2006年11月27日 (月)

インダス文明への誘い

Iwama 先日『インダス文明の栄華6大世界遺産周遊11日間』より帰国しました。世界遺産を6つも訪れその世界遺産も年代の違うものであるからバラエティに富んだ毎日。パキスタン南部はようやく再開ということと夏には40℃を超すこの地において、現在は涼しく(カラチを除く)まさにベストシーズン!!その中でも感動深かったのが世界4大文明の1つでもあるインダス文明のモヘンジョダロ遺跡だ。インダス川流域を中心に現在のパキスタンとインドにかけて広い地域に栄えた古代都市。誰が支配していたのか、そしていつ文明は始まり、どのように終わりをむかえたのか?インダス文字が解読出来ていないためいまだ謎の多い文明でもある。

モヘンジョダロ遺跡は西の城塞地区と東の市街地区にわかれており市街地には約4万の人々が暮らしていたとされているが、今から4千年以上も前につくられたとは思えない程見事な設計プランには終始驚かされた。下水設備が完備され多くの家が2階建て、そして2階からも水をくみ上げられるような井戸は各家庭にあった?!支配者がいた形跡がないことから平和的な時代だったんだろう。交易する人々が忙しく行き交い、荷台を引く牛、川やアラビア海を渡って遠くはメソポタミアとも交易をした。博物館前にある復元予想図を見ながら4000年前の人々の生活が目の前に甦った感覚に深い感動をおぼえた。(岩間 裕子)

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