2006年10月20日 (金)

秋空澄み渡るポルトガル

061020 澄みきった真っ青な秋の空。夏の強い日差しも和らいだポルトガルの秋は、一年のうちでも最も過ごしやすい季節です。

今回添乗した「珠玉のポルトガル紀行 10日間」の旅は、ポルトガルを縦断しながら見所を巡るコース。ポルトガルの国土は日本の四分の一と小さめなため、一日の移動距離が短く、とてもゆったりと観光できました。

なんとなくほっとするような空気を感じるのは、人々の生活と「海」が密接に関係していること、かつての大航海時代には世界中に植民地をもった大国であったにもかかわらず、人々に驕ったところが無くとても素朴で暖かい人柄であることに関係しているのかもしれません。海の幸を多く使用した料理は私達日本人の口にも合う、とても食べやすいものでした。鰯の炭焼きもポルトガルで愛されている料理の一つ。日本から持っていったお醤油はポルトガルの人達にも大好評です(醤油は日本産のものが一番おいしいとガイドさんも絶賛)。

ユーラシア大陸の西端にあるポルトガルと、ユーラシア大陸の東端の先にある島国日本。とても離れた国同士なのに、交流の痕跡がポルトガルのあちこちに残っているのが面白い。リスボンで泊まった5つ星ホテルのコンシェルジュのオフィスは屏風の衝立で仕切られていました。この屏風のポルトガルでの名称は「ビョンボ」。日本の「屏風」からきた言葉です。教会に保存されていた油絵をよく見ると、そこに描かれているのはどうみても日本のお坊さん(顔は西洋風だけれども)。ザビエルが日本に宣教に来たときの様子を現したものです。ポルトガル人に日本という国はどう映ったのだろうか・・・と、当時に思いを馳せます。

ポルトガルの首都リスボンは、初めて訪れる外国人にも優しい街です。地下鉄の路線も分かりやすく、数分おきに走っているバスもとても便利。そしてリスボンに来たなら是非乗ってみたいのがトラムと、坂道を行くケーブルカー。狭い石畳の路地をごとごと走って、リスボンっ子の日常を体験してみるのもとても楽しいです。

リタイヤした後に住みたい外国に上位ランキングされているというポルトガル。確かに冬でも他のヨーロッパ地域と違ってすごしやすいのが魅力。のんびり旅してみませんか?(宮澤 詩帆)

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