2007年5月17日 (木)

花に包まれて・・・

070517 先日、「チェコ、スロヴァキアの美都とハンガリーの大平原」のツアーから帰国しました。
現在、中欧諸国は厳しい寒さに終わりを告げ、春の温かさを迎えています。野花や菜の花がどこを訪れても満開です。 ハンガリーやチェコの観光地へ行くと、まずマロニエの木がお出迎えしてくれます。ブダペストの王宮やカロチャの街では白色やピンク色のマロニエの木が、その場所をより一層惹きたて、印象深い面影を残します。余談ですが、マロニエは「西洋トチノキ」と呼ばれ、ヨーロッパでは街路樹として有名ですが、英名で、ホースチェストナッツ(Horse Chestnut)と呼ばれ、その昔この植物の栗のような種子を馬や家畜の飼料に使ったり、ウマの咳を治す薬に用いたりしたことから、このような名称で呼ばれるようになったといわれています。

穏やかな田舎町をバスで通り抜けると、左右に黄色い絨毯が広がり、バスの中に「プ~ン」と菜の花の甘い香りが漂ってきます。辺り一面、こんなにたくさんの畑で栽培されているこの菜の花は一体何に使われているのだろうと不思議に思うほど本当にすごいのです。実は、この国では、観賞用ではなくて立派な資源となります。日本でも、各自治体などで取り組みが行われていますが、こちらの国では燃料とする菜種油をとるために栽培されているそうです。 植物油等を使って作ったディーゼルエンジン用の燃料のことを「バイオディーゼル」といいますが、チェコで栽培されている菜の花は、菜種油となり、それを精製して「ナフタ」という名前のバイオディーゼルとなります。 チェコでは主に農作業用の機具を動かすのに使われていますが、ガソリン・スタンドに行けば、レギュラー・ガソリンと並んでナフタが売られており、ごく簡単に買うことができます。

美しい光景の裏にはこのように環境保護に取り組む姿勢が表れているのですね。いろんな意味で考えさせられるツアーでした。 (米村 嘉奈)

チェコ・スロバキア・ハンガリーのツアーはこちらから


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