絶景!朝日に照らされる日照金山(中国)
先日「四川省大自然紀行15日間」のツアーから帰国致しました。雨季にも関わらずお天気に恵まれ、今がシーズンの高山植物もたくさん見ることが出来、毎日お客様とわいわいと、賑やかな15日間でした。
このツアーは、四川省のツアーでも日本人が訪れることの少ない貢嗄山(ミニヤコンカ)から始まります。
ミニヤコンカは四川省で一番高い山脈で、その主峰は7556mもあり、「蜀山の王」とも呼ばれています。 周りに海抜5000mを超える雪峰は145個もあり、71本の巨大な氷河も形成しています。一番長いのが海螺溝氷河(1号氷河)で、全長14.7キロ、総面積16平方キロ、最高地海抜6750m、最低地海抜2850m、幅500m~1100m、高さ1080m、中国の今まで発見された氷河の中で一番長くて壮大な氷河です。
この山は、日本人登山家・松田宏也さんが1984年に登山を試み、頂上手前で遭難、19日後に地元の農民に発見され、九死に一生を得るも、凍傷により、両手足の切断を余儀なくされた山でもあります。
ツアーではロープーウェイに乗って四号営地の展望台まで行き、そこから貢嗄山と海螺溝氷河を見学します。万年雪に覆われた貢嗄山の威風堂々たる姿に圧倒され、それに挑んだ登山家たちにも畏敬の念を抱かずにはいられません。 体力のある方は階段を下りて、氷河の上を歩くこともできます。また、氷河舌へのハイキング中には様々な高山植物を見ることが出来、自然を楽しむことができました。
そして、今回のツアーで何よりも素晴らしかったのは、朝日に照らされたミニヤコンカ(日照金山)を見ることができたことです。まだ、太陽が出る前に起床し、空を見た時は雲が出ていましたが、太陽が昇る時間までに雲が全て晴れ、100点満点の日照金山を拝むことができたのです!「早起きは三文の得」とは正にこういうことなのだと実感しました。
秋になると降水量も少なくなるので、これからの時期は日照金山を見る事ができる可能性もぐっと高くなってきます。皆様も是非一度、ミニヤコンカにお出掛け下さい!
担当添乗員 古橋
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