ポピーの花咲く春のウクライナ
この度、「ベラルーシの森、ウクライナの古都、東欧の秘境モルドバ 16日間」より帰国致しました。 現在のこの地域の国々はポピーの花でいっぱいです。見渡す限りの真っ赤なポピー畑も珍しくありません。バスで走っていると車窓が赤一面になります。
ポピーの花は植えられたものではなく、ほとんどが自生です。この時期になると一斉に赤い花が咲きます。まるで赤い絨毯のようでした。気候も陽気で今年はこの地域にしては珍しいぐらい温暖な日々が続きました。 さて、5月末にいはウクライナの首都キエフにてキエフの日というお祭りがあります。このお祭りの日は家族そろって民族衣装を着て町に出かけます。町の要所要所では、凧揚げ大会や、飛行機のアクロバット大会など様々なイベントが行われています。 戦勝記念公園の中にある広場の舞台では、民族音楽コンテストが行われていました。そこでは、ウクライナの様々な地方の民族衣装を着た人々がそれぞれ伝統的な楽器の演奏と共に、地元の民謡を歌います。女性だけの合唱や、それに男性の陽気な歌声が加わることもあります。舞台の横では出番を待つ次の出演者が愛想よくにこやかに写真に写ってくれました。ウクライナの人々はとても人懐っこく、子供達もカメラを向けると笑顔でこちらを向いてくれます。とても暖かな雰囲気を持った人たちでした。 さて、演奏で使われている楽器はウクライナの伝統的な楽器バンドゥーラをはじめとした特徴的な楽器ですが、中には今まで私達が見たこともない形の不思議な楽器も使われていました。きっとそれぞれの村で受け継がれている伝統的な楽器なのでしょう。 この国の民族衣装は白い生地に細かく刺繍を施します。袖や襟、裾などに赤、黄、黒などカラフルな色の刺繍糸で様々な模様が刺繍されています。それはとてもかわいらしく、また華やかです。 町全体が華やぐこの時期に是非ウクライナを訪れてみて下さい。
担当添乗員 佐々木
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