華やぐプロヴァンスより(フランス)
先日、「南仏プロヴァンスとリヴィエラの小村を訪ねて」の12日間のツアーより帰国しました。ヴァカンスが始まるこの季節、人々は待ちかねた太陽を求めて地中海沿岸へと繰り出します。
ビーチは日光浴の人々で溢れ、南へ向かう路には行楽の車が列をなします。
南フランスのプロヴァンスからコートダジュールへ。
車窓を流れる風景のどれもが、絵で見たような美しさ。
青い空に碧い海。美しい海岸線、家並み。
そしてこの時期の南仏を彩るのが多彩な植物たち。
ラヴェンダーの亜種、ラヴァンダンの紫、ひまわりの明るい黄色(まさにゴッホが描いたその色)、夾竹桃の紅、桃、白色。オリーブの淡い緑に葡萄の黄緑、景色を引き締める糸杉の濃緑と。
山腹にしがみつくように広がる村々も、明るい陽光に輝いて見えます。
石畳の町を明るく染めるのは女性達の装いで、7月の始めのアルルでは、時代祭のために、伝統的なプロヴァンスの衣装で身を包んだ女性達で賑わいます。
7月1日の朝、カメラを手に町へ繰り出す私達。
美しいレース編みのショールやセミ等の装飾の細かな銀のブローチ、花のように鮮やかな色のドレスで初夏の町を飾る女性達。
年齢は様々ですが、皆「アルルの女」。美女ぞろい。
彼女達をエスコートする男達の纏うプロヴァンスプリントのシャツやヴェストも彼らならではの着こなし。
老若男女、みな中世からの装いで、私達は明るい太陽の下アルルの町を歩く彼らを拍手で見送りながら、せっせと写真におさめます。
眩しい太陽に体を焼かれながらイタリア側、リヴィエラ側に向かえば、こちらにも燦々と輝く太陽が、フランスのそれよりも青い海を照らします。
入り組んだ入り江に気に入りのビーチを探す休日もいいものと、本格的な夏の到来を待つ地中海の陽気につられて、こちらも明るくのんびりした気持ちになるのですから不思議です。
担当添乗員 山岸
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