色とりどり?黄土高原の旅
黄土高原は、青海省から、甘粛省、陝西省、山西省にかけて広がり、段々畑の連なる丘陵地帯が続きます。そして、いくつもの大小の川がこの高原から黄土を運び、やがて中国の母なる大河・黄河へと合流します。そうです、黄河の名の由来はこの黄土にあったのです!では、黄土高原の風景はすべて黄土に包まれた、(言葉は悪いが)単色の殺風景な丘陵地帯なのか?実は恥ずかしながら、私は前述のような光景をイメージしていました。実際そういう風景もあり、それはそれで非常に趣きがあります。ただそれだけではありません!特にこの時期、桃色の花を咲かせた杏の木であったり、ジャガイモ畑の緑だったり、菜の花畑の黄色だったり、こんなに色とりどりの黄土高原とは、私も想像すらしていませんでした。
他にも、ツアータイトルにもある石窟めぐりですが、造られた時代によって仏像の顔の違いがわかるのが非常に興味深いです。例えば、北魏時代(386年~534年)に造られた仏像の顔は面長で眉や目も切れ長なのに対し、唐代(618年~907年)のものは丸顔で顔つきは人間っぽいところがあります。このツアーでは10の石窟に訪れますが、最後のほうは、ほとんどのお客様が、仏像を見ただけでどの時代のものかわかるようになりました。
こんな魅力満載の黄土高原に一度足を運んでみてはいかがですか?(斉藤 信)
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