ななかまどが彩る秋のロシア
秋晴れの9月末、「ロシア二大帝都と黄金の環スズダリを訪ねる8日間」より帰国しました。現地では1日雨に降られましたが、それを除けばカラッと晴れた秋空の下、初秋のロシアを堪能することができました。
はじめの訪問地は、新生ロシアの首都モスクワ。ピークを過ぎて落ち着きを取り戻した街の中、慢性的な渋滞にも悩まされることなく、世界遺産の赤の広場、豪華絢爛な武器庫、知る人ぞ知るロシア美術の宝庫トレチャコフ美術館ほか、ロシアが誇る文化遺産をじっくりと見て回ることができました。
次に足を伸ばしたのは、青や銀や黄金のねぎ坊主が森の中からにょきにょきっと突き出す様が印象的な黄金の環の町々。今回は古代ロシア栄光の歴史を刻むスズダリ、ウラジミール、そしてセルギエフパサードを訪ねました。木々はようやく赤や黄に色づきはじめたばかりでまだまだ緑の葉を元気に広げていましたが、その中でもたしかな秋の訪れを伝えていたのはナナカマドの赤い実。とりわけスズダリ一帯ではたわわに実をつけた木々が道なりに私たちを迎えてくれました。実はこの辺り、マトリョーシカの特産地でもあります。今回は工房の一つを訪ね、あの愛すべき玩具がどのように精巧に作られていくかを見学。その後、実際に絵付けにもチャレンジしました。
最後の訪問地は3年前建都300周年を盛大に祝われたばかりのサンクト・ペテルブルグ。今年2006年は7月にサミットがあったために街は至るところで改修工事が施され、まさに街全体が芸術作品。エルミタージュ美術館は圧倒的な豪華さで見るものみなを魅了し、エカテリーナ宮殿の琥珀の間はため息の出る美しさ。ピョートル大帝の夏の宮殿の噴水は秋の日差しを反射してキラキラときらめいていました。
夜は本場ロシアのバレエを鑑賞し、ピロシキにボルシチ、つぼ焼シチュー他、本格的ロシア料理に舌鼓を打ち、と五感すべてが満たされた8日間になりました。(石堂 佐和)
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