2007年1月19日 (金)

喜望峰で希望豊?!

Kibouhou1 昔からヨーロッパとインドや東アジアなどの間では、シルクロードや海の道を通じて交易や文化の伝播が行われてきましたが、15世紀後半、インドへの進出を考えていたポルトガルの国王は、使命感溢れる宣教師や探検家を航海に命じ、その航路を模索しておりました。そして1488年、ポルトガルの探検家であるバルトロメデュー・ディアスがアフリカの最南端である喜望峰(本当はここから150キロ離れたアグラス岬が最南端になりますが)に到着。インド航路の開拓をぐっと身近にさせました。

さて、この時ディアスがたどり着いた「喜望峰」、最初は「嵐の岬」と名づけられたそうです。

と、言いますのもこの辺りは偏西風のためいつも強風で荒れ狂う海が航海者を待ち受けていたからです。ですが、その報告を受けたポルトガルの国王がそのような名前では絶望的な気分にさせるということで、現在の「喜望峰」(Cape of Good Hope)という名前に変更したそうです。

Cape of Good Hope!いい響きではありませんか!!先日、私たちがここを訪れたのはなんと、2007年1月1日でございました。『一年の計は元旦にあり』と申しますが、新年早々、喜望峰にたち、希望に満ちた一年を想い描く。なんだか幸先の良いスタートが切れたような気がしております。大変な苦労をしてディアスが喜望峰にたどり着き、その翌年、バスコダガマがついにインドへの航路を開拓する。大変な苦労をしてアフリカに到着し、素晴らしい風景と思い出ができる。事の大小はあれど、どちらも同じことのように思います。長い空路なくして、この喜望峰には達することはできません。そしてこの喜望峰に達することなくして、南アフリカ始め、南部アフリカの魅力をお楽しみ頂けることは不可能でございます。

長い旅路の向こうには、希望に満ちた新天地への入り口がございます!!どうぞ皆様、魅力溢れる南部アフリカへの扉を開いてみようではありませんか! (尾形 美絵)

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