る前の厳しいセキュリティーチェック。門の前には拳銃を持った軍隊が仁王立ちしていました。やっとの思いで中に入るともうお祭りは始まっていました。中の大きい広場の中央ではチャムと呼ばれる仮面舞踏を踊り、その広場を囲むのは赤ちゃんからお年寄りまでのブータン人。そのほとんどがゴやキラと呼ばれる民族衣装を着ていました。この踊りを見ているブータン人の表情がとても優しく、お弁当やジュースなどを持ってまるでピクニックにでかけるような温かい雰囲気でした。

お祭りは5~6時間続き、その踊りが延々と踊られていました。この不思議な踊りに夢中になって眺めているといつの間にか周りは人で埋め尽くされ全く身動きが取れない状況になっていました。数日続くこのお祭りはとても信心深く、温かいブータン人を肌で感じられる旅行です。 (義本 健太)

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