ここはロシア?モンゴル?いいえ中国です!
先日、「ハルピンから満洲里へ 9日間」のツアーより帰国致しました。
このツアーは中国東北地方を訪れましたが、その東北地方で代表的な都市といえば「東方のモスクワ(あるいはパリ)」と称される美しい街並みを持つハルピンが挙げられますが、そのハルピンよりもさらに奥(北西の方角)へ進みます。
まずはハルピンから列車で2時間半のところにあるチチハル。この郊外に扎龍自然保護区という大湿原がありますが、ここでは丹頂鶴をご覧頂くことができます。人馴れしているせいか、私たちが近づいても逃げるそぶりも見せず、水浴びをしたり草むらの中でえさを探したりする様子を見ることができました。
チチハルからさらに夜行列車で12時間、満洲里に到着。ここはロシアと国境を接するため、街中には多くのロシア人の買い物客が闊歩しています。お店の建物もロシア風で看板も中国語だけではなく、ロシア語も使われていたりします。異国情緒があるため、逆に中国人の観光客も増えており、店のショーウィンドウにはロシアの代表的な民芸品・マトリョ―シカもよく見かけました。
満洲里から呼倫貝爾(ハイラルといったほうがわかりやすいかもしれません)まで、約200キロ。この間にはホロンバイル草原が広がります。青々とした大草原の中、ぽつんぽつんと点在する移動式住居・包(パオ)、優雅に草を食べる馬や牛や羊などを見ると、なんだかモンゴルに来ているような錯覚を覚えてしまいました。さらに草原の中の風景区では、塩茹でしただけの羊の肉をナイフで切って独特のタレをつけて食べるというモンゴル料理や、力強さと繊細さを併せ持ったメロディーを奏でる馬頭琴、いまや日本の大横綱である朝青龍や白鵬の原点でもあるモンゴル相撲も楽しむことができます。
広い国土を持つ中国の中でも一風変わった雰囲気を持つこの地域は、一度にロシアやモンゴルの雰囲気を味わいたいという方におススメです。
担当添乗員 斉藤
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