ミャンマーの教育制度
ミャンマーの添乗より帰国致しました。
私たちがミャンマーを訪れたのは2月下旬。乾季で湿度も低いこの時期はまさにベストシーズンといえる頃です。これからは気温が徐々にあがってきますが、4月にはミャンマーの正月を祝う水掛け祭りも開催されるのでそちらもお勧めです。
今回は、ミャンマーの教育制度のことについて少しご紹介させて頂きたいと思います。丁度、私たちが現地を訪れた頃は各地の学校で年度末試験の真っ最中。 学校帰りの子供達、訪れた村などで一生懸命勉強に取り組む子供達の姿を度々見かけました。
ミャンマーの教育制度における初等・中等教育は、小学校から高校まで5・4・2の11年制。就学年齢は6歳で、最終学年の高校2年生の年齢は日本の高校1年生に当たる16歳です。
中学修了と高校入学を兼ねた「シッタン試験」は、大学入試に相当するセンター試験につながる重要性を有するものと言えるそうです。なぜなら、大学における学部の選択範囲は、この試験の結果によってある程度決まるからです。国自体がのんびりゆったりとした印象のミャンマーですが、子供達は実は勉強で大忙し。小学生の頃から塾通いをする子も多くいるそうです。
試験が終わるとこれからは長い夏休み。敬虔な仏教徒であるミャンマーの人々、この時期を利用して僧院に入る子供達が大勢います。ツアー中にも僧院を訪れ托鉢風景を見学するのですが、いつもより子供達の姿が多いように感じました。
写真はインレー湖畔の村で出会った女の子2人。誇らしげに学校のノートを広げて見せてくれました。びっしりと文字で埋め尽くされたノート。将来の夢に向かってきらきらと輝く瞳が眩しかったです。 (足立 香苗)
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