いざっ、ヒマラヤ山脈を越えて!!
先日、青海チベット鉄道とヒマラヤ大縦断15日間の添乗より戻りました。
今まさに旬の青海チベット鉄道とは去年開通した鉄道でそのゴルムド~ラサまでの1142km区間を乗車。最高地点の標高は5068m、標高4000m以上の区間はなんと960km。凍土地帯が550kmもある文字通り世界最高地点を行く天空列車。その天空列車にのって太陽の都ラサを目指すのです。
15時間の天空移動は決して私達を飽きさせることなく映画のスクリーンのようにクルクルと変わる壮大な景色(長江の源流や雪をかぶった山々、キラキラ光るブルーの湖・・・)に感動しっぱなしでした。でもこのツアーはラサが終点ではありません。ツアーの第二幕、もう一つのハイライトがあるのです。そう、それがヒマラヤ越え。ラサ~カトマンズまでの920km。途中エベレスト間近に迫ります!!
その日夜中から何度もカーテンを開けては空を見上げていたのは私だけではないはずです。空を一面に埋め尽くす星にドキドキ・・・晴れるといいなぁ~、願いつつ早朝ホテルを出発しエベレストを間近で見られる(勿論天気は良ければ)ロンブク村を目指します。4300mのシェカールよりぐんぐんと標高をあげてガタガタと揺られに揺られ、九十九折の道をのぼって行く。もうすぐエベレストが最初に見られるポイント、パン・ラ(峠)へ到着。近づくたびに興奮は高まるいっぽう!”ウォー”あちこちから聞こえてきた叫び声にもちかい歓喜の声。目の前にあらわれたヒマラヤの山々はなんと全て顔を見せてくれているではありませんかっ!!マカルーもローツェもチョーオユーもそしてエベレストまで。すごい、すごい、すごーい、涙の対面に先に進みたくもなかなか進めません。オムマニペメフム、もう少し隠れず待っててね。
車は更に前進、もっと、もっと近くまで・・・1時間も走ると再びあらわれたエベレストは先ほどよりずーっと大きく、カター(雲)も巻かずに私達を待っててくれました”ヤッター””ありがとう” 恥ずかしがり屋の女神は恥ずかしがる事なくずっと向き合ってくれました。
低地におりてくると、まるで夢のように思える天空の世界。でも確かにこの目でしっかり見たエベレストはいつまでも心に頭に残ることでしょう・・・
担当添乗員 岩間
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