2007年6月 4日 (月)

今が旬!セルビア、モンテネグロとボスニア・ヘルツェゴビナ

P4120064 先日「セルビア、モンテネグロとボスニア・ヘルツェゴビナの旅 13日間」の添乗より戻りました。バルカン半島の観光地としては近年爆発的な人気を誇る、スロベニアとクロアチアとは旧ユーゴスラビアをともに構成した国です。気候はほぼ良好。セルビアでは暑い日もありましたが、寒すぎる日は殆どなく過ごしやすかったです。

 この地域は、民族と宗教が入り組んでいる事が最大の特徴です。特に、ボスニア・ヘルツェゴビナはハプスブルグとオスマン・トルコとの境になるところに位置していたので、バルカン特有の教会があり、モスクがある・・・といった感じの不思議な雰囲気が漂っています。長い時間をかけ、お互い絆を深め混血が進んでいったそうです。しかし、93年のこと、それまで対旧ユーゴスラビア連合軍との戦いが今度はムスリムとカソリックの戦が始まってしまいました。観光地として有名なモスタルは戦場となり、多くの住人は去ってしまいました。その時破壊されたトルコ橋のスタリ・モスト。戦後、ユネスコと市民の協力の下、“もう二度と戦争を繰り返さない”民族融和の象徴として、橋と周辺地区は再建され、世界遺産にも登録されました。そういった歴史に浸りながら眺めていると、橋の一番高いところから男性がネレトヴァ川に飛び込みました。日本人も飛び込んだ事は現地でも有名な話だそうです。
 ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、クロアチアにモンテネグロは、激動の90年代が過ぎ去りました。しかし、人々は平和に過ごしております。もちろん戦争の傷跡は残っておりますが、だからこそ今一度平和の尊さを感じずにはいられませんでした。

担当添乗員 瀬川

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