最果てのアイルランド
ヨーロッパの源流ケルトを訪ねるのもアイルランドならではの楽しみ。ケルト人は神々や妖精と暮らし、自然のすべてに精霊が宿っていると信じていたそう。文字を持たなかった彼らは渦巻きや組み紐紋様でその心を表現し、これがアイルランド各地に残る独特のケルト紋様。ハイクロスと呼ばれる丸い輪のついたアイルランド特有の十字架には、複雑なケルト紋様とともに聖書のエピソードが彫刻されていて、そこから過去の人達の息吹を感じました。
アイルランドでの楽しみは、昼間の観光だけではありません。社交場でもあるパブにはアイルランドの文化が凝縮されているというだけあり、どんな小さな町にも必ずパブはあります。今回は夜のパブツアーを何度も開催し、大変盛り上がりました。
パブといっても内装や雰囲気は様々。アンティーク家具を主に置いて20~30年前の赴きを出したり、薄暗い中で伝統と新しい音楽を組み合わせた演奏が行われていたり、昼間であればお子さん連れでも行けるアットホームな雰囲気のパブなど。小さい都市であれば、たいてい地元の人が集まるので、話をつまみに異文化交流を簡単に出来るのがパブならではの魅力でしょう。
妖精とケルト文化、牧歌的な風景美、伝統音楽にダンス、パブなど、楽しいことは盛り沢山の宝箱の様な国に是非皆様にも足を運んでみませんか。
(峯島)
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