2007年9月25日 (火)

草原と湖の北疆地方(中国・新疆ウイグル自治区)

Uyghur_2 この度、「アルタイ山脈の懐と草原の道 15日間」より帰国致しました。アルタイ山脈?あまり聞きなれない名前かもしれませんが、この山脈はロシア、モンゴル、そして中国にまたがります。このツアーはそのうちの中国(新疆ウイグル自治区北部)を訪れるツアーです。
中国西部に位置し、日本の4.3倍の面積を持つ新疆ウイグル自治区ですが、ここで少し余談。

新疆の「疆」の字の右部を見ると、3つの「一」の字とその間に2つの「田」の字で構成されているのがお分かりいただけるかと思いますが、実はこれが新疆ウイグル自治区の地形を表わしています。まず3つの「一」の字は上からアルタイ、天山、崑崙の各山脈を、それらの山脈の間にある2つの「田」の字はジュンガル、タリムの各盆地を表わしています。
話を戻すと、通常新疆と言えば、タリム盆地内にあるタクラマカン砂漠やその周りに点在し、ウイグル族で溢れかえるトルファン、クチャ、カシュガル、ホータンなどのオアシス都市(いわゆる「南疆地方」)を連想される方が大多数だと思います。しかし今回は日本のツアーではあまり馴染みがないかもしれませんが、天山山脈の北側を走る「天山北路」と、ジュンガル盆地を挟み、アルタイ山脈の南部(これらをまとめて「北疆地方」といいます)を訪れました。

Uyghur2_2 南疆に馴染みのある私達が北疆に一歩足を踏み入れるとおそらくほとんどの方がこう感じるはずです。「天山山脈を挟んだだけで南と北とではこんなに景色が違うものなのか!」と。まずとにかく緑が豊富であること。青々とした大草原を包み込む丘陵地帯。そこには羊、牛、ラクダなどの群れを放牧するカザフ族や彼らの移動式住居・ゲルが点々とするのをご覧頂くことができます。さらにその中腹から頂上にかけて松の木で覆いつくされています。これらの松林のお陰で、近くに小川が湧き出て、カザフ族たちの生活用水となっています。ただし、この一帯で生活するのは短い夏の間だけで、10月中旬になるとゲルを解体してそれらをラクダの背の上に乗せて、冬の生活場所である街中へ移動します。

Serym_2 また、北疆には大きな湖がいくつか点在しますが、その中の2つの湖をここでご紹介致します。まずアルタイ山脈の懐にある「カナス湖」は、現在中国人観光客からは新疆の人気スポットとなっています。船で湖上遊覧するのも楽しいですし、さらに湖から流れ出るカナス河のエメラルドグリーンと周りの黄葉がかった木々とのコントラストは、同じ中国でもはるか南に位置する四川省の九寨溝に来ているのではないかと錯覚してしまいます。もう1つの湖、「セリム湖」の水の色はとにかく真っ青!「藍よりも青い」といったところでしょうか。こちらは湖と湖畔に広がる大草原とのコントラストが見事です。
新疆ウイグル自治区、砂漠とオアシスとの「南疆」もすばらしいですが、草原と湖の「北疆」も趣がありますので、是非一度足を運んでみてください。

(斉藤信)

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