『栄光の三日間』 ボーヌ・ワイン祭り!
先日フランスワイン街道のツアーより戻って参りました。今回のメインはボーヌワイン祭り!
世界でも最も見事で格の高いぶどう畑を擁するブルゴーニュ地方の中心に位置する古都ボーヌはワインと芸術の町。ワインの王様「ロマネ・コンティ」の畑が広がるコートドール(黄金の丘)にも程近く、まさにワイン祭りを催すにはうってつけ!
今年で146回目を迎える歴史あるお祭りは「栄光の三日間」と呼ばれ、毎年11月の第三日曜日を中心に3日間開催されます。初日に利き酒騎士団による盛大なセレモニーで幕をあけ、普段は静かな古都ボーヌも世界中からワインファンが集結し、この3日間は大変な賑わいをみせます。
広場にはエスカルゴとワインを売っている屋台がでていたり、フォワグラやホットドッグなどをほおばりながら人々が談笑しています。寒くなったら暖かい手作りスープを飲めば身体も心もホカホカに。
小じんまりとした町のあちこちで行われる様々なイベントも見逃せません。シャキッとした制服を着た楽隊のパレードから始まり、ボーヌのみにあるというワイン学校の学生達による樽作りの実演、ワインのコルク抜きコンテスト、ワインのオークション、そしてこの祭りのメインイベントの一つ、大通りを大行進するパレード!民族衣装を身にまとった人々や、鼓笛隊、大道芸人、民族舞踊のグループ、ジャズバンド、陽気な黒人農夫のダンスなど、見るものを楽しませてくれます。
そもそもこのお祭りはメインイベントの一つ、ワインオークションから生まれたお祭りです。この町にあるオテル・デューと呼ばれる施療院が所有している畑からワインを作って売り、得たお金でオテル・デューの患者や施設の維持管理に使う為、146年前に始めたのがきっかけです。オークション参加への切符は極めて入手が困難だそうですが、一般客も後方から会場に入る事ができ、白熱する競りの様子が楽しめます。一本100万円なんてワインもザラでした。
移動中の車窓からは、美しく色づいた黄葉が山全体を染めた様子が印象的でした。また、ボジョレーヌーヴォーの解禁日にも当たり、日本とは比べ物にならない程の安値で良質の物が手に入れる事ができ、大満足!アルザス地方のシャンパンから始まり、ブルゴーニュの最高級ワインまで、毎日美味しいワインを堪能できました。ワインばかりではありません。個人では行くことの難しいフランスの素朴な町や村にも数多く訪れます。中世からの美しい街並みを残す田舎町をのんびり散歩すれば、忙しい日本での日々を忘れさせてくれる風景にも出会えるでしょう。 (村上 大嗣)
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