2007年2月22日 (木)

UFO発見!?福建省・客家の土楼

Arainohakka 先日、「ぶらり中国、客家と華僑の足跡めぐり」から帰国致しました。広い中国大陸の華南に広がるこの地域には、奇妙なおもしろ建築が客家の人々により建設され、受け継がれています。

「客家」というと真っ先に思い浮かぶのが「中国の民家百選」にも入っている丸い巨大な土楼です。その独特な居住形態から、「客家」とは中国の少数民族だと勘違いされがちですが、そうではありません。彼らは4世紀~13世紀初頭にかけて移り住んできた、列記とした漢民族なのです。

彼らは、敵からの襲撃に備える為に、住居を要塞化しました。それが現在、福建省の山間部に点在する「客家土楼」です。

ツアー日程の第7日、いよいよ客家土楼見学の開始です。山間部に入ると、見えてきました!土色の壁に、黒い屋根瓦。丸いUFOのような、客家土楼です。この土楼、一番小さい物は直径僅か17m、一番大きな物は直径72mもあります。一つの土楼に住む人々は皆同じ苗字。つまり、一族で一つの土楼に住んでいるのです。円の大きさは、一族の財力を誇示するものなのだとか。

いざ、一番大きな土楼見学!中に入ると、それはまるで土と木で作られたマンションのようです。3~4階層に分かれ、各階の円周内部に、びっしりと部屋が並んでいます。中には、その円周自体が、2重・3重となっている場合もあり、人力でよくぞここまで建設したものだと、感心せざるを得ませんでした。築40~50年といった土楼でも、未だ現役で、現在でも内部で人々が共同生活を営んでいます。

一族の平和な生活を守る為に、築き上げられたこの巨大建築。一族皆で力を出し合って建設し、そして皆で生活し支え合う。戦争のときは皆で戦い、祭事の時には皆で祝う。土楼での共同生活は、一族の人々を強い絆で結び、団結力を持って、心豊かに穏やかな平和な生活が営める環境を築き上げているのではないでしょうか。

広東・福建省には、客家の土楼に加えて、海外華僑が故郷に錦を飾るべく建設した「望楼」など、中洋折衷の建築物も数多く残り、中国であって中国でないような場所。そんな不思議な感覚に陥ります。

広東省・開平地区、福建省・龍岩地区。この不思議な建築の建ち並ぶ地方にまだ足を運んだことのない皆様、機会があれば是非、お越しください。中国の珍奇建築を探訪し、中国の不思議を体験してみてはいかがでしょうか? (荒井 千穂)

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