2007年7月27日 (金)

奥深きフランスの旅

P6220035 フランスの添乗から帰国致しました。
今回の旅は、パリがスタート地点。バカンスで太陽を求めて南下する車が多い、「太陽の高速道路」を下りつつ、有名なワインの名産地ブルゴーニュ地方、火山地帯の中部オーベルニュ地方、黒い森に小村が点在するケルシ-地方やカタリ派による悲しい歴史が残るトゥールーズを中心としたラングドック地方、そして碧き地中海のプロバンス地方までの各地の聖地を訪れ、ロマネスク教会を巡り、小村を歩いて、総移動距離 2,400 キロにも及ぶ多彩な旅でありました。

移動中の車窓からの景色は、初夏らしい風景が刻々と変わってゆきます。鮮やかな緑の葉がひるがえり、野を越え丘を越えて果てしなく広がる葡萄畑、ロール状に巻かれた麦わらがころがる牧草地。鮮やかな緑の草原に覆われ、澄んだ風が吹き抜ける火山地帯。そして黒い樫の森林や水田地帯を抜けると、南仏特有のカラッとした青空が広がり、白い石灰岩むき出しの荒々しい岩山とのコントラストが目に飛び込んできます。一方のオリーブ畑では地中海の風にひるがえった葉が太陽の反射光で銀色に輝いて見えたり・・・。同じ国の風景とは思えないほど変化に富んだ景色が印象的でした。
これからは季節が秋に移りゆくにつれ、町々は本来の姿に戻り、静寂に包まれてゆきます。
また、同じ時代のロマネスク教会をつぶさに観察してみると、各地には地方色が色濃く残っています。ブルゴーニュ地方の彫刻は発想豊かでおおらかな時代を感じさせるものが多く、一方では戦乱の傷が少なく、保存状態がいいオーベルニュの教会群にはイスラムの影響を残す彩色タイルや縞模様のアーチが見られます。石材が取れない地域のトゥールーズやモワサックなどは全てレンガ造りの教会です。更に古代ローマの属州だった南仏には、凱旋門の彫刻と見間違うかのような立体的な浮き彫りの彫刻を見ることができます。
同じ時代に建てられた、同じ教会でありながら、これほどの違いがあるのは意外な驚きでした。
隣国のイタリアやスペインでは地方色が強いと言われていますが、今回の旅ではこのフランスにも独自の地方色を見出したような気がします。

担当添乗員 上田

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