2007年3月15日 (木)

チュニジアで楽しむ、列車の旅

070316 先日、チュニジアのツアーより帰国いたしました。
すばらしいお天気に恵まれたこの度のツアーでは、空と海の青の美しさに加え、チュニジア特有の白と青の街並みが映え、チュニジアンブルーの美しい世界をしみじみと実感することができました。
チュニジアは、さほど大きな国ではありませんが、少しの移動毎に、ころころと周りの風景が変わり、私たちに様々な表情を見せてくれます。
今回は、その様々な表情のなかでも大変すばらしかったと好評の声をいただいている、レザールージュの旅についてご紹介いたします。
この、レザールージュというのはアルジェリアとの国境にある山岳地帯を走る観光列車のことです。荒涼とした乾燥地帯にある山脈ですので、植物の姿はところどころに点在するオアシスのみ。山の湧き水が集まって流れる渓谷によって形成された、切り立った崖の中をこの観光列車は進んでいきます。

谷間を縫って進む、赤色の車体がまるでトカゲのようですので、レザールージュ=赤いトカゲと呼ばれています。
列車は、かつてリン鉱石を運ぶために敷かれた鉄道を走っていきます。19世紀の末、フランス統治下時代に軍人によってこの地帯にリン鉱石が発見されました。それ以来、この山岳地帯にはたくさんのリン採掘所ができ、同時にリンを地中海沿岸まで運ぶための鉄道が敷かれたのです。今でも、チュニジアは世界で有数のリンの埋蔵量を誇っており、国の重要な産業の一つでもあります。
列車は約16kmの距離を約1時間かけてゆっくりと進み、景色のすばらしいポイントで写真ストップしながら谷間を行きます。
列車が山の麓の町を出発すると、10分ほどで景色はガラッと変わり、険しく切り立った崖を左右に望みつつ、どんどん山の中へ入っていきます。
高い崖と、眼下にはオアシスから流れている渓谷、そして明るく開けた場所にでるとチュニジアンブルーの青い空を携えたダイナミックな地形が広がります。窓の外の景色を眺めているだけで、まるで映画の中の世界にいるようです。また、列車の車内は指定席ではなく自由席。車両によって、ふかふかのソファーの座席、ボックス席、ベンチ型の席、バーのついた車両など様々で思い思いの座席にお掛けいただくことができます。実は、一番豪華なソファーの車両は、かつてオスマントルコの王様スルタンの専用お召し列車だったそうなんです。やはり、一番人気の車両で場所取りには一苦労いたしますが・・・。
そして車内では、日本人観光客も多いですが、ヨーロッパからの観光客もとても多く国際色豊かで、ちょっとしたおしゃべりから、異文化コミュニケーションの時間ともなります。
スルタンのお召し列車に乗って、周りのダイナミックな地形を眺めながら、車内ではゆっくりチュニジアのミントティーをお召し上がりいただくこともできます。
皆様がお持ちのチュニジアの国のイメージとは、また少し違っていて新たな発見と感動の旅になること間違いなしですよ。
是非チュニジアの旅にご参加下さい!(安藤 幸子)

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