2007年1月23日 (火)

様々な表情を持つ国、チュニジア

061224 先日「チュニジア物語 14日間」より帰国いたしました。チュニジアの北部は地中海に面しており、また、フランス統治下であった歴史も持つことからヨーロッパの文化の香りが漂います。反対に南部へ行くと、サハラ砂漠が広がり、北部アフリカの先住民族であるベルベル人の暮らしぶりを垣間見ることが出来ます。その一部をご紹介しましょう。

北部の地中海沿岸に多くのリゾート地が集中しています。なかでも、ハマメットのカスバからご覧いただける地中海の眺めは格別!ヨーロッパのリゾート地にも勝るとも劣らぬ美しさです。この地中海のブルーは「チュニジアン・ブルー」と呼ばれるものの一つです。また、同じくハマメットのメディナではもう一つのチュニジアン・ブルーである「ブルーの扉の家々」もご覧いただけます。白い壁にブルーが映え、今アフリカにいるのだという事を思わず忘れそうになる瞬間です。

次に、意外と知られていないのですが、チュニジアにはローマ遺跡が数多く、しかもとても良い状態で残っていますので歴史にご興味がある方にもお楽しみいただけます。同じローマ遺跡でもその土地の地形や気候・生活様式によって作りが少しづつ異なっており、そんな発見をしながら当時の暮らしぶりを想像してみるのも一つの楽しみではないでしょうか。

さて、南部へ行くとだんだん緑がなくなり、変わって茶色の大地が広がっていきます。はじめは珍しく思えたラクダもだんだん見慣れてきて、「いよいよ砂漠に近づいているんだ」という実感が湧いてきます。

ここでバスから気分を変えて、列車「レザールージュ」に乗車!セルジャ渓谷という、グランドキャニオンのミニチュア版のような景色をお楽しみいただきます。さらに4WDに乗って南下し、砂漠の中にポツンと存在するオアシス・クサールギレンではテントホテルにご宿泊。夕暮れ時は赤く染まった砂漠が、そして日が沈んだ後には満点の星空が広がります。皆様の目にぜひ焼き付けていただきたい景色の一つです。

チュニジアは今まさにベストシーズン!この季節でもカラフルな花が咲いており、白い壁の建物によく映えています。また、観光立国でもありヨーロッパの文化も多く入ってきている国ですので、「イスラムの文化を感じてみたいけど、少し不安・・」という方でも安心してお楽しみいただけます。チュニジアだけを見るも良し、少し足を伸ばしてマルタ島やゴゾ島まで行くのも良し、お隣の国リビアへ行き遺跡を見比べてみるも良し。魅力満載で飽きることのないチュニジアへ、ぜひお越し下さい!(江間  菜穂子)

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