2006年12月27日 (水)

ガン鉄道で走るオーストラリア

1227 日本から約8時間のフライト。時差は1~2時間と少ないけれど季節は逆転。夏真盛りのオーストラリアへ行ってまいりました。 今回私が添乗した「オーストラリア物語」は、日本の22倍もあるオーストラリア大陸の真ん中から南半分を2週間で旅してしまうという盛りだくさんな内容。広大な大地を東から西へ。さらにタスマニア島、カンガルー島など見逃せない大自然スポットももれなく訪れ、毎日がハイライト。あっという間の2週間でした。

 毎日が興奮の連続だったオーストラリアで、今回特に印象深かったのが「ガン鉄道」。オーストラリアが誇る大陸縦断列車です。 今回私たちが乗車したのは南オーストラリア州州都のアデレードから大陸中央部、ノーザンテリトリーのアリススプリングスまで。その距離およそ1555キロメートル。1泊2日、所要時間約18.5時間の列車の旅は出発から到着まで胸躍る楽しさでした。

 今回の乗客は少なめ、ということで車両も少なかったのですが、乗客が多いときには全長1キロメートルに及ぶほど車両が連結されるというから驚きです。客車は一等のゴールデンカンガルークラスと二等のレッドカンガルークラス。今回私たちが利用したのはゴールデンカンガルークラスの方です。 二人利用のコンパートメントはシャワー・トイレ完備という充実設備。すべてが収納型に作られ、限られた空間を最大限有効利用した室内に目を見張ります。各車両には専属の車掌がいて行き届いたサービスを提供してくれるのにも感激。スピーカーからは音楽と共に旅を盛り上げるDJのメッセージが軽快に流れ、まるでテーマパークのアトラクションのようで気分がわくわく盛り上がります。

ゴールデンカンガルークラスの食事はさすが一等車のラインナップ。車窓を流れるのどかな牧場の景色が徐々に赤土のアウトバックに姿を変えていく様子を眺めながらのフルコースは優雅な列車の旅の気持ちを満たしてくれます。気持ちいいくらいてきぱきと動くウェイターのサービスと、走る列車の厨房で作られたとは思えないほどのおいしい料理に大満足です。 食事が終わると隣のラウンジ車両でウェルカムセレモニーが開かれます。シャンパンが振舞われ、ガンのスタッフが陽気に場を盛り上げます。

  いつの間にか窓の外には夜の帳が下り、そろそろ眠ろうかと部屋に戻るといつの間にやらベッドメイキングが完了していました。 思ったよりも柔らかい布団の上に横になり電気を消したとたん ・・・・

 「!!!!」 窓一面に広がる衝撃の星空!地平線までびっしりと星で埋め尽くされた夜空の迫力はとても言葉では表現できません。寝台に横になりながら、吸い込まれそうな夜空を飽くことなく眺めました。夜の間も止まることなくオーストラリアの荒野を走り続けるガン鉄道を、時折流れ星が横切る広大な夜空が包み込み、気分は銀河鉄道です。

  星を眺めているうちにいつの間にか眠りに落ち、気づくと空がうっすらと明るくなっていました。走る列車の窓から東の地平線を眺めていると、赤い大地のふちからくっきりとした輪郭の太陽が揺らめきながら昇ってきました。アウトバックの赤い大地が昇る太陽に照らされてより鮮やかな赤に染まっていきます。 朝の知らせはモーニングティーサービスから始まります。乗車時に注文したとおりの時間に、列車のクルーがコーヒー(もしくは紅茶)を持って部屋にやってきます。ベッドサイドのミニテーブルに置かれた入れたてのコーヒーを飲みながら、しばし朝焼けの景色を眺めます。時折野生のカンガルーが赤い大地を飛び跳ねて行く様子に「いよいよオーストラリア大陸の中心にやってきたんだな!」という期待感が高まります。

 今回の下車駅であるアリススプリングスが近づいて来た時コンパートメントのドアがノックされ、車掌から乗車証明書が手渡されました。外国人だけでなく、オーストラリアの人たちにとっても憧れであるガン鉄道に乗ったんだな~という実感がじんわり沸いてきます。 灼熱の太陽に照らされたアリススプリングスの駅で私たちは下車しましたが、ガン鉄道の旅はまだまだ続きます。さらに1泊2日の時間をかけてオーストラリア大陸の北の果て、ダーウィンまで走るのです。 (宮澤詩帆)

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